東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

美を磨く

2014-03-18 | 経営の気づき
いま応援させてもらっている会社の経営者の考え方が素晴らしく、いつも楽しく仕事させてもらっている。何しろ、庭造りの仕事をされているのだが、ご自分の仕事を「街並みを綺麗にするための接点が庭であり、その庭に自然を持ち込むことによって、施主の方には人間として尊重しなければいけない自然を学んでもらっている」と位置付けておられる。久々に哲学的経営をされている方に巡り合えた。

彼は、施主の方が関心を持って庭を見守ってもらうために、実のなる木を庭に配置するらしい。普通の植物ではなかなか世話をしてもらえないので、食べられるものを植栽することにしているとか。すると、人間の習性からして、その木を枯らさないように世話してもらえるそうだ。非常に人間的発想の庭造り、なかなか見事だ。

この方が大切にしている価値観は「美」であり、庭・植栽・社員・仕事のいずれにも美を磨くという視点で取り組まれている。