忘却への扉

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私達は間違いなく憲法に守られ暮らしてきた

2016-05-03 | 平和を

 【 民衆の心の叫び受け止めて 】 鬼北町 女性( 67・主婦 )

 ◇日本国憲法が施行されて3日で69年になる。普段、私たちは憲法を意識することはあまりないが、間違いなく憲法に守られながら暮らしている。
 ◇だが、国会の両院で多数を占める政権与党は昨年9月、民主主義を根底から揺るがす安全保障関連法を強行可決させた。まるで東京電力福島第1原発の事故などなかったように。多くの国民や憲法学者が違憲だと考えているにもかかわらず、解釈改憲による集団的自衛権行使の容認を閣議決定したのだ。これまで政治は政治家に任せればいいという空気がこの国にはあったが、多くの女性や若者たちが立ち上がり、路上で声を上げた。政治を預かる議員にはこの民衆の心の叫びをしっかり受け止めてほしい。
 ◇このところ、世界のあちこちで見られる不穏な動きに、私たちはどう向き合えばいいのだろうか。この小さな地球上で国同士の争いは無意味だということを自覚すべきだ。]
                       《 こだま 読者の広場 》 『 憲法記念日に思う 』 地方紙「投稿欄」より

 ( 忘却への扉 ) 床の間には初期の実在しない人物をを含め歴代天皇の名前が書かれた掛け軸が掛かり、鴨居には明治天皇・皇后の写真が飾られていた。父が写真を現像するため暗室として使っていた押し入れの引き戸には、戦争場面の画集や写真集のページが何枚も張り付けられていた。
 だが、私に家族や親せきその他の人からも戦争(戦場)を美化して話す人はいなかった。20歳前後青春時代で侵略戦争と命からがら逃避行を体験した人たちも多かった。
 A級戦犯だった岸信介元首相を祖父に持つ、安倍首相に現憲法の大切な理由を戦場での生死を掛ける立場で感じろといっても無理だろう。
 首相をはじめ政権を支える自民公明と追随する偽野党にとって、戦争は他人事であり、かねづるの一つに過ぎないようだ。国民に犠牲を強いてまで利権欲にしみついててしまった政治屋たちに「民衆の心の叫び」を理解させるのは無理。