忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

あの雲とおんなじ

2005-02-09 | 日々
 宮尾岳のコミックス、並木通りアオバ自転車店のお話。母のいる療養所まで、四十キロの距離を10歳のアオバは父と母の自転車に乗って会いに行く。
 父母の出会いの切っ掛けとなった自転車だ。『あの白い雲と・・おんなじ色だから・・・』母は白い自転車を選んだ。〈風に乗って飛んで行く自由な雲〉空への憧れ。
 アオバが乗ってきた自転車は塗り変えられている。「きれいな水色・・・アオバが決めたの?」「うん!あの空とおんなじだよ!」
 車椅子の母と寄り添う父、アオバを見つめ微笑む二人。

 このシリーズの初期の作品が特に好きだ。たかが漫画どころか、教えられることも多い。コミックも子供たちから借りても読むし、未だ自分で買い集めている。積読で終らないのはコミックだけだ。