忘却への扉

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政府の黒塗り政策

2016-05-24 | 平和を

 【 TPP 分からぬ政策が問題 】 久万高原町 男性( 83・農業 )

 ◇農業は時を待たない。その時季に作付をしなければ、その年の収穫は大きく左右される。熊本地方の地震はやむことなく、日本中を震え上がらせている。今なお仮設住宅などにお住まいの方、力を落とさず頑張ってほしい。私たちはそれぞれの場所でできる限りの支援と協力をさせていただきたい。
 ◇他方、大いに心配しているのは環太平洋連携協定(TPP)の取り扱いだ。協定に大筋合意して半年余りたっているが、国会審議も中断している。コメや牛・豚肉など農業重要5項目をはじめ決定内容について早く国民、農家に知らせ、その覚悟と対応を求めるべきではないか。私たちが知りたいのは交渉過程よりも現状と今後の方策だ。黒塗りの文書よりも黒塗りの政策が問題なのだ。
 ◇早く政、官、民が一体となってその分担と役割を明確にし、国民、農家が覚悟と安心を持って生産にまい進できる環境を作ってもらいたい。]
                                    《 こだま 読者の広場 》 地方紙「投稿欄」より

 ( 忘却への扉 ) TPPを日本語に訳すと環太平洋戦略的連携協定となることを、今回検索していて再確認した。以前はこの私のブログでも使っていたが、新聞報道などを見ていていつの間にか戦略的の文字を消していた。これって省略?正式にはどちらが正しいのか。太平洋パートナーシップはただ見かけを美化するための曖昧語だとよくわかる。
 「サルでもわかる TPP 」のホームページから大筋合意(2015年11月~)を読んで、政府が今夏の参院選(衆院選との同日選挙の可能性あり)での議席増維持か追加のため、合意内容を黒塗りで押し通すのは国民に犠牲を強いる内容であるから。
 「サルでもわかる」でも、TPPは農業に打撃を与えるだけでなく、そのほか国民生活全体に危険を及ぼす協定だと明らかにしている。TPPは米国主導の大企業のための協定であって、協定を結んだ国々の政府が持つ各国家規則条項よりも、大企業の権限最優先する乱暴協定。
 国民どころか協定を結んだ政府自体が発言権なしで縛られかねない危険性がある。その1=食の安全 その2=医療 その3=農業 その4=国家安全保障 
 現在安倍政権が行っている国民いじめの政治と暴走にプラスして、TPPが国民の暮らしを襲えば壊滅的打撃を受けると思えば恐ろしくなる。