新版 【 戦争体験の真実 】 ◎イラストで描いた太平洋戦争一兵士の記録◎ 絵で見る体験記 滝口岩夫[画・文] 発行/第三書館 初版 1999年8月 発行 を読了した。
[戦場の最前線で描き続けた執念の作品を初めて発表。米軍捕虜との友情、戦闘で倒れる戦友、見捨てられた棄兵、自決、飢餓と人肉食など人間の生と死の極限。一兵士の目で戦争のすべて、その真実を描ききった感動的体験記。]
各ページに本物で真実を感じ分かりやすい戦争を見る。私が子供のころから元召集兵たちに聞いた話と同じ戦争があった。軍隊体験と海外侵略は、最前戦での生と死の狭間を鬼畜と化した日本国家が国民を虐げた。
[私は最前線から帰ると生々しい体験を記録として描き残し、いつかくる死を待っていた。隊長は記録画を描く私に怒った。私はわざと死地へ、生きて帰れないような前線へ何度も行かされたがその理由の一つになっていたようだ。
終戦。戦争は終わった。私は命より大切なスケッチ画は、私が前線より帰る前に隊長に焼き捨てられた。しかし私の頭の中には一度描いた記録画ははっきり残っている。戦争とは人間を悪魔にかえる。私はその悲惨さを戦争を知らない人々に生きている限り訴え続ける。]
[私の人生の中では、戦闘体験は忘れようとしても忘れることができません。いまでも世界のどこかでは戦争が続いています。戦争では悲しくも一度にたくさんの人たちが犠牲になります。自分の意思とは関係なく、戦場に駆り出された若者たちの姿を、現在の若い人たちにも、ぜひ知ってほしいと思うのです。(あとがきより)] 原子力ムラと同様に戦争ムラにも政治屋の群がる危ない明日を見る。
[戦場の最前線で描き続けた執念の作品を初めて発表。米軍捕虜との友情、戦闘で倒れる戦友、見捨てられた棄兵、自決、飢餓と人肉食など人間の生と死の極限。一兵士の目で戦争のすべて、その真実を描ききった感動的体験記。]
各ページに本物で真実を感じ分かりやすい戦争を見る。私が子供のころから元召集兵たちに聞いた話と同じ戦争があった。軍隊体験と海外侵略は、最前戦での生と死の狭間を鬼畜と化した日本国家が国民を虐げた。
[私は最前線から帰ると生々しい体験を記録として描き残し、いつかくる死を待っていた。隊長は記録画を描く私に怒った。私はわざと死地へ、生きて帰れないような前線へ何度も行かされたがその理由の一つになっていたようだ。
終戦。戦争は終わった。私は命より大切なスケッチ画は、私が前線より帰る前に隊長に焼き捨てられた。しかし私の頭の中には一度描いた記録画ははっきり残っている。戦争とは人間を悪魔にかえる。私はその悲惨さを戦争を知らない人々に生きている限り訴え続ける。]
[私の人生の中では、戦闘体験は忘れようとしても忘れることができません。いまでも世界のどこかでは戦争が続いています。戦争では悲しくも一度にたくさんの人たちが犠牲になります。自分の意思とは関係なく、戦場に駆り出された若者たちの姿を、現在の若い人たちにも、ぜひ知ってほしいと思うのです。(あとがきより)] 原子力ムラと同様に戦争ムラにも政治屋の群がる危ない明日を見る。