クルマのサスペンションと長いお付き合い

サスペンションの話、試乗記、旅の話、諸々・・・。

EyeSight

2010-07-16 12:44:20 | 試乗レポート
“画像は世界一安全なボディーを持つレガシー”

スバルの安全と題された、試乗会に行ってきた。
テレビCMを見ていないので、実際に自分の目で見るまで、何が何やらの先入観ゼロで車に乗り込んだ。
助手席に説明員の方が乗り、操作方法を聞いて即スタート、教習所の1時限目ののりだ!!
ハンドルのスイッチだけでスタートするクルーズコントロールは、アクセルペダルも(触っても良いが)、ブレーキも触らない、まずは頭の切り替えがいる、前走車のいない広場ならいざ知らず、すぐ目の前にいる車の後を、足離し?で車を動かすのにはずい分と抵抗感がある。
安全とわかっていても、すぐに信用するわけにはいかないのだが、今回はとにかくお試しだ。
“自動停止”にブレーキを掛けっぱなしにしてくれるのはありがたい、スイッチONでスタートの時の加速も実におだやかだ、スムーズな発進の見本を見せてくれているようだ、渋滞の中では人がアクセルを操作するよりも、オートクルーズで走らせた方が燃費も良いとのこと。
プリクラッシュブレーキアシストの試乗も同時に試した。
これが多分、TVCMで流れているそれかな、車が判断してブレーキ操作を行い減速してくれる、というもの。
ぶつからないようにブレーキを掛けてくれる訳ではないから、誤解しないで欲しいのだが、これはノーブレーキでぶつかるよりも、少しでも減速すれば事故の大きさを軽減できるというアシスト装置だ。
これだと、通常(日常)運転では顔を出さない(介入しない)から、まったくじゃまにならない(常にSW ON)ブレーキの定番となったABSと同じような登場のしかただ。
どちらもこの装置が働いた時は心臓バクバクで済むか、ガシャンの音が聞こえるかのどちらかだ。
いずれも開発に10数年の年月を要したもので、よく考えられていて、その機能も確認できた。
懸念されるのは、機能を正しく理解する事、使いこなす事、が決して容易でないこと。
安心を自分の気のゆるみ、責任の低減に充当できる訳ではないという覚悟を持てるかである。