忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

貧しいことば

2005-02-18 | 共に
 私が悪かったのではある。自車の起因による渋滞を避けようとして、結果しばらく同僚を置いてきぼりにしてしまったのだ。
 携帯で、お詫びとすぐ行くから待っていてと伝える。返った返事の中に『馬鹿か』を二度きいた。彼が仕事に復帰して数日目、長く休んでいたことを心配していて損をした気分がちょっぴり。そんな自分と馬鹿と言った彼を淋しいと思った。
 馬鹿という言葉には、他人事であっても特に反応する。個人に対して使うことばではないと思っている。聞きたくない言葉だ。
 私も使うことはあるから人のことなど言えないか。でも相手はかなり少数だ。お互いバカと言い合える気持ちの分かる者同士でなければ、冗談でも使えない。

 言葉や文字自体が差別をするのではない。それを使う人の気持ちが差別に変える。使い方で心に深い傷まで残す。そんな反省を私も持っている。また思い出した。