Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

夏の三陸、満喫の旅 ⑦ 半年ぶりの気仙沼

2012-07-29 23:58:35 | Travel
陸前高田をあとにして気仙沼へ。

まずは鹿折地区に3月にできたプレハブ商店街へ。





気仙沼 鹿折復幸マルシェ。

この辺りは私が今年1月にボランティアに来たときに
片づけを手伝った地域。

震災時は火事がひどくて、
残った建物もガレキも黒いススがついていて、
物悲しい雰囲気が漂っていたのを覚えています。

犠牲になられた方々とご遺族の気持ちを察しつつも、
このように街の皆さんの笑顔が集まる場所ができていて、
よかったなと思います。

さて、経済活動。

もう結構おなか一杯なのですが、こちらのお店でなにか・・・・。


ソフトクリームをいただきました。


日曜日なので閉まっているお店もあり、
あまり見て歩くこともできなかったので、
次来るときは土曜日とかに腹ペコで!(笑)


さて、鹿折地区と言えば・・・の、この船。



相変わらずここに残されています。

津波で打ち上げられたこの船をここに残して津波の記憶を後世に残そう派と、
こんなのここに置いといたらいつまでもフラッシュバックしちゃうでしょ派がいて、
まだまだどうするか検討中なのだそうです。


さて、街の中心部に向かいます。



港はあいかわらず海抜ゼロって感じです・・・。








あんまり変わってないですね。半年前と。


街中を通り抜けて、辿り着きました目的地はこちら。

喫茶・茶色い小瓶。


前回気仙沼に来たときにも立ち寄りました。
そのときちょうど荻野アンナさんの「大震災」っていう本を読んでいて、
それにこの喫茶店のことが書いてあったのがきっかけ。


相変わらず、60年代って感じの雑然とした店内・・・。
あ、ちょっとレイアウト変わってました。
そしてアルバイトみたいな人が2人いました!
前はマスター1人だったのに。


しばしコーヒータイム。

アルバイトの人に色占いみたいなのやってもらったりして、
ゆっくりしました。

マスター、私たちのこと覚えててくれてたのかな。
ちょっと微妙な感じでしたが、
また気仙沼来たら寄りまーす。


そしてまた港のほうに戻り、気仙沼復興商店街・南町紫市場へ。





相変わらず閑散としていますな・・・。
もう日曜の夕方ってこともあるのかな・・・。


復興屋台村・気仙沼横丁へ。




こちらはわりと賑わってました。
夕方5時頃だったので開店準備のお店の人たちが立ち話したりって感じでしたが、
みなさんの行き来があるって感じで活気を感じました。

今度また気仙沼に泊まりに来て、はしご酒したいですねー。

ということで、駆け足で巡りました気仙沼。
少しずつ元気になってきているようでよかったです。

またゆっくり来るねー。





そして一関経由で盛岡に戻りました。

なーんかまたすごい濃厚な旅でした。

岩手の山田町から宮城の気仙沼まで。
新しいお店がたくさんできててよかった。
人の行き来が大切ですからね。

お久しぶりのお店を訪ね、新しいお店に出会い、
たくさんの人に出会って、三陸人たちの力強さをを感じました。

海や自然にたくさん触れた旅でもあり、
三陸の美しさも感じました。


ありがとう、また来ます。


おわり。


夏の三陸、満喫の旅 ⑥ 陸前高田の奇跡の一本松

2012-07-29 23:55:06 | Travel
さて、一本松が見えてきました。




しおさい橋にはこんな垂れ幕が。


国営防災メモリアル公園・・・・。

あーそういう計画なんですね。

そしてその一貫として、
根が海水で腐食した一本松を加工して永久保存しようとしているのですね。



この奇跡の一本松はお盆過ぎに切り倒されて
(このトピ、遅れてアップしているので、実際はもう切り倒されてます(汗))
コーティングしたり心棒を通したりして、
来年の早い時期にはまた同じ場所に立てられることになっています。
その費用は1億5000万円にものぼるとか。


そのお金、なんかもっと別の復興計画に使えないのか?って話もあります。

まあ、そりゃそうですよね・・・。
そう思っちゃいますよね。


それはまず置いといて、松をじっくり見てまわります。


わーい。3か月ぶりだね。



松のまわりにも雑草が。



海側からのお姿。



そして浜の方にも行ってみます。



そこには以前は7万本立っていた松の残骸。
















この松たちは押し波、引き波、瓦礫に倒されてしまったけど、
あの一本松は残りました。

倒された松たちの残骸に囲まれてあの一本松を見る・・・・。





こうしてみると、あの松だけはあそこに立っていてほしいと思えてきます。






これで生きて自立する一本松を見るのは最後になるかもしれませんが、
「おつかれさま。またここで会いましょうね」と言って
お別れしました。


またねー。





またねー。


気仙沼に向かう途中でもう一度・・・・。


またねー。
(しつこい(笑))

