Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

秋の松島・南三陸の旅 ④ 松島の町を散策 ~ ホテル周辺の巻

2012-10-06 23:50:45 | Travel
てくてくと歩いてホテル方面へ。

途中、福浦橋に寄ってみることにしました。

津波の爪痕、まだまだ残ってます。


福浦橋。

全長252m、幅2.6mの橋は、福浦島まで歩いて渡れる橋。
200円払って、てくてく渡ります。


展望台とかあったり、


小さい神社があったり・・・。

もっと奥まで行けたんですが、
暗くなってきたし結構足もパンパンだったので戻ることにしました。



あ、そういえば明日マラソン走るんだったね、わたし



ホテルまで、途中近道して行けるかと思ったら通りぬけできなくて、
ぐるーっとまわって坂道ずーっと上って、
やっとたどり着きました、

花こころの湯 新富亭。


お部屋はこんな感じ。

妹と二人の予定だった部屋に一人だから、
ポツン・・・・って感じで(笑)


ごはん








この宿はね、
たぶん最低限のスタッフでやってるのかな。
サービスがちょっとね、なんでも遅いし、
その割にはあっちの都合でせかされたりすることもあり、
なんか残念な感じでした。



翌朝。
夜の間に雨が降りましたが日中は晴れの予報。

ホテルの裏にある新富山展望台に行ってみました。





一番高い所に上ってみると・・・・


松島を一望できます。
相変わらず、ぽこぽこと浮かぶ島がかわいいです。
晴れてたらもっとよかったのになー。



さて、ホテルに戻って朝ごはん。

ビュッフェです。
たくさん取りました

すごい混んでて長蛇の列だったので、
やっと食べ物にありつけたーと思ってがっついちゃいました(笑)


さて、荷造りしてマラソン会場の松島町民グラウンドに向かいます。


つづく。

秋の松島・南三陸の旅 ③ 松島の町を散策 ~ 瑞巌寺の巻

2012-10-06 23:40:33 | Travel
さて、やってきました、国宝・瑞巌寺です。






参道に入ると・・・・



うっそうとして神秘的なスギ林の参道も塩害で伐採せざるを得ない状態です。


さて、受付を済ませて入ります。





実は国宝瑞巌寺は震災前の平成20年から本堂の大修理中です。





修理が終わるのは平成28年。
それまで楽しみに待ってまーす。

ということで、
本堂が見られない代わりに特別公開されている庫裡と大書院を中心に見て歩きます。





庫裡(くり)とは禅宗寺院の台所です。

内部は写真禁。

庫裡と渡り廊下でつながっている大書院には、
本来は本堂に安置しているご本尊や伊達正宗公の大きな位牌などが展示されて
特別公開されています。

外に出て、不思議な石のトンネルを通ると・・・・






岩の上に大きな欅の木が。






そしてこちらも特別公開の陽徳院御霊屋(寶華殿)

伊達政宗公の正室の陽徳院田村氏愛姫(1568~1653)の墓堂で、
万治3年(1660)孫の綱宗によって造営された。



次は宝物館(青龍殿)に行ってみました。

千年を越す歴史、奥州随一の規模を誇る禅寺・瑞巌寺の什宝物を保管展示しています。



瑞巌寺洞窟。














こういうの見ちゃうと、高野山とか行ってみたい・・・・なんて思ってしまう(笑)


さてー。
だいぶ歩きましたー。

松島海岸駅に荷物を預けていたので取りに行きました。

ふと見ると、

牡蠣とワイン!
いいじゃないの~♪

と、おもむろに入ってしまいました、かき松島こうは駅前店。



こじんまりとして居心地がいい!


真ん中の仙台味噌味のカキがおいしかった!
白ワインはお店の名前を冠したハウスワイン。

ただしこのカキ、北海道厚岸産だそうで

今年は海水温が高くて松島のカキはほとんどが死んでしまったんですって。
残念ですねー。
復興のための観光資源がまたもや自然の力で使えないなんて・・・・。

来年は松島のカキ、楽しみにしてまーす!


ということで、
荷物ガラガラ引っ張って、ホテルに向かいます。


つづく。

秋の松島・南三陸の旅 ② 松島の町を散策 ~ 円通院の巻

2012-10-06 23:26:01 | Travel
さて、嵯峨渓めぐりの遊覧船を降りまして、
まずは腹ごしらえ。

座って食事をする時間がもったいないので、歩きながら食べられるものを中心に食べる作戦

まずはこちら。



お豆腐の蒲鉾「むう」、揚げたて。




そして、前から気になっていた牡蠣カレーパン。




とりあえずお腹も落ち着いたので、
神社仏閣めぐりに行きましょう。



茅葺き屋根の神社、三聖堂。







国の重要文化財、円通院。

瑞巌寺に隣接した臨済宗の寺院で、
伊達正宗公の嫡孫・光宗公の菩提寺だそうです。


円通院には約350年前に作られた庭園があり、
江戸時代の代表的作庭家・小堀遠州の作と言われています。





七福神庭園











禅林瞑想の庭。
スギ林ともみじ、山野草、コケで構成された庭は、非日常的な空間を作り出しています。








三慧殿(正保3年・1646)。

19歳の若さで卒した正宗の孫・光宗が祀られている。

光宗は文武に優れ徳川幕府にとっては恐るべき逸材であり、毒殺説もある。
伊達家はこの三慧殿を徳川家にも見せなかった。
そのため3世紀半もの間公開される現代に至った、伊達家の秘宝。
厨子には水仙やバラ、アカンサスなどの西洋的なものが描かれている。


