一枚目の写真はリヤアッパーリンクの車体側ブラケット。
見ての通り、取り付けのネジ部の周りに赤錆が付着しています。
ここも大きな力が入った時に動いていることがわかります。
増し締めだけで簡単に済むかもしれませんが、どうして緩んだのかを確かめる必要があります。
単なる整備無精ならいいのですが、元ラリーカーだったことを考えると、
リヤのリンクブッシュを強化品に変更している可能性があります。
もしそうだとしたら、リンクブラケットにかかる力がより大きくなり、
スパナチェックを忘れてそのままにしていると、そのうちにゴキゴキこじられて
赤錆が知らせてくれる(今回のように)事になります。
強化ブッシュに入れ替えても受ける力は同じなのでは?の疑問について。
その通りなのは組み合わさっている他のブッシュと、せり合わない時の話。
上下リンクの長さの違いから、ハチロクのリヤーリジットアクスルを、
一方を上げてもう一方を下げると(旋回状態)、リンク軌跡の干渉(各リンクが競り合う)が起き、
逃げを許容しないと、取り付けブラケットに強大な力が働くようになります。
(ハチロクの5リンクサスペンションはリンクブッシュのたわみで成立する足なのです)
走りに大きく支障のでないところで、純正は柔らかいゴムブッシュで
逃げのストローク(リンク干渉を吸収できるように)を持つように考えられています。
ところが柔らかいゴムブッシュ故に、そのままだと急発進時にジャダーが出やすく、
モータースポーツ車両に改造する場合、強化ブッシュに変更されるケースが多いのですが、
本来あるべきブッシュの柔らかさ(逃げのストローク)を変えてしまうと、あちこちに支障をきたします。
この時の力は車体側ブラケットを引きちぎるほど大きく、行き過ぎた強化ブッシュのせいで、
ブラケットが取れた話を何回か聞いたことがあります。
更に、ブッシュが硬いということは、5リンクが突っ張ってロールしない方向(ノンロール)の力となるので、
リヤにぶっといスタビライザーをつけたのと同じハンドリングになります。
中高速コーナーはアンダーオーバー、低速の回り込んだコーナーでは、どアンダー一辺倒。
もう一枚の写真は、ラテラルロッドの車体側ブラケットの部分、
狭い隙間の奥のボルトが横切っているところが黒光りしています。
ここにも大きな力が働き、焼き付けで一体化しているはずのカラーから外れて、
ゴムがカラーを磨いてテカっているのです。
手に入れなければいけない部品がまた増えました。
見ての通り、取り付けのネジ部の周りに赤錆が付着しています。
ここも大きな力が入った時に動いていることがわかります。
増し締めだけで簡単に済むかもしれませんが、どうして緩んだのかを確かめる必要があります。
単なる整備無精ならいいのですが、元ラリーカーだったことを考えると、
リヤのリンクブッシュを強化品に変更している可能性があります。
もしそうだとしたら、リンクブラケットにかかる力がより大きくなり、
スパナチェックを忘れてそのままにしていると、そのうちにゴキゴキこじられて
赤錆が知らせてくれる(今回のように)事になります。
強化ブッシュに入れ替えても受ける力は同じなのでは?の疑問について。
その通りなのは組み合わさっている他のブッシュと、せり合わない時の話。
上下リンクの長さの違いから、ハチロクのリヤーリジットアクスルを、
一方を上げてもう一方を下げると(旋回状態)、リンク軌跡の干渉(各リンクが競り合う)が起き、
逃げを許容しないと、取り付けブラケットに強大な力が働くようになります。
(ハチロクの5リンクサスペンションはリンクブッシュのたわみで成立する足なのです)
走りに大きく支障のでないところで、純正は柔らかいゴムブッシュで
逃げのストローク(リンク干渉を吸収できるように)を持つように考えられています。
ところが柔らかいゴムブッシュ故に、そのままだと急発進時にジャダーが出やすく、
モータースポーツ車両に改造する場合、強化ブッシュに変更されるケースが多いのですが、
本来あるべきブッシュの柔らかさ(逃げのストローク)を変えてしまうと、あちこちに支障をきたします。
この時の力は車体側ブラケットを引きちぎるほど大きく、行き過ぎた強化ブッシュのせいで、
ブラケットが取れた話を何回か聞いたことがあります。
更に、ブッシュが硬いということは、5リンクが突っ張ってロールしない方向(ノンロール)の力となるので、
リヤにぶっといスタビライザーをつけたのと同じハンドリングになります。
中高速コーナーはアンダーオーバー、低速の回り込んだコーナーでは、どアンダー一辺倒。
もう一枚の写真は、ラテラルロッドの車体側ブラケットの部分、
狭い隙間の奥のボルトが横切っているところが黒光りしています。
ここにも大きな力が働き、焼き付けで一体化しているはずのカラーから外れて、
ゴムがカラーを磨いてテカっているのです。
手に入れなければいけない部品がまた増えました。