忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

真夜中のベル

2012-11-20 | 共に
 『ちょっと 来てみて 外に出たらええがよ 早よ 出なはいや』 どのような用件なのかを言わないのはいつものことだが、なぜ後回しにするのかはいまだ聞けずにいる。
 『電話の音が聞こえるんだけど?家のじゃないないのはわかるが 誰が電話しよるがやろ? こっち来て 聞いてみなはいや 音がしよろ』
 外には出たけど行くのはやめた。「あそこやったら 虫の鳴き声よ」と言って家に入る。『虫やないやろ さっきからずっと止まらず 音が続いてしよるかぜ』 窓の外から疑問の声がする。
 「さっき 犬と散歩に行った時にもずっと鳴きよっとい」 電話の呼び出し音がそんなに長く鳴るはずもなく、音も低くすぎる。わが家とお隣りさんはどれほど離れているか。
 誰かが携帯電話を落としたとすれば道路から高い位置のあの草むらになぜ入る。考える必要があったのか。名前も知らない一匹の昆虫の鳴き声だけど、「アリとキリギリス」の寓話を思い出す寒くなった夜の会話。

かえれないみちを

2012-11-19 | 平和を
 野田どじょう首相の泥まみれ迷走解散で予定立候補者たちは、事実上の泥沼選挙戦に突入した。また民主党から離党者が出たが、この2人選りに選って行き先が維新の会とは呆れる。
 政権を手に入れマニフェスト破りの連発で国民を裏切る以前の民主党が1番に批判していた国民に見離された自民党・公明党共同体政治。 それと同類の野合政党が石原・橋下コンビのタレント候補の顔だけで議席多数を狙う維新の会だろう。負ければただの人に戻る議員大先生たち、「勝ち馬に乗る」のが政治屋勝負の常道か。
 民主党も解散後に11人の離党者になる。これも一足さきに民主離党組国民の生活が第一は小沢親分無罪判決が決定しても過去の人?
 「小異を捨てて大同につく」と原発ゼロを捨てた橋下維新の会は、一度だけはと会長職まで石原慎太郎(80歳)に譲った。選挙目当てで元々原発ゼロなど本音ではないと思えばただの野合で理解する。
 石原維新に引けを取らない復古で鷹派の安倍自民党と連立政権奪還を狙う公明党など維新と選挙区分けする仲良し組に期待する乱立政党。  ここに来てTPPから農業除外と言っても、選挙公約は守らない民主党を誰が信じる。

ようやくほんわか

2012-11-18 | 共に
 久しぶりにメルに会えた。また嫌われるだろうと覚悟はしていたのに、なぜか今回は逃げるどころかメルの方から近づいてくれる。
 雨と寒さと家族の病気で、疲れもあり気分的にどこかすっきりできずにいた。でもメルがすり寄り甘えてくれ身体に触れ合えて好きを表現できたのが、嬉しい。夜はアコーデオンカーテンを開けてメルがお風呂場に入り付き合ってくれた。

わすれもの

2012-11-17 | 共に
 他県北部で一緒に夕食を済ませたあと車内に忘れ物がないか再確認し、孫姉弟たちに見えなくなるまで手をふって見送られ帰路につく。
 シャッターが閉まった深夜の車庫内でとりあえず車の荷物を少しだけ持ち出す。孫たちとおばあちゃんが座っていた後部座席はその後私の席だった。
 「あれ!? この上着 誰の?」座席背もたれの後ろで見つける。『何で 早よ言わんがよ』 まるで私は上着を隠していた犯人扱いにされる。
 孫たちが車の中に居た間、私は前の助手席に座っていて、あの県北部で食事と孫の荷物を下ろしたあとに、私は後ろに移っただけ。忘れ物があったのが見つけられて良かったと、眠るのではダメなのか。
 『おとうさんが しっかりしとったら こんなことには ならなんだがよ』 翌日も繰り返し聞かされ、お菓子を買いそのほか上着に追加してゆうパックで送るまで続いた。
 でもそのおかげで、おばあちゃんは孫娘と余分に話ができ、私にも子機が渡された。どうやら孫は忘れ物をしたことさえ気づいていなかったようだ。

