Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

ワイン三昧in盛岡 ① カフェから始まりディープな夜まで・・・・。

2012-10-15 09:59:31 | Restaurant/Bar/Cafe
この週は日曜日と月曜日、盛岡に行ってまいりました。

日本ソムリエ協会主催の「ワインエキスパートコンクール」を観戦するために。

3年に一度開催されるこのコンクール、
私のワイン師匠が2004年のこれで優勝しております。

そんなつながりで、
私も実はこれに出てみようかなって思っていたのですが、
震災やら何やらで勉強してないんで、
春の地区予選にも出ませんでした。

でも、
いつもブラインドテイスティングのワイン会でご一緒の方が北海道代表になっているし、
まあいつか出てみたなと思うので、後学のための観戦です。

また、いつも盛岡ワイン事情を知りたいと思いつつも
なかなか機会が持てなかったので、
せっかくだから盛岡のワイン処を開拓しちゃおうかとの趣旨もあり、です



日曜日の午後2時ごろに盛岡到着。
夜までどうしよーかなーと考えて、
せっかく時間あるから、
前から気になっていた、ちょっと郊外のカフェまで行ってみよう!ってことで、

こちら。


和カフェ茶囲家psyche(さいけ)



昭和な感じの店内。



名物(?)のゴージャス日替わりシフォンケーキと
氷温熟成マンデリンコーヒーをいただきました。


ここで、2日間でどんなふうにワインの店をまわるか戦略をたてて、
夜の部に突入



1軒目はこちら。





muramatsuri(むらまつり)。

盛岡はイタリアンの店がすごく多い。
フレンチは大きなホテル内のお店くらいで、
町のフレンチやビストロ的なのってあんまり見当たらないのですが、
こちらのお店はちょっとよさげなので行ってみることにしました。


ワインは自然派がメイン。

えー?

すごいな。
盛岡で自然派ワインのビストロって、
チャレンジャーの部類なんじゃないのかな(笑)

お料理はだいたい2名で分けてちょうど良い量だとのこと。
この日は3軒ぐらい行く予定だったのでちょっと控えめにってことで

パテ・ド・カンパーニュ。


お店風のサラダ・ニソワーズ


サラダから出てくるかと思って白のグラスワイン飲んで待ってたら、
肉から出てきたのであわてて赤も頼んで、
2つ並べて飲みました

グラスワインは赤白2種類ぐらいずつあったかな。

仏・ラングドックのテラス・ド・ギレム、ソーヴィニヨンブラン(白)と
仏・ボージョレ・ヴィラージュ  キュヴェ・ヴァレリー(赤)、
伊・ピエモンテのドルチェト・ダルバ(赤)をいただきました。

ワインもお料理もおいしかったです。
メインのお肉を食べられなくて残念。
今度是非!

お店の方にお勧めのワインバーを聞いたらBellevilleというお店を教えてくれました。

が、そこに行く前に、
個人的にとっても気になっていたお店へ。




izquierda(イスキエルダ)。
スペイン語で「左」っていう意味です。

食べログなどで検索していて、この店名見て半ば笑ってしまいました
左って、しかもスペイン語・・・
そんなお店をやっている人にぜひ会ってみたい・・・。

お店はカウンターのみですがなんとなくスタイリッシュです。

白のグラスワインは何ありますかー?
って3本出てきたうち、
私が好きなヴェルデホっていうブドウを使ったスペインのワインとオーストラリアのワインがあったので、
それ2つ並べて飲み比べますってお願いしたら、
「ヴェルデホ知ってるだけでも珍しいのに飲み比べるって変わった人ですね」
的なことをやんわり関西弁で言われ


スペイン・ルエダのヴェルデホ。


オーストラリア、ニューサウスウェールズのヴェルデホ。


どちらもきれいなワイン。
スペインはたっぷりしていて美味い。
オーストラリアはやや酸味が強くて苦みも。
どちらもおいしいですねー。


おつまみ。

洋梨・生ハム、大好きなケイパーベリー。



梨を洋酒に付けたもの。
甘くておいしい。

この梨に合う飲み物下さい。


イタリア・フリウリのパッシート、甘口ワイン。
うーん、おいしい。


もう一杯。

スペイン・エクストレマドゥーラ州のワイン。
D.O. はRibera del Guadianaかな。
もうスペインの細かいDOとか覚えるの追いつかない・・・。
CSとシラーだそうで。
少し焼けた感じ。

チーズもスペイン産とこだわりアリです。



お店のマスターは、盛岡出身で大阪で25年くらい働いて震災を機に戻ってきたのですって。
店名の由来とか聞いたり、
変わったワインの話聞いたり、
まあフツウの盛岡人とは違った、
関西仕込みのテンポあるトークも楽しいひとときでした。

私が盛岡ワイン事情を知りたいというと、
「じゃあ今日はもう店ヒマだから閉めていろいろ連れて行ってあげますわー」
的なノリで深夜までお付き合いいただく流れとなりました(爆)

やっぱり変人は変人を呼ぶのかなあ・・・・


ということで、
「左」マスターに連れられて行きました1軒目は、
さっきmuramatsuriでも紹介されたBellvilleさん。
写真撮る暇もないくらいな勢いで1杯白ワイン飲んで終了となりなりましたが
自然派ワインの提供・販売もされているということで、
お客さんも盛岡人としてはフレンドリーで
滞在20分くらいでしたが、ワインを愛する者に共通する波長を感じました。


そして2件目。
1102(ミルサンドゥ)。
盛岡のワイン仙人みたいな人の店(笑)
仙台・国分町の馴染みのワインバーのマスターが以前、
「盛岡でワインなら菊池さんなんだけど、いまどこにいるのか不明なんだよねー」
と言っていたんですが、
見つけちゃいました!

まずブルゴーニュ。

ジョルジュ・ミュニュレのニュイサンジョルジュ、1級レ・シェニョ。

あーこういうの飲める店、盛岡にもあるんだー。

そしておつまみ。


みずという山菜の実。


自根きゅうりのなんとか・・・


イカの塩辛・・・・・

と、日本酒のつまみたいなのばかり。
でもワインに合う!
ビックリするくらい!
塩辛とワインって・・・。
わー。

飲み物もう一つ。

ペドロ・ヒメネス。
甘くておいしー。



さて、次行きましょか!
と中津川沿いを歩きまして着きましたのは


SCOTCH HOUSE

すごいです、ここ。
スコッチウイスキーばかり。
超マニアックバー。
なんでこんなの盛岡にあるの?(笑)


2ついただきました。
いずれも古酒なのでストレートでちびちびと。
うまーい。



そしてもう1軒。
昼間は古本屋、夜は焼き鳥屋という怪しい(笑)お店に連れて行ってもらいました。

そして3時だったか4時くらいまでグダグダと。
眠くなるまで。


あーすごいことになっちゃいましたね。
でもとても楽しかったです。


いろんなところ連れて行ってくださった左のマスターに感謝!
それぞれのお店、かなり駆け足でしたが、
またゆっくり訪れたいなと思います。


で、
1日目終了です。


つづく。