Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

ワイン三昧in盛岡 ① カフェから始まりディープな夜まで・・・・。

2012-10-15 09:59:31 | Restaurant/Bar/Cafe
この週は日曜日と月曜日、盛岡に行ってまいりました。

日本ソムリエ協会主催の「ワインエキスパートコンクール」を観戦するために。

3年に一度開催されるこのコンクール、
私のワイン師匠が2004年のこれで優勝しております。

そんなつながりで、
私も実はこれに出てみようかなって思っていたのですが、
震災やら何やらで勉強してないんで、
春の地区予選にも出ませんでした。

でも、
いつもブラインドテイスティングのワイン会でご一緒の方が北海道代表になっているし、
まあいつか出てみたなと思うので、後学のための観戦です。

また、いつも盛岡ワイン事情を知りたいと思いつつも
なかなか機会が持てなかったので、
せっかくだから盛岡のワイン処を開拓しちゃおうかとの趣旨もあり、です



日曜日の午後2時ごろに盛岡到着。
夜までどうしよーかなーと考えて、
せっかく時間あるから、
前から気になっていた、ちょっと郊外のカフェまで行ってみよう!ってことで、

こちら。


和カフェ茶囲家psyche(さいけ)



昭和な感じの店内。



名物(?)のゴージャス日替わりシフォンケーキと
氷温熟成マンデリンコーヒーをいただきました。


ここで、2日間でどんなふうにワインの店をまわるか戦略をたてて、
夜の部に突入



1軒目はこちら。





muramatsuri(むらまつり)。

盛岡はイタリアンの店がすごく多い。
フレンチは大きなホテル内のお店くらいで、
町のフレンチやビストロ的なのってあんまり見当たらないのですが、
こちらのお店はちょっとよさげなので行ってみることにしました。


ワインは自然派がメイン。

えー?

すごいな。
盛岡で自然派ワインのビストロって、
チャレンジャーの部類なんじゃないのかな(笑)

お料理はだいたい2名で分けてちょうど良い量だとのこと。
この日は3軒ぐらい行く予定だったのでちょっと控えめにってことで

パテ・ド・カンパーニュ。


お店風のサラダ・ニソワーズ


サラダから出てくるかと思って白のグラスワイン飲んで待ってたら、
肉から出てきたのであわてて赤も頼んで、
2つ並べて飲みました

グラスワインは赤白2種類ぐらいずつあったかな。

仏・ラングドックのテラス・ド・ギレム、ソーヴィニヨンブラン(白)と
仏・ボージョレ・ヴィラージュ  キュヴェ・ヴァレリー(赤)、
伊・ピエモンテのドルチェト・ダルバ(赤)をいただきました。

ワインもお料理もおいしかったです。
メインのお肉を食べられなくて残念。
今度是非!

お店の方にお勧めのワインバーを聞いたらBellevilleというお店を教えてくれました。

が、そこに行く前に、
個人的にとっても気になっていたお店へ。




izquierda(イスキエルダ)。
スペイン語で「左」っていう意味です。

食べログなどで検索していて、この店名見て半ば笑ってしまいました
左って、しかもスペイン語・・・
そんなお店をやっている人にぜひ会ってみたい・・・。

お店はカウンターのみですがなんとなくスタイリッシュです。

白のグラスワインは何ありますかー?
って3本出てきたうち、
私が好きなヴェルデホっていうブドウを使ったスペインのワインとオーストラリアのワインがあったので、
それ2つ並べて飲み比べますってお願いしたら、
「ヴェルデホ知ってるだけでも珍しいのに飲み比べるって変わった人ですね」
的なことをやんわり関西弁で言われ


スペイン・ルエダのヴェルデホ。


オーストラリア、ニューサウスウェールズのヴェルデホ。


どちらもきれいなワイン。
スペインはたっぷりしていて美味い。
オーストラリアはやや酸味が強くて苦みも。
どちらもおいしいですねー。


おつまみ。

洋梨・生ハム、大好きなケイパーベリー。



梨を洋酒に付けたもの。
甘くておいしい。

この梨に合う飲み物下さい。


イタリア・フリウリのパッシート、甘口ワイン。
うーん、おいしい。


もう一杯。

スペイン・エクストレマドゥーラ州のワイン。
D.O. はRibera del Guadianaかな。
もうスペインの細かいDOとか覚えるの追いつかない・・・。
CSとシラーだそうで。
少し焼けた感じ。

