クルマのサスペンションと長いお付き合い

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検証バランススロットル-9

2009-07-02 18:55:48 | バランススロットル
練習会の最後に、ボールインボウルを使ったタイムアタックを行った。
写真は、その時使用したボウル(キッチンウエアーのそれからきている)。
中華ナベのようになっていて、外縁が0.4Gライン、ピンポン球を入れて0.4Gを超えると転がり出るという単純なもの(オリジナルボックス製です)。
ナベ底のRはキチンと計算されているから、その精度はかなり高い。
日常走行では、およそ0.4Gを境にして安心運転(平常運転)範囲と緊急運転(不愉快運転)範囲に分ける事ができる。
無論、ジムカーナーであるとかサーキット走行では、1G前後が出るのでタイヤの限界域での走行には適さない、あくまでトレーニング用としてのものだ。
そこで助手席の足もとにこのボウルを置いて、タイムアタックにのぞむとどうなるか?
ピンポン球を落としてしまえば言い訳ができないから、腕自慢といえど“しずしず”と走らせる以外ない。
実は0.4Gと言えば日常走行でいけるハズ、なのにそれがなかなかできない、いつ落ちるかをしっかりと認識していないからだ。
つまりテキトーに車を走らせている人には、難敵となるのだ。
このボールインボウル、使い道が色々だと思っている。
単純に運転を振り返る“キッカケ作り”にもなるだろうし、良い運転を見つける道具にもなる。
今まで知らないで走らせてきたけど、このボールインボウルで助手席の人の“心のさけび”が見えてきたり(聞こえて?)するかもしれない。
ゲーム的な要素もあり、気楽に考えてのぞむも良し、うまい運転の解説にも使える、といった事から、おすすめのボウルだがまだあまり知られていない・・・・・(この世にこれ1台しかない!)。

ちなみに0.4Gは、少し滑り易い圧雪路をスタッドレスタイヤで走った時に出せるGの上限値と考えると、イメージしやすいかもしれない。


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