じどうてんとう

2012-11-16 | 平和を
 わが家は原発を無くすためと生活費の節約もあって1年中節電を心がけている。屋内で数カ所蛍光灯が点灯していれば、すぐ細かい注意をされる。
 国民不在で国会無視、民主党と自民党・公明党の3党合意の別室談合。あげくの果てに野田自暴自棄解散とは、『私は言ったことは守る』でもそれは解散だけ。
 アメリカを真似た二大政党の政権交代の継続どころか、16の政党乱立から早くも野合のきざしが進行する。その多くがアメリカや財界の喜ぶTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)や原発再稼働に消費税増税に憲法改正での軍事力増強まで、明治復古が見え隠れする。
 ここで[石原慎太郎・平沼赳夫共同代表の太陽の党:解党、大阪市長橋下徹が代表兼務の日本維新の会と合流へ 「減税日本」とは破談]のニュースを見る。議員になるなら何でもありか!
 わが家は要所要所に体温センサーを付けLEDライトを点灯させている。外灯も消し太陽電池のセンサー・ライトこれが最近 、誰も居ないのに点灯する。どうも畑を荒らす害獣イノシシのようだ。
 もう1つ国民に犠牲を強いる政治屋の排斥センサー設置をこの頭に追加して、来月の選挙には悪政を見抜き私たちは自分のための一票を政治を良くするために有効活用したい。

カギかけた引き出し

2012-11-15 | 追憶
 『カギはどこ?』孫は勉強机のカギをかけた引き出しを開けようとして置き場を忘れたらしく、母親に教えてもらう。いっぱいに開けたその中になにが入っているのか従姉弟が覗き込む。
 『すごいね これオマケ?』 感心する従姉弟に惜しげなく次々与える。でも私が「おじいちゃんにも 1個でいいからちょうだい」 と言うと『ダメ』 と拒否された。
 1つだけのカギ付き引き出しに入っているのは孫にとっての宝物でほんとに必要とする人を知っていて、おじいちゃんには必要ないとわかっている。

 国会は野田首相[自ら飛び込む泥鰌鍋(どじょうなべ)解散…味付けは誰が]と皮肉る人も。民と自公に橋下維新類似党、どれが政権を取っても大半の国民の暮らしは深刻化を予測させる。
 搾り、溜め込み、横流し国の金庫も引き出しも、財界・官界・米国と政治屋・選挙屋組織らの身内が使用のカギを持つ。『やらん!』と言う孫さえ引き出しの中はすべて公開だ。孫を見習えと、孫バカじいちゃんは叫びたい。

たまったさみしさ?

2012-11-14 | 共に
 前日の夜に風邪のせいか体温が高かった孫も雨天予報で試合は中止だろうと親の許可を得て、孫娘と一緒に泊まれることになり私たちの車で従兄弟の家に行った。
 いつもだとすぐ喧嘩にもなる姉弟だけど静かに到着、少しおとなしくゲームで夜になった。風邪薬を飲んでいる孫が『こんな時刻になんか 寝たことないよ』と言うほど早く寝る。
 深夜に階下よりの『早よ来て見て ○○が変!!?』 孫が何かにおびえ震えていた。驚くほど凄い力!『救急車を呼んで!』 と心配する家族も、少し落ち着いたところでソファーに抱き上げ連れて行こうとすれば自分で歩く?。
 熱は高く怖い夢でも見たのか興奮と不安な表情の孫を安心させるため頭など冷やしながら朝まで付き添う。娘が夜間救急病院への問い合わせをしてくれての指示。
 翌日の孫は何も記憶になく調子はよいほうに向かい、食事量もほぼ回復する。でも外出は止めて、男の子2人はゲームに夢中で時間延長をして『バイバーイ』 。
 送った県北部は手前の町で待ち合わせ夕食に済ませ、しばらく本当にありがとう。孫はみんなに会ったことで、とても嬉しそうに見えたがまだ寂しさの固まりを持っているのだろうか。