チーズもスペイン産とこだわりアリです。



お店のマスターは、盛岡出身で大阪で25年くらい働いて震災を機に戻ってきたのですって。
店名の由来とか聞いたり、
変わったワインの話聞いたり、
まあフツウの盛岡人とは違った、
関西仕込みのテンポあるトークも楽しいひとときでした。

私が盛岡ワイン事情を知りたいというと、
「じゃあ今日はもう店ヒマだから閉めていろいろ連れて行ってあげますわー」
的なノリで深夜までお付き合いいただく流れとなりました(爆)

やっぱり変人は変人を呼ぶのかなあ・・・・


ということで、
「左」マスターに連れられて行きました1軒目は、
さっきmuramatsuriでも紹介されたBellvilleさん。
写真撮る暇もないくらいな勢いで1杯白ワイン飲んで終了となりなりましたが
自然派ワインの提供・販売もされているということで、
お客さんも盛岡人としてはフレンドリーで
滞在20分くらいでしたが、ワインを愛する者に共通する波長を感じました。


そして2件目。
1102(ミルサンドゥ)。
盛岡のワイン仙人みたいな人の店(笑)
仙台・国分町の馴染みのワインバーのマスターが以前、
「盛岡でワインなら菊池さんなんだけど、いまどこにいるのか不明なんだよねー」
と言っていたんですが、
見つけちゃいました!

まずブルゴーニュ。

ジョルジュ・ミュニュレのニュイサンジョルジュ、1級レ・シェニョ。

あーこういうの飲める店、盛岡にもあるんだー。

そしておつまみ。


みずという山菜の実。


自根きゅうりのなんとか・・・


イカの塩辛・・・・・

と、日本酒のつまみたいなのばかり。
でもワインに合う!
ビックリするくらい!
塩辛とワインって・・・。
わー。

飲み物もう一つ。

ペドロ・ヒメネス。
甘くておいしー。



さて、次行きましょか!
と中津川沿いを歩きまして着きましたのは


SCOTCH HOUSE

すごいです、ここ。
スコッチウイスキーばかり。
超マニアックバー。
なんでこんなの盛岡にあるの?(笑)


2ついただきました。
いずれも古酒なのでストレートでちびちびと。
うまーい。



そしてもう1軒。
昼間は古本屋、夜は焼き鳥屋という怪しい(笑)お店に連れて行ってもらいました。

そして3時だったか4時くらいまでグダグダと。
眠くなるまで。


あーすごいことになっちゃいましたね。
でもとても楽しかったです。


いろんなところ連れて行ってくださった左のマスターに感謝!
それぞれのお店、かなり駆け足でしたが、
またゆっくり訪れたいなと思います。


で、
1日目終了です。


つづく。




ひとやすみ

2012-10-13 14:40:10 | Life
突然ですが、

実は10月12日を最後にお昼の本業を一時中断しております。

9月23日にエライ人に呼び出されまして。

まあ一方的に。

詳細は控えますが。


わたし的には、あそこに勤めることになった経緯から、
「きたきた。はいはい。」って感じだったのですが、
周りがショックを受けて、泣いてくれたりして、
また、患者さんも泣いてくれたり、引き止めてくれたりで、
ありがたい限りでした。


一般職員への退職のアナウンスとか一切なしで、
何事もなかったように消えてほしいみたいだったのですが、
最後の日に各部署に南部せんべい配りました。
復興支援です(笑)

あと、
最後の日、仲良しさんだけで極秘で送別会してくれました。
とはいえ、30人近く(笑)


職場はウチから遠い(JR45分通勤)ので、
いつも飲み会は最終列車の時間まででしたが、
今回は主役が中座するわけにも行かず、
その日はホテル泊で4時くらいまで飲んだり喋ったりしたかな。



贈り物も沢山いただき、
寄せ書きなんかもいただいて、
みなさんのメッセージ読んで、
まあイカれた法人だったけど、
とてもよい仲間に恵まれ、よい仕事が出来て、
それが分かる人がたくさんいたってことで、
まああそこで働いたのもよかったんじゃないのかなって。


これから2ヶ月ぐらいかけて、次のこと考えます。


私自身が思っているより、周りが心配してくれて、感謝です。


前の職場の後輩なんかからも連絡いただいたりして。


恐れ入ります


ぼちぼちと
変わらぬ私でやっていく所存でございます

秋の松島・南三陸の旅 ⑪ そして盛岡でお疲れさん会

2012-10-08 23:38:17 | Restaurant/Bar/Cafe
宮城県の旅を終えて、
夜行列車までのひとときを盛岡の古き良き商店街、桜山にて。

