【 授業で選挙権 先生は中立で 】 マイペース 松山市 ( 女子・17 )
[ 皆さん、この夏から「18歳選挙権」が適用されるのをご存知ですか。私は誕生日が冬のため、夏の選挙への参政権はありませんが、18歳になり次第、選挙権が与えられることになります。
学校など教育機関にも動きが出ています。私の高校では政治経済の時間に選挙について考えました。親が投票している姿を見てきましたが、具体的な投票の仕方や問題について話しました。その話し合いで、先生の言い方に疑問を感じる部分がありました。原則として教員が政治や宗教について話す場合、中立的立場でなければいけません。しかし、先生の話は受け止め方によっては個人の政治的発言になってしまうと感じました。
私たち若者が政治について学び、よく知っていくことは大事なことです。これからの日本の未来を担っていく上で欠かせないことでしょう。しかし、教える側も政治については教え方が難しいのではないかと感じました。
選挙権を与えられた皆さん、選挙へ必ず行きましょう。]
【 ヤン落デスクから 】
◆夏の参院選から選挙権年齢が18歳以上に引き下げられることになりました。高校生の中にも投票に行く人はいますよね。
◆マイペースさんは授業で選挙について考えたそうです。確かに、教える側は中立的立場であることを意識しなければなりません。生徒も政治のことを[知らない]で済ませるのではなく、これからは意識して学んでいく必要がありそうです。ともに住みよい日本をつくるためにも、選挙に参加してください。 (Y)
《 ヤング落書き帳 》 地方紙「投稿欄」より
( 忘却への扉 ) 18歳になってから選挙権が得られたと、政治や社会問題について考え始めるのでは遅すぎます。マイペースさんのように早めに疑問を持地考えることも大切です。
選挙権を自分のものとして政治についてよく学び、よく知っていく積み重ねの中でおのずと貴重な1票を投じる方向も見つけられると思います。
天皇、摂政、「国務大臣」、「国会議員」、裁判官、その他公務員は、憲法を尊重し守る義務を負っている日本国憲法。皆さんも憲法はよく学んでいることでしょうが、憲法の三原則といわれる国民主権、基本的人権、平和主義、を基に政治を判断することもできるのではないでしょうか。
自分の意志で選挙権を行使することが大切。私個人の考えですが、学校内は知りませんが現在、国内における報道などに対しての中立とか中立的立場、という使われ方は変だと感じています。
国民主権の日本で国民の声と国会での議論を無視して、国家権力を持つ政権上位で、「中立的報道」をと報道機関(テレビ局や新聞社など)圧力をかけること自体が、報道の自由を奪い、国民の知る権利を奪うことです。