【 「寄付は売名」批判に違和感 】 松山市 男性( 61・無職 )
◇熊本地震の被災者に寄付や支援をする芸能人などに対して、売名行為との声も上がっているようだ。売名だろうが何だろうが、困ってる人に対して行動を起こすのは立派な行為である。
◇ほとんどの人が何もできないで見守っているのは現実であり、そんな中で現地へ出向いて支援をするのは大変勇気のいる行為であり、批判する人の気持ちが分からない。ちゅうちょすることなく、堂々と支援を続けてほしいものだ。それはともかく、最近の大きな地震が異なる地域で起きている点が気になる。阪神大震災や新潟中越地震、東日本大震災、そして今回の熊本地震と、それぞれ場所が違うということは、いつどこで起きるかもわからず、「明日はわが身」ということだ。
◇人ごとと思って傍観者気分でいたら、いつ自分の住んでいる地域で起きないとも限らない。そう思えば、寝る位置や家具の配置などを考え、その時に備えて少しでも身を守るようにしたい。]
《 こだま 読者の広場 》 地方紙「投稿欄」より
( 忘却への扉 ) 熊本地震の被災者に寄付や支援をする芸能人に対して、「売名行為だ」との批判する人々がいることを取り上げた番組で、支援活動をしている当事者の言葉が心を打つ。
「売名行為と言われるのは平気だが、それなら売名行為だと批判する人は、被災者のために役立つ何かを自分でやっているのか。誰でも何かはできるはず。自分は何もしないでいて、ただ人を批判するだけとは無責任すぎる」という内容。このような人たちは今回だけ、に限らず、いろいろな場所で方法で人々の心に届く支援を続けているのだろうと思う。
神社や寺のカネ集めのための寄付は嫌いだが、集める役に選ばれた人の立場を考え私も協力はする。だが、どうせ寄付するのなら有意義な寄付をしたい。
被災地までは出向けないけど、そのほか私にできる小さなことでも役立てばと、支援、寄付、カンパ、協力、ボランティア、呼び名は違うが続けている。
「明日はわが身」の発想が、今の政治屋たちや大企業に大金持ちには欠けていると思う。私たちには理解できない国民から集めた税金の横流しである政党助成金名目の山分けと、企業献金と名を変えた実質賄賂だけでも、どれだけ高額な金額が動いているか。
そんなに無駄なカネがあるのなら「売名行為」でいい、企業も賄賂を止め、寄付や支援に存分に使ってこそ意義がある。批判されている芸能人などを見習ってほしいものだ。