さいしょうでがまん

2012-11-13 | 共に
 犬に留守番を任せ一泊の予定で家族は出かけた。私の財布の中には合計1万円も入っていなくて、向こうで1人になり道に迷うとか何もなければいいがと多少弱気だった。
 カードは持参したがいまだ使用したことはない。先月妻に借りていたお金の返済も通帳からだと妻には言ったが、ほんとは今月分の減った小遣い全額に予備のお金も加え支払った。
 アムネスティ会費の送金を後にすることもできたのだけど… まああれはいい。それより予備費で予約本と定期購入本と非原発の本も買っていた。
 長女にもらったお金と500円玉貯金は目的以外に使いたくないので、財布にあったお金が頼り。途中で孫たちを乗せ次女たち家族の家まで行く。留守番役は孫1人にネコ1匹、孫たちはすぐ遊びに夢中。
 両親が帰宅してからみんなで歩いてショッピングモールに行き、孫たちゲーム組みと書店コーナーに私だけと分かれた。
 【1945】は原爆投下前後の広島市内の記録写真集、これまで広島で書店に入れば必ず原爆か戦争の本を買って来た。今回私が持っていない本が1冊だけとは、以前に比べ戦争や原発事故の本が消えている。
 レジに並び本を置き「書店とショッピングモールのカードを忘れたのですが… 」 に店長の『ショッピングモールは1週間以内ですが、本店は今日中となっています』 の答えに返却した。
 ポイントを考えなければ価格は一緒、ゲームコーナーに行けば2枚のカードも有った。でも非売品図書目録本でやせ我慢。それで今回はトイレ休憩のコンビニで97円と帰り道の店で500円玉貯金のために100円の計197円を使っただけで済ませる。国が庶民から吸い上げむさぼるのを止めれば・・・なんて考えるだけ無駄か。

よあけをじっかん

2012-11-11 | 共に
 早朝に出発し県内の間に朝食用の品を買うためコンビニに立ち寄る。まだ店内に他の客はなく、新しい食品が陳列棚に並び始め業者が配達にもやって来る時間。
 あと少しで交代なのか店員の形式的な接客言葉にさえだるさを感じさせた。外に出るため私がドアを押すのと店内に人が入ろうとしたのはぼぼ同時。ほんのわずかに私が先に店外に出てドアノブを持ち開けたままで「すみません(どうぞ…)」 と言う。
 サングラスが目だつ高い身長でがっしりした体形の30過ぎた男性は、それが当然のように黙って横をすり抜けた。
 よくあることなのだけど、車に戻りあの男性が乗って来た乗用車の値段を600万円以上と聞いてしまった。私にとってはすごい大金持ちかも知れないが、持ち物の価値より人間としての価値の低さを思って後味の悪さを残す。

 数時間後に別の県でトイレ休憩を兼ねコンビニに入る。笑顔と明るい声の女性店員のさわやかな挨拶が気分をよくさせる。
 出入り口でこんどは女性と逆の立場になり私の「ありがとうございます」に、通勤途中と見られる女性から頭を下げての挨拶をもらって清々しい朝を実感した。

なぜなぜ

2012-11-10 | 日々
 孫の愛読書をシリーズもの童話2作を1冊で読んだ。もともと私は雑読系なのだと実感する。マンガ風な展開にぴったりの挿し絵がまた良く合う。おもしろく夢中になり読み終えた。
 【大さま なせなぜ戦争】 著者/寺村輝夫 画家/和歌山静子 発行/理論社 フォア文庫 他に同じ大さまシリーズの【大さまダイマの手紙】
 [おしろの動物園でライオンの赤ちゃんがうまれた。「かわいい!」王さまは、ノンと名づけてかわいがりはじめた。と――。かみなりがなって、ノンの口からふしぎなちび人間ノンポがとびだした。なぜ? はたしてノンポは友だちなのかてきなのか、かんがえこむ王さま。]
 子ども心を引きつけるだけでなく大人の私も楽しくなる童話と納得できた。少ない読書の時間を活用と満足できる本に出会いうれしくなった。