何度か伺っているかもし処陽ーSUNーへ。


もちろん日本酒で!
よき秋のこの日は「冷やおろし」をメインにいただきました。


岩手のお酒、酉与右衛門(よえもん)の冷やおろし「秋桜コスモス」。
お通しと共に。

このあと宮城県栗原の日輪田(ひわた)の冷やおろしもいただきました。


さておつまみは、


葛巻の秘伝の枝豆、宮古産白子ポン酢。
うまいなあー。



ポテトサラダ。
タレかけて食べるの、旨し。


もう一杯。

島根県の旭日、もちろん冷やおろしで。
ラベルがかわいいですね。


この日は連休最終日なのにやたらとお店が混んできたので、
早めに退散して、まさかの2次会!


前から行ってみたいと思っていた「鴨富亭」さんに入ってみました。

写真撮り忘れたのですが、
入り口にも店内にも鹿の頭の骨格がずらり並んでいます。

ご自分が撃った鴨や鹿を出すお店。

以前は北海道にも猟に行っていたとのことですが、
いまは県内中心にしているとのこと。

ちなみに鹿の猟期は11月中旬からだそうで。

シーズンオフは冷凍していた肉を出したりしているとのこと。

今回は芋焼酎水割りと鴨のユッケを頂きました。


短い時間でしたがお客さんやマスターと楽しくお話しさせていただきました。

是非またゆっくり行きたいお店です。


ということで、あれこれ満載の旅はまたまたほろ酔いで終了

いつものように盛岡から夜行列車に乗り、爆睡で北へ戻りました。



おわり。

秋の松島・南三陸の旅 ⑩ ちょこっと気仙沼

2012-10-08 23:35:49 | Travel
バスで気仙沼駅について、
てくてくと復興屋台村や商店街がある南町方面へと散策です。


前に来たとき、
ここに崩れて屋根の先が地面についている家があったのですが、
やっと解体撤去されましたね・・・。



近くには、憩いの場みたいな・・・・。
流れて転がっていたもので造ったのかな・・・。


復興屋台村・気仙沼横丁に到着。

2か月半ぶり3日目。

何か食べるかな・・・と思ったのですが、
南三陸で秋旨丼食べて間もなかったのでそんなにお腹すいてなかったし、
時刻は午後2時を微妙に回っており、
どの店もちょうどランチタイムを終えたばかりで「準備中」と・・・


1軒開いてました。



かに物語というお店。


南大西洋で獲れるまるずわいがにを使った料理を提供しています。

カネダイという水産会社が出店しています。
震災前は加工や業務用の販売をしていたのですが、
津波で市内にあった工場や倉庫を失い本社も全壊。
震災を機に一般消費者への販売も始めました。


まずはワイン。

南米のワインみたいです。
おいしい。

まるずわいがにのビスク。

すごい濃厚でおいしい!


クラブケーキ。

これもかにがびっしり詰まっておいしかった!

ワインも2杯飲んじゃいました

思いのほかエンジョイして屋台村をあとにしました。



気仙沼港の観光桟橋付近を歩いてみる。











以前はここから気仙沼大島への観光船などが発着していました。



おや、ここにも仮設の商業施設が。




まだこれから解体、建設と進んでいく・・・。

先は長いですね・・・・。



さて、短い滞在でしたが、気仙沼散策終了。
駅に戻って岩手県一ノ関行きの普通列車に乗り、宮城県をあとにしました。

今回は、
松島でマラソン、公共交通機関での移動体験、1年ぶりの南三陸、気仙沼散策と、
またまた内容盛りだくさんの旅でした。

次はいつになるかな、来年カナ、宮城。
また来まーす!


