【 地 軸 】 2016/5/24 地方紙1面下段コラムより
[ ペットボトルのキャップを回収しリサイクルする「エコキャップ運動」。途上国の子どもたちのワクチン費用に充てるとしていたNPO法人が、別の用途に使っていたことが1年前に発覚した。
▲運動は今も継続中で、ブータンなどへの医療支援をしているが、ワクチンは看板から下ろした形。そのせいかどうかは不明だが、県内の協力業者によるキャップの回収量が少し減っている。せっかくの善意。使途を明示し、きちんと贈ってもらわないと報われまい。
▲熊本地震の被災地にも多額の寄付が集まっている。目立つのは「ふるさと納税」の活用。熊本県は地震発生後1か月間の受付額が前年度の24倍を超える約22億8800万円に達したと発表した。寄付が直接届く安心感からだろう。新たな被災地支援の手法なりつつある。
本来「寄付を通じてふるさとを応援する」趣旨だったふるさと納税は、高価な返礼金ばかりに注目が集まり、自治体間の過剰な競争を生んだ。昨年の4月からは上限額が2倍に引き上げられたため、今や富裕層が節税策として活用しているという。
熊本県にも返礼品がある。1万円以上の寄付をした人にデコポンや馬刺しなどの特産品送っていたが、震災後は発送の手間をおもんばかって、多くの人が辞退している。
返礼品には地場産業発展の狙いもある。被災地の生産者が一日も早く立ち直り、自慢の品を送り出せる日が来ることを願う。]
( 忘却への扉 ) エコキャップ運動事件?と言っても別利用を報告していなかったのは問題だけど、詐欺呼ばわりは大げさだと思う。だが、その後キャップ回収が下火になったと感じてはいる。
わが家もペットボトルはアルミ缶などとと小・中学校の廃品回収に出し、ペットボトルのキャップは別にしてはいるのだが、近辺でどこへ持参すればいいのかわからず困っている。
震災地への寄付や市民活動の支援金など、税金控除対象となるとか、ふるさと納税で特産品などを手に入るのは知っているが、私自身は多少でも手助けになればよいのであって、事務費や郵送料の余分な経費は意に染まないので辞退している。