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【セレブも庶民も受けられる高度医療サービス】世界一:日本の医療①

2014-04-21 00:02:27 | 日本

 2年ほど前と、少しばかり古い話になりますが、知人の病気治療を通じて垣間見た日本の医療の現場や制度について感じたことを綴ってみたいと思います。

 その知人は当時70歳代後半。大病を患い、外科手術を受けるために、とある大病院に入院しました。

 その病院には全国各地からさまざまな疾病を抱えた人々がやってきていました。患者さんは老若男女さまざまで、ごく普通の生活を営んでいる人ばかりのように見受けられました。

 知人が入った病室にはベッドが4床ありました。入院患者は通常はこの4床部屋に入ることになっているようです。追加料金を支払えば2床の部屋とか個室を選ぶことができます。

 そのほかにベッドが6床の病室もありました。その部屋の入院費は比較的安めに設定されていて、所得等が低い人から優先的に入れるようになっています(知人は人並みの年金受給者ですが、6床病室には入れませんでした)。とはいっても部屋に置かれたベッドの数が違うだけで、その病室の患者さんが受ける手術や検査などの医療サービスの内容や質は他の病室の入院患者と同じです(保険適用外の診療分は除きます)。

 同じ時期、知人と同じフロアに、ある有名俳優が入院していました。その俳優さんはカーテンで仕切られた廊下奥にある病室に入っていました。知人と同室の方々のウワサ話によれば、その病室はベッドが1つの個室ですが、部屋の大きさや構造は4床病室と同じとのことでした。入院中、その俳優さんはリハビリを兼ねてよくナースステーションを訪れ、看護師さんたちと談笑していたそうです。

 知人が受けた手術は早朝から夕方まで半日を要する大掛かりなものでした。執刀したのは豊富な手術暦を持つ腕利きの外科医。その彼を何人もの医師や看護師がしっかりサポートしていました。無事に手術が終わった後は約20日間に渡ってICUで投薬やリハビリなどの集中治療が行われました。

 結局、知人は40日あまりの入院・リハビリ生活を経て、無事退院しました。主治医の話によれば、知人が患ったレベルの病状ならば以前は手の施しようがなく、延命治療程度のことしかできなかったそうです。それが医療技術の進歩で、知人のような高齢者にも手術を含めたハイレベルの治療が可能になったとのことでした。それを聞き「日本国民の平均寿命が延びるのはもっともだ・・・」と感じました。おかげで知人はいまも元気に余生を楽しんでいます。

(続く)


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