Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

秋の松島・南三陸の旅 ⑨ 南三陸から気仙沼へ

2012-10-08 23:35:01 | Travel
志津川からバスに乗って気仙沼に向かいます。

バスは、気仙沼線の路線に沿って運行されます。


南三陸町・清水浜駅近くのJR高架。

寸断されています。


南三陸町・歌津。









陸前港のバス停。



気仙沼市に入って、陸前小泉駅近く。



本吉駅。



大谷海岸付近~陸前階上の光景。







陸前階上のバス停


ここから1区間だけ、すでにBRT化されていました。

JR東日本は今年5月から、
気仙沼線をBRT(バス高速輸送システム)で仮復旧するための工事を開始しました。

BRTによる仮復旧の対象となる区間は、
今回私がバスで旅した気仙沼-柳津間の55.3km。

これまでこのブログでもご紹介してきたとおり、
津波の被害で鉄道が運休しているところの復旧には
線路ばかりではなく高架や鉄橋の新設などが必要で、
それには莫大な費用と長い時間がかかるので、
このBRT仮復旧案が出ました。

JR気仙沼線の復旧をめぐっては、
宮城県の登米市と南三陸町がBRTでの仮復旧に賛成する一方、
鉄道での本格復旧の確約を求める気仙沼市が合意を拒んできた経緯があります。

同市はJR東日本と協議を進めるなかで、
本格復旧をバスではなく鉄道とする意思が確認できたとして、
BRTでの仮復旧に合意し、工事開始となったのです。

とはいえ、
復旧費用についてはJR東日本が単独で捻出するのが難しく、
同市は国に対して支援を要望する方針です。


計画では、約6割が専用道、約4割が一般道を走行することになるようです。
BRTの専用道は、鉄道軌道を撤去して舗装整備していきます。

そしてこの日、2012年10月8日現在、専用道が完成運用されているのは、
陸前階上ー最知の1区間のみです。


専用道を示す標識。



そして最知に到着。


一般道と違って道路も狭いし歩道もないので、
バスと建物が近い気がして、
この区間だけうっすら電車気分を味わえました。

これからこのあたりに来るたびに専用道区間が延びていくんだなと思うと、
楽しみです。

もちろん鉄道の復旧も楽しみに待ってます。


もうそろそろ気仙沼市街だというのに
まだまだ漁船の山があったりする地域を抜けて・・・・



気仙沼駅到着です。



いままで見ていなかった地域を車窓からでも見ることができたし、
始動して間もないBRTも体験できたし、
よいバス旅となりました。


気仙沼から内陸に戻る列車の時間まで、少しだけ気仙沼散策です。


つづく。


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