木洩れ日通信

政治・社会・文学等への自分の想いを綴る日記です。

アジア系は平和で穏やかな暮らしを望んでいる

2021年06月08日 | Weblog

笹生優花(さそうゆうか)という19歳のゴルフ選手が全米女子オープン選手権で優勝したと大騒ぎ。
別にゴルフに興味はないので、これ一色になるというのは日本社会の「今そこにある危機」から目をそらすためと思われる。
尾身会長が反撃に出た。このまま政府に遠慮しているとすべて自分のせいにされて菅は逃げ切るつもりになっていると気が付いた。
すべては政治のトップである菅の責任だ。その自覚もなく逃げ切ろうなんて浅はかにもほどがある。
コロナは収まらないのにこれ以上人流を増やすことになる「オリンピック」をやろうなんて正気じゃない。
もっと早くにIOCに「できません」と言えばよかったのだ。それでもやると言うなら「どうぞご勝手に。その代わり協力はできません」と申し入れするぐらいでなければ非常時のトップを務める資格はない。
何か70年前の敗戦を決断できなかった軍部と政府の感じにそっくり。あの時は戦争を始めた責任者の昭和天皇がいたが今はそうした「御聖断」を仰ぐ相手がいない。
東日本大震災の時の原発事故に対して自民党特に安倍晋三などが民主党政権を批判するが、安倍にそんな資格はない。では自民党政権がもっとちゃんとやれたのかと言えばそんなことはできなかったはずだ。

中国批判の前に日本は自分の頭のはえを追え。
何かというと「共産党一党支配」だとして強権体質を強調するが、自民党やりたい放題支配を許している日本はどうなんだ。
ところで中国の特に若い人達の間に疲れが広がり始めていて、政府が危機感を持っているという。
私は現在の中国事情はよく知らないが、大都市では皆豊かになっていて、人を押しのけてまでという上昇志向は薄れているようだ。
これは古代ギリシアやローマの時代から繰り返されて来たこと。
世界中が覇権を手にしようと軍事増強で争う必要のない世の中になるほうがいい。
中国人は日本人より元気がいい民族かと思っていたが、みな平和で穏やかに暮らしたいのだ。
私はアングロサクソン系の方がよほど野蛮で好戦的なDNAだと思っている。

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生殖医療の進歩はあらたな苦悩を生む

2021年06月06日 | Weblog

生殖医療の発達ゆえの苦悩
子供ができない夫婦は昔からいた。生殖のメカニズムがこんにちほど明らかではなかった時代は養子をもらって育てることで家の存続をはかった。
日本は敗戦までは「家の存続」が結婚の最大の目的だった。
子供ができない夫婦がいる一方、受胎調節が一般的に知られていない時代には子供が次々に生まれる夫婦もいて、そんな場合養子に出したりしてその代わり教育をきちんと受けさせる約束をしたりして、人々は折り合いをつけて来た。
愛情ある両親の元成長するというのは最も望ましい形だがそうはいかない場合が多いのはこんにちでもよくあること。
しかし生殖医療の発達は人の子供を養子にしなくても人工的にDNAを受け継ぐことも可能になった。
男女どちらかが他人の卵子や精子をもらって子供を持つこと場合もある。
しかしこれは「子どもを持ちたい」という親の願いで実現したことであって生まれて来た子供の願いではない。
そこで自分の出自を知りたいという子供の願いが生まれる。秘密にしていてはならないことだ。
かつては医学生が精子を提供して生まれ、その場合父の存在は知らせないという形ではあったが、将来の遺伝による病気などのこともあり、自分の生物的出自を知っておきたいという人がそうした思いを主張するようになった。
子供を持ちたいという思いは生まれて来る子供のことも考えた選択でなくてはいけない。

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働く人を苦しめる自民党を日本から追放

2021年06月04日 | Weblog

今日は雨模様。だけど夕方の今はやみつつある。
いつもながら私の住むところは災害を免れる地域にある。
今日のテレビの話題は「菅原一秀の議員辞職問題」。まだやめてなかったのかと言うのが正直な感想。
こんな奴は何のために国会議員になろうとするのか。「先生、先生」と持ち上げられていい気になるためでしかない。
だけど選挙に強いのだという。東京の練馬区が選挙区だと言うが、そこの選挙民の見識が問われる。投票に行かない人も多いのだろう。私は近頃政治家の不祥事があるたびに「そんな奴を議員にしてしまっている」選挙民も悪いと考えるようになっている。
毎度言うが選挙制度が悪いと思うが、今度こそ不公正な選挙制度の上に胡坐をかいている自民党を追い落とさなくては日本は終わりだ。日本の指標は各国に比べてどんどん下がっているのにそれに気づかない人がまだまだ多い。
各国の労働者の賃金上がっているのに日本だけが下がっていて、今はコロナ禍だから外国人観光客は来ないが、「日本の物価が安い」のが魅力なのだという。しかしそれは働く人の賃金の安さの反映なのだからこのままではいけない。
小泉純一郎から続く自公政権が悪い。日本から追放の時だ。

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森進一の歌と人生

2021年06月02日 | Weblog

私は6月生まれだ。
ふたご座生まれの著名人として作家の太宰治がいる。1909年(明治42年)6月19日生まれ。
太宰が昭和23年6月15日に玉川上水で心中したのは知っていたけど生まれ月も6月というのは知らなかった。
太宰作品はいくつか読んでいます。どころか高校時代文学班に入っていて文化祭に太宰作品を取り上げ論じたりしていました。
太宰は今でも人気の作家です。特に「人間失格」は中高生が読むと大いに共感する作品だと思います。
もう一人6月生まれの有名人に歌手の沢田研二がいます。彼は私と同年の昭和23年生まれ。特にファンだったわけではありませんが嫌いではありません。彼は京都の鴨沂高校出身で。私は京都の大学に進学し、そのころ近所に鴨沂高校があったのでそんなところでも親近感を覚えています。

父親代わりに家族を支えた森進一の人生
NHKに「ファミリーヒストリー」という番組があります。森進一の人生の軌跡を追っていました。
父が家を出て別の家庭を持ったために彼は身体の弱い母と弟妹を支えるために中学を卒業して集団就職します。
私よりちょっと年上ですが、やはり皆高校に進学していった時代ですからきっと進学したかったでしょう。
歌手になって成功したわけですが、たとえ歌手にならなかったとしても何か事業などで成功し母と弟妹に人並みの生活をさせたと思います。
父も戦後行商などして苦労し、行商先で別の女性と仲良くなってしまったよう。写真で見るとなかなかダンディーな感じに見えましたから女性にもてたのでしょう。家族を捨てたのはよくありませんが。
森進一の歌は独特です。彼の人生が歌わせた歌ですね。
森昌子さんとは別れてしまいましたが、息子たちは今や成人して父を理解しているようです。

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