JRにて一ノ関→盛岡と移動して、旅の締めくくりです。


つづく。

秋の松島・南三陸の旅 ⑨ 南三陸から気仙沼へ

2012-10-08 23:35:01 | Travel
志津川からバスに乗って気仙沼に向かいます。

バスは、気仙沼線の路線に沿って運行されます。


南三陸町・清水浜駅近くのJR高架。

寸断されています。


南三陸町・歌津。









陸前港のバス停。



気仙沼市に入って、陸前小泉駅近く。



本吉駅。



大谷海岸付近~陸前階上の光景。







陸前階上のバス停


ここから1区間だけ、すでにBRT化されていました。

JR東日本は今年5月から、
気仙沼線をBRT(バス高速輸送システム)で仮復旧するための工事を開始しました。

BRTによる仮復旧の対象となる区間は、
今回私がバスで旅した気仙沼-柳津間の55.3km。

これまでこのブログでもご紹介してきたとおり、
津波の被害で鉄道が運休しているところの復旧には
線路ばかりではなく高架や鉄橋の新設などが必要で、
それには莫大な費用と長い時間がかかるので、
このBRT仮復旧案が出ました。

JR気仙沼線の復旧をめぐっては、
宮城県の登米市と南三陸町がBRTでの仮復旧に賛成する一方、
鉄道での本格復旧の確約を求める気仙沼市が合意を拒んできた経緯があります。

同市はJR東日本と協議を進めるなかで、
本格復旧をバスではなく鉄道とする意思が確認できたとして、
BRTでの仮復旧に合意し、工事開始となったのです。

とはいえ、
復旧費用についてはJR東日本が単独で捻出するのが難しく、
同市は国に対して支援を要望する方針です。


計画では、約6割が専用道、約4割が一般道を走行することになるようです。
BRTの専用道は、鉄道軌道を撤去して舗装整備していきます。

そしてこの日、2012年10月8日現在、専用道が完成運用されているのは、
陸前階上ー最知の1区間のみです。


専用道を示す標識。



そして最知に到着。


一般道と違って道路も狭いし歩道もないので、
バスと建物が近い気がして、
この区間だけうっすら電車気分を味わえました。

これからこのあたりに来るたびに専用道区間が延びていくんだなと思うと、
楽しみです。

もちろん鉄道の復旧も楽しみに待ってます。


もうそろそろ気仙沼市街だというのに
まだまだ漁船の山があったりする地域を抜けて・・・・



気仙沼駅到着です。



いままで見ていなかった地域を車窓からでも見ることができたし、
始動して間もないBRTも体験できたし、
よいバス旅となりました。


気仙沼から内陸に戻る列車の時間まで、少しだけ気仙沼散策です。


つづく。

秋の松島・南三陸の旅 ⑧ 志津川市街散策

2012-10-08 23:34:05 | Travel
さて、民宿を出まして、
海沿いの道をてくてく歩いて志津川の市街地方面へ。



海沿いにはすでに稼働している漁業関連の会社や施設も。





こういう会社が稼働していることは地元経済にとって励みになりますね。


卸売市場




あちこち工事中で、
こっち行けるのかなーとか、いちいち立ち止まって地図で確認していると、
車で通りかかったおじさんが
「どこいくの。あっちは通れないから、この道行ってあそこで左行って。」
とか、親切に教えてくださいました。

途中、ポツンと営業している商店発見!

缶コーヒー買いました


あとはしばらくぐるぐると市街地を歩きます。

































この車置場も1年前と同じ。だいぶ少なくなってますが。


この町を走る美ジョガー。かっこいい!






そしてきりこのメッセージボード。

ヤマウチさん


蕎麦の京極さん


佐長商店さん


コンケイさん


佐利商店さん


わたやさん


佐竹理容所さん


アベロクさん


マルセンさん


しお彩さん


菓房山清さん


佐良スタジオさん


松月旅館さん


照井家(元静江館)


もっともっとたくさんありましたが、全部まわりきれなかった。

何にもない中に、
町の伝統的なものを使ってこういうメッセージを残せるって
すごいなあ、南三陸。



まだまだ歩きます。



骨組みだけで営業しているガソリンスタンド


志津川病院跡





そして、防災庁舎。

観光バスのコースになってます。


お線香あげて手を合わせました。





町全体を見渡したくて、高台にある志津川中学校へ。


そこから眺める志津川の町・・・・






合同庁舎。



これは壊されるのかな、再建されるのかな・・・・。





さて、たーくさん歩きましたからちょっと疲れた。
こちらでひと休み。

今年1月にオープンしたさんさカフェ。




サイフォンで入れたコーヒーいただきました。



さて、それでは仮設商店街をみてまわろうかなー。




その名も「さんさん商店街」です。






なんかポスターもセンスいいなあ・・・。
デザイナーとかライターとかいい人がいるのかな。
町の人のセンスもいいんだろうな。


そして、各店の上にはきりこの看板が。








なんか、
町全体が伝統的なもので統一されて造られてるって
ステキですね!



