東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

親から子への伝染

2014-06-24 | 人生の気づき
私たち一人ひとりがもっている個性は、「性格」と呼ばれていますが、世の中に同じ人は2人といない不思議なものです。では、性格って何から作られるのでしょうか。環境、本人の意識、それとも、もともと持って生まれた何か、そのどれもが正解ではないでしょうか。いろんなものが重なり合って、影響しあって、その人の「性格」が形作られるのでしょう。

アメリカの心理学者バンデューラ氏の名言を一つご紹介します。「子どもは大人に命令されたことはしないで、むしろ大人たちのやっていることのマネをする」これは親子関係だけでなく、職場の上司と部下の関係にも当てはまる気がします。

子どもは、命じられたり教えられたりすることよりも、周りの誰かをお手本にマネをすることによって学びます。心理学ではこれを「モデリング」と呼ぶそうです。

そして、子どもにとって一番身近なモデルといえば、一緒に生活をしている父親や母親。親のほうが意識していなくても、子どもは親の姿から、仕草や行動パターン、ものの考え方などを吸収しています。ウソをつくことも、親をモデルに学ぶものの一つらしいです。

家庭でも職場でも、上に立つ者ほど自分の行いに気を使わなければならないということです。