クルマのサスペンションと長いお付き合い

サスペンションの話、試乗記、旅の話、諸々・・・。

オトナのためのメカニズム 基礎知識

2013-05-14 15:45:39 | なんでもレポート
サスペンションって何だ? その3 キャスターとトー。
オートスポーツ誌(http://as-web.jp/autosport/issue_info.php?no=561 5/24号掲載)で
お手伝いしているページ、まだ続いてます。

今回のお話は“キャスター角”と“トー角”について。
車を走らせるドライバーから見た時の“自然なライントレース性”を実現する為には
どう考えればよいのか、の入り口付近のお話です。

サスペンションのジオメトリー&アライメントは寸法、数値で決められますが
組み合わされるタイヤは、ゴムと空気。
弾力性があり、湿度依存性がある。
力を受ければ変形し、振動を「吸収する」「伝達する」あるいは「共振する」といった、
捉えどころのむつかしい、やっかいなもの。

しかし乗り心地を含めて、自動車が「動く・曲がる・止まる」の役目を一手に引き受けているのもタイヤ。
大まかな寸法サイズは数値化されている。
ところがサイズが同じなら、同じ乗り心地・同じハンドリングかは“否!”。
ここは数値化できない上に、それぞれのタイヤに個性がある。
だからタイヤに合わせるジオメトリーもあれば、ジオメトリーに合わないタイヤもある・・・という事が起きます。

“ムズムズとした感触”の反応をドライバーがどう読み解くのか、のヒントになればと思います。
・・・ムズムズとした感触って何?・・・
なんでしょうね~。


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