「偉い人」って言うのは
プライドが高くてめんどくさがりなんですね。
「自分に落ち度があるわけがない」
「自分は間違ってないんだから誰か他に悪いやつがいる」
「そうだ、アイツだ!」
って感じで、
物事を両面から見ることなく誰かを悪者に決め付けて、
自分の持つパワーで嫌がらせ(ハラスメント)するんですね。
両方の事情を平等に聞いて問題を解決するような
丁寧なことは「偉い人」には無関係です。
うちの病院の副院長、看護部長、外来主任ナースの
共通した得意技は、
うちのOTさんを呼び出して、
いかに私が悪いヤツかを説くこと。
誰かを悪者にして自分たちの立場を守っているんですかね。
今日もうちのOTさんは副院長に呼ばれて
私の悪口を聞かされました

OTさんは
「それはおかしいと思います」
「そんなこと私に言われても分かりません」
「私はそうは聞いていません」
「それは私じゃなくてsympaさんに聞いてください」
とずーっと言い続け、
しまいにはめんどくさくなって黙っていたそうです。
みんな50とか60とかいい年して
ほんとに大人気ないですよね~。
自分が大人気ないことしてるって気がつかない大人には
なりたくないものです
副院長は何も自分で見たり確認したりしてないのに
看護部長が言ってることを鵜呑みにして
大騒ぎしているだけなのでほんとにお子チャマです。
やっぱ根源はあの看護部長。
どんな風に悪口を言われるかというと・・・
先日リハ室で患者さんが具合悪くなった件について
OTさんと連名で報告書を書いたんですが、
その内容が納得行かないって事で
看護部長と医療安全委員長の外来主任ナースに
2人で呼び出されて尋問を受けたんです。
私たちはすべて正直に報告書に書いていたので
尋問を受けてもなんらやましいことなくまっすぐに答えました。
その場はとりあえず終わって2人でリハ室にもどると
今度はOTさんだけ再度呼び出されて、
「さっきはsympaさんいたから正直に話しにくかったでしょ。」
「ほんとはこの報告書でっち上げでしょ。」
「sympaさんがこう書けって強要したんでしょ。」
「sympaさんに内緒にしておいてあげるから
正直に何があったか話していいんだよ。」
などといわれたそうで
意味が分からない。
何をどうでっち上げていると思っているんでしょうか。
想像するに
「sympaさんが患者にムリは運動をさせたから
患者の具合が悪くなった」というストーリーが
彼女たちの頭の中に出来上がっているから
私たちの報告書がでっち上げに思えるんでしょうかね・・・。
OTさんが
「これは全部本当のことを正直に書いたんです。」
というと、
「そんなはずはない!」と。
OTさんが
「は?なんでそう思うんですか?」
と聞くと、以前リハ室で転倒した患者さんの例を挙げたそうです。
中等度の認知症患者Nさんなんですが、
歩けないのに車椅子やベッドから自分で立ち上がろうとして
よく病棟でも転倒している人なので
車椅子に乗るときは安全ベルトをいつも装着していたんです。
その日Nさんは
ひざ掛けをかけていたのでちゃんと見えなかったのですが
当然いつもどおりベルトをしているものと思って
Nさんをフリーにして
他の患者さんの歩行訓練をしていました。
陰になって見えないところでドスっと音がしたので行ってみると
Nさんが車椅子から床に転げ落ちていて
「おしっこ拭こうと思ったら落ちちゃった」と言いました。
見ると大量の失禁であたりは濡れていて、
そこに積んであったタオルがバラバラになっています。
想像するに
Nさんはオムツからはみ出るほどの尿失禁で
自分でもビックリして後始末をしようと思って
タオルを見つけて拭こうと立ち上がっちゃったんでしょうね。
認知症の人でも
そういうときにはスイッチがオンになっちゃうものなので。
不運なことにその日は
なんと安全ベルトが付けられていなかったんで
立ち上がってタオルを取ることができたけど
そのあと転んじゃったんですね。
安全ベルトを確認しなったことや
患者様が死角に入って動向を確認できなかったことなど
反省点を書いて報告書を提出したんですが、
どうやら看護部長は
安全ベルトをしないで送り出した
病棟の責任をもみ消したかったらしく、
一方的に私の責任だけを追及して相当いじめられたんです。
私は別に
看護サイドがベルトを付けないで患者を送り出したのが悪いとは
一言も書いてないのに、なぜか
「アイツは自分が悪いのに看護のせいにしている」
「アイツは報告書にウソを書いている」
というレッテルを貼られてしまいました。
それ以来、
患者の骨折が発覚すれば
「リハビリでなんかとんでもないことやって折れたに違いない」
と濡れ衣着せられてきました。
たとえ発熱などで1週間以上リハを行ってない人が骨折したとしても
たとえ腕のリハビリしかしていない人が足の骨折をしたとしても
全部リハビリのせいです。
ケアワーカーが車椅子に乗せたりするときに折れたかもしれないし
入浴時の介助の仕方で負担がかかって折れたかもしれないし
いろんな可能性があって
誰のせいかなんてはっきり分からないのに。
そういう事故が今後起こらないように対策を考えるんではなくて
誰か悪者を作り上げて罪をなすりつけ、
自分や自分の部署には落ち度がないことにするんですね。
それでも、
病棟スタッフのほとんどは
「誰のせいかなんてわかんないよね」
と言ってくれていたので救われていたのですが、
今回はバカの妄想ストーリーを真に受けて
自分で確認することもなく大騒ぎする副院長のおかげで
コトがどんどん大きくなっています。
だれか物事を冷静に判断できる
まともな上司はいないんでしょうか。