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麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

『仮名手本忠臣蔵』大序~三段目

2013年12月09日 | 制作公演関連
だいぶ寒くなってまいりました。

クリスマス&お歳暮商戦。
それから歳末バーゲンとか……
当たり前ですが「師走感」高まる
今日この頃

珈琲を小さい紙コップで配り、
ゆっくり店内を見ていって下さい
・・・という営業展開をする
業種があります・・・
「輸入食材」と括れば良いのか?
具体的にいえば「カルディ」的な。

そんなタイプの店で、つい
珈琲三種が千円切る「お徳パック」を
買ってしまいました。
通常八百円ほどのブルマンも入っての
「お買い得」に、つい。

そんなことはさておき
『仮名手本忠臣蔵』の粗筋です。

【大序/兜改め】

足利家執権の高師直、
饗応役の桃井若狭之助と
塩冶判官。その妻・顔世御前が
主要人物。場所は鎌倉。
時は室町幕府成った頃。

ここで対立するのは師直と若狭之助。
むしろ判官は収める立場。

顔世に恋慕する師直が言い寄る場でも
助けに入るのは若狭之助で、
腹を立てた師直が罵詈雑言を浴びせ、
思わず刀に手を掛けるも堪えます。

【二段目/松伐り】

前場での怒りが収まらない若狭之助が
師直を討つと、家老の加古川本蔵に
心中を吐露すると、主人の性格を熟知した
本蔵は庭の松を斬り、賛同します。

という本筋の前に、
本蔵の妻・戸無瀬(となせ)と
娘の小浪(こなみ)が、許嫁の
大星力弥と会う副筋があります。
後半の八、九段目に連なる場面。

さて、再び本筋。
主君を安心させた本蔵は、
先程の言動とは裏腹、馬を駆り、
心配する妻と娘を蹴散らし、
屋敷を後にします。

【三段目/館騒動】

いわゆる「松の廊下」。

加古川本蔵が機転を利かせ、
師直に賄賂を贈ったこと、
顔世からの拒絶の手紙も加わり
師直の怒りの矛先が塩冶判官へ。
「鮒侍、鮒侍」と愚弄された
判官が堪えきれず斬りかかる、
ところを本蔵が止めます。

この時、判官付きの若侍・
早野勘平は、腰元のおかると
門外で情事のため不在。
事件を知るも時既に遅く、
切腹しよとするところ、
おかるに説得され留まり、
彼女の実家へと向かいます。

《つづく》
コメント
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