約700年前の洞窟群。







松島には多くの洞窟があり、
多くの修行僧の修行の場として利用されたり、各種の供養碑が納められたりしている。

正宗の七男、伊達宗高並びに殉職者供養塔も。





バラの庭「白華峰西洋の庭」

三慧殿の厨子に描かれているバラなどの花をモチーフにして、
仏教とキリスト教の出会いによって生まれたバロック的な庭園です。




円通院本堂「大悲亭」

中では数珠つくり体験もできます。


敷地内にある、どんじき茶屋。

津波はここまできませんでしたが、
地震で一部損壊し、工事中でした。

でも敷地外に仮設で営業していましたのでそちらに行ってみました。





味噌おでんと4色だんご、いただきました。


さて次は瑞巌寺に行ってみます。


つづく。

秋の松島・南三陸の旅 ① 遊覧船で嵯峨渓めぐり

2012-10-06 22:56:24 | Travel
10月はじめの体育の日連休、
宮城県に行ってきました。

日曜日に「がんばろう東北!松島マラソン」を走るのが主目的。

あとは今まであんまりゆっくり見てまわってなかった松島を観光しようかなと。
そして約1年ぶりに南三陸に行ってみようかなと。

今回も盛りだくさんになりそうな旅。

いつも松島方面に行くときは空路仙台に飛んでから
仙石線で北上するのですが、
今回はずーっとJRで南下しました。

じつは妹も行く予定で盛岡で合流して車で南下する予定だったので、
盛岡までのJR往復切符をすでに持っていました。
急遽妹の都合が悪くなって単独旅行になったんですが、
急に飛行機のチケット取るのも高すぎるし・・・・。

ということで、
札幌→青森  (夜行列車)
新青森→一ノ関 (新幹線)
一ノ関→松島(東北本線・普通列車)

という、のんびり列車の旅となりました。

このところずっと岩手(+ちょこっと気仙沼)にしか行ってなくて、
3か月ぶりのがっつり宮城。

で、はじめてのルート。

東北本線に乗り換えてから爆睡して目覚めたときに
気のせいとは思うんですが、
ちょっといつもと違う空気を感じてキョロキョロしちゃいました。
駅名書いてある看板に「むすび丸」くんが付いてて、
「あ、岩手じゃない」って(笑)


でも松島駅に着いてしまえば、まわりは見たことある景色!


さてーいくぞー!
って、
さっそく向かいました、松島海岸の観光街。

現地にて観光マップやグルメマップをひと通りゲットしてから、
観光作戦を練るために
小腹も空いていたのでこちらのカフェへ。









ナチュラルで落ち着く店内。
カステラセットいただきながら、
このあと行きたいところや食べたいものをチェック。



そして本日のメインイベントのこちらへ。


観光遊覧船乗り場。
奥松島の嵯峨渓を巡る遊覧船に乗ることにしておりました。
5月に奥松島を陸路で見てまわった時
今度は海から嵯峨渓見たい!って思っていたのがいよいよ実現です。


チケット買って、

かっぱえびせんゲット(笑)

ウミネコにあげるのね、きっと。

それにしてもすごい人です。

連休ということで、たくさんの人が来てくれているのですね。
ありがたいことです。

さて、乗船して、しゅっぱーつ!


お天気がいまいちなのがちょっと残念・・・。


福浦橋を眺めつつ松島湾から外海に向けて進みます。

さっそくキター! ウミネコ!






みんなかっぱえびせんあげるのに夢中です。



私はその写真を撮るのに夢中(笑)















外海に出ました。


島々にもゴツゴツ感が目立つようになってきましたね。


















見えてきました。あの裏側が嵯峨渓です。



奥松島・宮戸島の外海に位置する嵯峨渓は、日本三大渓のひとつ。
他は、岩手の猊鼻渓と大分の耶馬溪です。


その名は、元弘の昔に護良親王が陸奥の国に流された時、
この景色をみて京都嵯峨の渓谷を思い出して名づけたそうです。

大海からの荒波と風雨によって削られ描かれた
雄々しき自然の造形を楽しめる名勝です。



潮だし洞




天狗岩(はと洞)








みさご岩(左)とあしか岩(右)


みさご岩は震災でその形が変わってしまいました。












屏風岩


馬の背岩


津波の被害が大きかった室浜地区を海から眺める。
民宿なんかが立ち並ぶ、人気の海水浴場でした。



向うに見えるのは石巻と牡鹿半島。



さて嵯峨敬に別れを告げて、松島に戻ります。




七ヶ浜の東北電力仙台火力発電所。


仁王島

首ところの浸食が激しく、補強加工されているそうです。

鐘島




はい戻ってきましたー。



ほんと、
おてんとうさまに照らされた白い岩岩と青い海を見れなくてちょっと残念でしたが、
神秘的で水墨画の世界のような景色、満喫しました。
名前の由来になった京都・嵯峨にも行ってみたいななんてうっすら思ったり。


さて、今度は陸の松島散策に行きますか。


つづく。