商店街の真ん中には屋根つきのフードコート。


これもなんか他の町の商店街では見たことない感じ!


少し早いけどお昼ごはんにしよう。

今回は町中いろんな食堂で出している「秋旨丼」狙いです。

数ある中から、この度は松原食堂さんに入りました。

きりこが飾ってある!


お買い物バスツアーのお客さんとかボランティアの人ですごく混んでいたので、
ビール飲んで待ってました



で、秋旨丼です。

ごちそうさまでした。



さてそろそろバスの時間。

志津川駅跡


ホームに上ってみる。


ホームから志津川の町にお別れ。



何にもなくなった感じは変わらないですが、
統一した町づくりとか、
商店街以外にもいろんなお店がプレハブで営業している感じとか、
なんか、南三陸の元気をたくさん感じました。


今回行けなかったと店とかたくさんあるし、
また来たいなー。

経済活動だけじゃなく、ボランティアでもこれたらいいな。


それじゃあまたね、南三陸。


つづく。

秋の松島・南三陸の旅 ⑦ 志津川・袖浜でお泊り

2012-10-08 23:30:05 | Travel
南三陸でいま宿泊するとしたら、
ホテル観洋か、ちょっと高台にある民宿になってしまいます。

戸倉地区、志津川市区、歌津地区、それぞれ数軒ずつ営業中の民宿がありますが、
翌日歩き回ることを考えたら志津川に泊まったほうがいいなーと。

3連休だったし、わりと急に南三陸行きを決めたので、
ホテル観洋は満室、あとは袖浜にある民宿に何軒か電話して
民宿なかさんにお世話になることにしました。


なんか、ふつうの田舎のお家で老夫婦がやってる素朴な宿です。

まずはお風呂をどうぞ、と。

マラソン走って、さらにここまで歩いてきた汗を流す


そして晩ごはん。



この日は6組8名の宿泊客。
女子は私一人
みんな同じテーブルでいただきます。

恥じらいもなく、ビールまで飲んじゃいました

食事は、自家製の米・野菜、漁で捕れた海の幸を中心に、
すべてが化学調味料を使用しない手作りの品々。

すごい美味しかった。

みなさん枝豆を残してたけど、それがすんごく味が濃厚でおいしかった。



完食!


あとは部屋でゆっくり休みました。



そして朝

朝ごはんの前に南三陸の日の出を見ようとお散歩へ。



あーもう出ちゃってるよ



すごーい!
きれいだなー。

さて、袖浜の海沿いの道を少し歩きます。

壊れたまんま。

でも近々修理するのか資材積んでありました。


こんな海沿いのピクニックテーブルでランチするの、いいですね!



美しい朝日・・・・。





こういうひっそり積まれたのはいつか片付けてもらえるんでしょうか・・・。





荒島。

歩いて渡れそうです。





あー柵はなぎ倒されてますね・・・。





鳥居があったんですね、ここに。

階段上ると荒嶋神社があるようです。


階段も途中がもぎ取られていますが、これも津波の仕業でしょうか・・・。










さて、前夜は真っ暗な中歩いた、少し高台にある道を歩いてみます。

少し高いところから眺める袖浜漁港。



津波はこの道路まで来たんですね。

木が枯れて、木の上に何やら引っかかってるものが・・・。


橋も壊れて・・・・



下にはいまだに漁船が・・・・




荒沢神社。



木が倒れたまんま・・・・



近くの民家も・・・・




うーん・・・
時が止まっていますね・・・・。



さて、袖浜の港に戻ってきました。



この辺りは井戸が多く、こういうしるしがたくさんありました。



漁業関連の施設も壊れたままです。



なんか、袖浜、志津川、南三陸、
応援したくなります!


よいお散歩になりました。



さて、朝ごはん。

おいしくいただきました!

