忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

げんきに

2005-02-08 | 日々
 通りかかった元同じ職場の上司と久しぶりの立ち話ができた。足が弱ってきたので、努めて歩いていると言う。なぜか長官と呼ばれていた彼も八十近いのか。
 昔の仕事仲間の話になる。その一人には、つい数時間前に病院で会ったばかりだった。彼の片腕として共に汗を流した仕事と笑いの男も、半身不随でベットの上。涙ぐんでいたと伝える。
 好きなことをゆっくりさせたかったと思いは同じだ。良くなって欲しい、笑いの男に涙は似合わない。わしは国内旅行もかなり行ったが・・・とすまなそう。長官は中国やシベリア生活も何年もしている。仕事の合間にそんな話しをみんなで聞いた。懐かしいあの頃。

 老いを感じているようだ。できることなら『元気に死にたい』と願望を洩らす。聞いてエッと思ったが、彼らしい言葉に納得する。過去あの時点で彼に出会えてよかった。今でもふと会いたくなる人である。