ということで、
またまた国道45号線を南下し、今回の旅の最終目的地、気仙沼へ。


つづく。

夏の三陸、満喫の旅 ⑤ 陸前高田、新しくできた仮設の商店街を満喫

2012-07-29 23:50:39 | Travel
大船渡碁石海岸から陸前高田へ。


広田半島の付け根、津波の水合があった地域を通り抜けていきます。






瓦礫も相変わらず。
そしてなんか雑草がすごい。
草原みたいになってますね・・・。




防潮堤も壊れたまま・・・。





この海沿いの道路と平行して三陸鉄道も走っていたんですが、
いまは線路も所々しか残っていません。





さて、野球場跡が見えてきました。
市街地です。



誰かが植えてくれたひまわりの咲く道路を抜けて山側の竹駒地区へ。


今回のメインは、もうそろそろ切り倒される奇跡の一本松を生きているうちにもう一度見ること。
そしてもう一つ。
ようやく陸前高田にも復興商店街がいくつかできたようなので、
それらをまわって経済活動することです。



まずは竹駒地区にある未来商店街へ。



週末は気仙朝市も開かれています。



まずは可愛い雑貨の店、laugh(ラフ)さんへ。

フランスの石鹸やろうそく、かわいい小物が売られています。

いい香りのろうそく、買っちゃいました。


そして、もうお昼どきだったので腹ごしらえ。

Bricks.808

なんかおしゃれな感じです~♪



ランチセット頼みました。

豪華ですねー。
いろんなのちょこちょこ食べられるのが女子向きです。

オムライスとかパスタもありましたよー。

デザートもいただきました。

イチゴとパインとキウイのシャーベット、そしてすもものメルバ。

おいしいー。
なんか札幌や東京の郊外にこんなカフェありそうな感じ。
洗練されてます。

また来ます。ごちそうさまでした。


さて、次の仮設商店街へ。




栃ヶ沢ベース。

お蕎麦屋さんやお菓子屋さん、和雑貨やさんが並んでます。
ウッドデッキが素敵な商店街。

ここでは和雑貨屋さんに売っていた地酒「酔仙」の小瓶を買いました。


さてもう一つ商店街へ。

高田大隅(おおすみ)つどいの丘商店街。








こちらもウッドデッキやテラス席があってすてきな商店街。



ドライバーの妹がちょっと休んでいる間に、
私一人でテラスでギネス飲んでました(笑)

これらの商店街は全部山側にあり、それぞれが離れているので、
車がないとハシゴできないのですが、
またぜひ立ち寄りたいです。


そして市街地方面へ。
何にもなくなった広大な更地にポツンとプレハブが・・・。

陸前高田 物産センター。

アンテナショップ的におせんべいやお酒や海産物やTシャツなど売ってます。
市街地でお土産買うならココ!(笑)


さて、少し市街地の様子を見てまわりましょうか。


ほんとに雑草がすごいのね。


陸前高田駅前跡。
お花が植えてあって癒される。


市役所。


瓦礫の上にも雑草が生えるのね。


雑草が生えている以外は瓦礫の感じも3か月前と同じってかんじかな。

うん・・・・。

といことで、
これから松を見に行きます。


つづく。


夏の三陸、満喫の旅 ④ 大船渡の朝

2012-07-29 23:46:05 | Travel
さて、またまた楽しんじゃった大船渡ナイトの翌朝、
早起きしてジョギングすることにしました。

妹が10月にランニング大会デビューするので一度コーチングしとこうかと(笑)


夏の強い朝日を浴びて、町の様子をみながらゆっくり走りました。


海に「おはよう」。


行き当たりばったりで走ったので今まで見たことない場所にも遭遇しました。


駅近くにある時計。
これ、ここにあったんだ。
写真では何度も見たことあったんだよね・・・・。


30分くらい走ったでしょうか。
大船渡は坂道も多いし、いい練習になりました。


さて旅館に戻って朝御飯。



そして旅館をあとにして軽く大船渡観光。


まずはサンアンドレス公園へ。


江戸時代1611年スペインの使節として来日したセバスチャン・ビスカイノが
伊達政宗の許可を得て,
聖アンドレスの祭日に大船渡港へ入港したことを記念してこの名がついたそうです。 






塔の上に登ってみます。


ローソンで買ったコーヒーを飲みながら
震災について語る・・・・・。


そして時間に余裕あるけどどうしよかーと相談した結果、
前に大船渡に来たときに行きそびれた、
末崎半島にある穴通磯(あなとおしいそ)に行ってみることにしました。

穴通磯は碁石海岸を代表する絶景スポット。
波の侵食作用により大きな洞門が 3つ開いた海に浮かぶ大きな岩です。

駐車場から、


軽く数分歩いて、


到着!


わー、すごーい。
自然ってすごですね。
あの穴を通る観光小型船もあったようですが震災後休止中みたいです。



さて、せっかく碁石に来たので、
次の目的地・陸前高田に向かう途中で碁石海岸も行ってみましょうかね。


はい着いた。


砂浜じゃなくて碁石のような丸い石の海岸なので、
サンダル無しの妹ちゃん、足つぼ痛すぎて歩けない(笑)
交代でサンダル履いて歩きました。


黒色泥岩(ホルンフェルス)の岩肌。

黒く光って美しいです。


さて、また海を楽しんだところで、大船渡とお別れ。

お隣の陸前高田に向かいます。



つづく。