昨夜は誰ともお話しなかったけど、
朝は少し他の客ともお話しました。

広島からお越しの親子はボランティアしに来てくださったと。
お父さんは会社でもボランティア派遣やっているんだけど
それだと1日ぐらいしか現地にいられないのでって
わざわざ有休&自腹で1週間程度。
中学生の息子さんと一緒に。
ありがたいことです。
息子さんは陸上部だそうで、私の腕時計見て私がランナーだと察したらしく、
それでまたお話盛り上がり


チェックアウトの時、
宿の人ともゆっくり話をしました。

おばあさんが「また来んさい」って言ってくれて
じーんときました。


ということで、
お世話になりました、民宿なかさん。



またてくてく歩いて志津川市街地へ戻り、
ゆっくり散策です。


つづく。

秋の松島・南三陸の旅 ⑥ 松島から南三陸へ

2012-10-07 23:29:03 | Travel
松島マラソンを申し込んだときから、
終わったらどこでどう過ごそうかなーって懸案だったのですが、
いまいちばん宮城でどこ行きたいかなーって自分の心に聞いてみたら
南三陸。

松島からだったらちょっと遠いかなあ・・・・
でも今回逃したらしばらく行くチャンスないし・・・
やっぱ頑張って行っちゃおう!


公共交通機関で南三陸に行く方法を検索し、
なんとか暗くなる前に着きそうだったので、いざ大移動!



まずはJR東北本線で小牛田(こごた)まで。


そこから気仙沼線に乗り換えて柳津駅。


ここから先、気仙沼まではバスの代行運行です。



南三陸の復興PRキャラクターが付いたバスに乗って、
この日の目的地、南三陸町志津川まで。

陸前横山を過ぎて、陸前戸倉に近づくにつれ、
津波のあとが見えてきます。


プレハブのコンビニ。







海沿いの道を抜けて、
見覚えのある志津川の町に入りました。


志津川駅前のバス停に着きました。


ここからこの日の宿まで30分くらい歩きます。







前回この町に来たのは昨年の11月なので約1年ぶりですが
この何にもなくなった感じはほとんど変わってなくて、
前はあった志津川病院とか大きな建物が解体された分、
だだっ広くなってしまった感が増した気がします。

相変わらず川の水位が高いし・・・。


それでも志津川がこの1年がんばってたんだなーって分かるしるしが。

仮設商店街ができるまでここで営業してたんですね・・・。

そしてコレ!

きりこボードのメッセージ!

「きりこ」とは・・・・

宮城県塩釜市から三陸地方南部では、
神社が正月の神棚飾りのために縁起のいい模様を切り抜いた半紙「きりこ」を
年末に配布する風習があるそうです。

漁業が盛んな南三陸町では、
大漁や漁の安全を願って「きりこ」を神棚に飾る家も多いとか。

全部流されてしまった志津川の町ですが、
南三陸の海に向かい、愛すべきなき人々、いまだに海にいらっしゃる方々に想いを届けようと、
商店街が、もともと自宅や店があったところに、
その家主たちのメッセージを「きりこ」にして、
海に向けて展示しているのだそうです。

ステキですね!

上のきりこは、ベーカリー雄新堂さんのもの。

芳賀家


佐藤家


日用雑貨の菅良商店


もっともっとたくさん!
でもだんだん暗くなってきた。
ヤバイヤバイ。
明日もっとゆっくり見て歩こう。

急げ急げ。
袖浜にある民宿まで・・・。





お、こんなラーメン屋もある!
いや、ヤバイヤバイ、急げ急げ!

急にすこーんと日が落ちて真っ暗になっちゃいました!

ほんとは民宿で車の送迎もしてくれるみたいですが、
30分ぐらいなら町を見ながら歩いて行きたいなーと思って頼まなかったんです
でもバスのダイヤが調べてたのとずれていたのと、
ちょっときりこに見惚れちゃったので・・・・

あーなんか真っ暗でよくわかんなくなってきた。
被災地を歩く時にはいつも携帯してる懐中電灯を取り出し、
せっせと歩く。
途中で民宿にも電話してすぐ近くだと知って安心し、

着いた!

写真上手く撮れなかったけど、民宿なか。

よかったー。

ということで、袖浜に1泊です。


つづく。

秋の松島・南三陸の旅 ⑤ がんばろう東北!松島マラソン

2012-10-07 23:27:39 | Sports/Fitness
走ってきました、松島マラソン。

昨年は震災の影響で10キロの部しか実施できなかったのですが、
今年はハーフも開催。
松島から隣の東松島市野蒜駅を過ぎたところまで行って折り返すコース。

東松島の皆さんと触れ合えるチャンス!
楽しみにして参りました。


ホテルからてくてく歩いて松島町民グラウンドへ。

すごい数のランナーが狭い道を占拠(笑)


会場に到着!






