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【「GDP世界一、1ドル30円、金1グラム1万円」が日本の近未来?】金の復権、ドルの失権、そして円は・・・⑤

2019-08-19 00:01:51 | 金(ゴールド)

前回からの続き)

 現在、ゴールド)の円建て価格は1グラム当たり5100円台をつけ、世間的には高騰しているとみられていますが、前記した理由から、この価格、いまが当面のピークであり、今後はもう少し下のレンジで上下するだろう、と予想しています。

 他方、金のドル建て価格のほうは上述、そしてこちらの記事に書いた事情によって上昇を続ける(しかない?)でしょう。具体的には、これまでの史上最高値ライン(20119月:1トロイオンス1923ドル)を早々に抜いて同2000ドル台に乗り、米FRBQE再開や米欧中新興国で続発する銀行危機とかデフォルト等によってその騰勢にいっそう弾みがついて・・・やがて金は真に復権を果たす―――かつてのように紙幣を裏付ける資産として主要国の中銀B/S中に巨額規模で立ち上がる―――ことになるでしょう、おそらく・・・(???)

 で、そのときの金価格は・・・1オンス1万ドル(!?)あたりを見込むものです・・・って、いま(同1500ドルあまり)の7倍近くですね。それはこちらの記事に書いた、「1万トン」に向けていまもスゴい勢いで金準備を積み上げている中国に関する個人勝手な想定に基づくものです・・・ので、実際にいくらになるのか正確な予想は困難ですが、この場合、米FRBが保有する金の評価額は約2.6兆ドルと、そのB/Sの半分強になるので、まあイイ線なのではないか、と思っています。

 で、この際の金の円建て価格のほうですが、さすがに1オンス1万ドルにもなればこちらも史上最高値を大きく更新していることでしょう・・・が、それは本稿冒頭に書いたように現在の倍くらい、つまり1g当たり5千円×2で1万円程度・・・が望ましいくらいなのではないか、なんて思うわけです。ちなみにこの金価格1g1万円ですが、こちらの記事に書いた、現時点での本邦GDP(ドル建て)が世界一のアメリカにほぼ並ぶとした場合の想定レート1ドル30円で計算した値です。つまり、1オンス1万ドル×30円÷31.103g=9645円≒1万円、という次第です・・・

 本稿でこれまで綴ってきたように、金が「復権」するであろう(?)近未来の世界金融・通貨体制において、欧米諸国や中国などと比べて金の保有量が極端に少ない(のに、「失権」しつつあるドルのほうは極端に?持っている日本は、自国通貨「」を金に負けないくらい強い通貨にして、その脅威から身を守らなくてはなりません。そのためにも円はドルに対して大きく値上がりするべき、というよりドルインフレ度を増して円に対して減価していくのを放任するべきで、そうこうしているうちに自ずと1ドル30円くらいになり、わが国が世界一のGDP大国になれば、金を豊富に持つ国々でも簡単には日本に手出し(わたしたちが血と汗で作り上げたこの国の財産を金の力で奪い取ること)ができないはずだと考えるものです。上記で円建て金価格は上がっても現在の倍程度が望ましい、としたのはそのような意味からです。

(続く)

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