前夜の雨でグラウンドはぐちゃぐちゃ。
スタート時間まで更衣室でおとなしくストレッチして過ごしました。

だんだんお日様も出てきてランニング日和となってきました。

各種目合わせて過去最高の7500人強のランナーが参加。

さて、ハーフのスタート時間になりました。

いつものように練習不足なわたくし、
2時間越えを覚悟でスタート!

けっこう長めのアップダウンが終始続く、わりときついコースでした。
でも結構人が沿道に出てくれていて、
いつものように声援に応えて手を振って走りました。

東松島の東名とか野蒜のほうは何度が足を運びましたが、
住民が歩いている光景を見たことがなく、
「マラソンの応援に来てくれるかなあ・・・」って思ってましたが、
たくさんの住民の方が出てきてくれて触れ合うことができてよかった。

みなさんに手を振ったり、「はーいありがとー」なんて言ったり、
前回5月に来たときと何か変わっているところがあるかな・・・って景色見たり、
そうこうしているうちに折り返し。

あ、思ったよりもタイム速い。

帰りも、
皆さんと触れ合いつつ、景色を見たりしつつ、
調子出てきたんですこーしペースを上げつつで、
ゴール!

タイムは1時間56分03秒。
ネットタイムは1時間55分15秒でした。

ラップは
5キロ 28分58 
10キロ 27分54
15キロ 27分18
20キロ 26分20

この3か月くらい、10キロ以上の距離を走ったことが無かったので、
その割にはまあ2時間切れてよかったです(笑)

アップダウンはきついけどとても良いコースでした。
また来年も走りたい!


ランナー続々ゴール。


表彰式。


ランナーが無料でもらえる牡蠣汁ゲットのため並ぶ。


牡蠣汁。

ウマイ!味噌汁だったらもっとよかった

そのあとあちこちで経済活動。


牛タンつくね!?


で、こうなります



なんかビール飲んだらワインとか飲みたくなっちゃって、
マラソン会場を後にして、
前日行った駅前の牡蠣屋さんにまた行っちゃおう!

で、行ったら私と同じ考えのランナーたくさんいるみたいで、
店の前いっぱいにビールやら何やら手にしてるジャージ姿の人々多数

ワインは諦めて、
隣りのカフェがなんとなくさみしそうだったのでそっちに入ることにしました。


イル・カフェ

フツウにコーヒー。

あと、さっき買ったイチジクのマドレーヌも一緒にいただきました。



さて、この日はこれからまたまた大移動で南三陸町に向かいます。

松島海岸駅からの眺め。


ありがとう松島!
また来ます!


つづく。

秋の松島・南三陸の旅 ④ 松島の町を散策 ~ ホテル周辺の巻

2012-10-06 23:50:45 | Travel
てくてくと歩いてホテル方面へ。

途中、福浦橋に寄ってみることにしました。

津波の爪痕、まだまだ残ってます。


福浦橋。

全長252m、幅2.6mの橋は、福浦島まで歩いて渡れる橋。
200円払って、てくてく渡ります。


展望台とかあったり、


小さい神社があったり・・・。

もっと奥まで行けたんですが、
暗くなってきたし結構足もパンパンだったので戻ることにしました。



あ、そういえば明日マラソン走るんだったね、わたし



ホテルまで、途中近道して行けるかと思ったら通りぬけできなくて、
ぐるーっとまわって坂道ずーっと上って、
やっとたどり着きました、

花こころの湯 新富亭。


お部屋はこんな感じ。

妹と二人の予定だった部屋に一人だから、
ポツン・・・・って感じで(笑)


ごはん








この宿はね、
たぶん最低限のスタッフでやってるのかな。
サービスがちょっとね、なんでも遅いし、
その割にはあっちの都合でせかされたりすることもあり、
なんか残念な感じでした。



翌朝。
夜の間に雨が降りましたが日中は晴れの予報。

ホテルの裏にある新富山展望台に行ってみました。





一番高い所に上ってみると・・・・


松島を一望できます。
相変わらず、ぽこぽこと浮かぶ島がかわいいです。
晴れてたらもっとよかったのになー。



さて、ホテルに戻って朝ごはん。

ビュッフェです。
たくさん取りました

すごい混んでて長蛇の列だったので、
やっと食べ物にありつけたーと思ってがっついちゃいました(笑)


さて、荷造りしてマラソン会場の松島町民グラウンドに向かいます。


つづく。