創価学会の信仰に功徳はあるか?

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393-18.法華題目抄 御書全集(昭和29年再版)誤記 その15

2017年02月17日 00時13分47秒 | 日蓮系遺文
法華題目抄(全集九四三、九四八ページ)

昭和50年代の御書全集と比較済み。
昭和29年再版時の御書全集は旧漢字です。

1.梵字が欠けています。2015年の版でも同じです。



梵字がないのは行道文庫版だけで類纂高祖遺文録(大正)と霊艮閣蔵版には存在します。

一昨年に霊艮閣(蔵)版 日蓮聖人御遺文を見たら気がついたのが、この脱字でした。

阿嚩囉訶佉の梵字が欠けている事を焦点にして、記事に書こうと思っていました。
後に学会版 御書全集の遺文名の問題点を日興門流の歴史調査をして、追加指摘し記事にして、最終的に「宗教と社会を考える会」の会報に書ければいいな、と考えていました。
今では日興門流の歴代がどんな遺文名をつけたかという歴史調査は、すっかりやる気を無くしました。もう、そうした次元の問題ではありません。

御書全集で梵字が欠けている件だけの一つの記事で終わりだと思っていたのです。
ところが今、著作権法違反を含め、とんでもなく膨大に指摘が必要な事態になっています。

383.記事の一部分を再掲載します。
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383.創価学会の日蓮大聖人御書全集は間違いだらけ(その3)「日蓮遺文の脱字と授与書き削除」 - 創価学会の信仰に功徳はあるか?

●日蓮遺文の脱字と授与書き削除

日蓮遺文の脱字で思い出したのが板本尊の授与書き削除です。
1994年11月15日、日蓮正宗本山である大石寺の板木尊、計四体の脇書部分の「願主法華講総講頭 池田大作」を日蓮正宗側が削除したそうです。
(総一坊(住職・山崎慈昭)と総二坊(住職・田爪鏡道))

同時に教えられたのは、「宗門(日蓮正宗)や悪僧を赦すな」という”怒り”でした。
私は本尊を日蓮大聖人の生命の当体、仏法の真髄は宇宙生命である本尊と教えられていたので、板木尊の脇書削除を聞いて気分が悪くなったのを覚えています。

(中略)

学会の場合、池田氏の本尊の授与書き削除程度で、正宗を許してはいけないのです。
ところが、日蓮遺文の立正安国論を削除しただけにとどまらず遺文の文字をも御書に記載せず削除した結果となっています。本尊や遺文は大切なものであり、粗末にしてはいけないはずですが、こうした矛盾を抱えています。
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2.経典名の間違い
3.漢字かな交じり文が、霊艮閣蔵版か行道文庫版と類似。

サムネイル画像

学会版御書全集(昭和29年再版)


行道文庫版 似ている。


霊艮閣蔵版(縮刷遺文) 似ている。


類纂高祖遺文録(大正版) 「と」と「女人」の主語がないので似ているとは言いがたい。



「法華題目抄」は昭和六年以前の霊艮閣蔵版か、あるいは行道文庫版の本文を書き写しただけかもしれません。
阿嚩囉訶佉の梵字が欠けているのは、学会教学部に梵字の活字を作る情熱がない、あるいは活字をつくる財力や時間の問題かと思っていました。
単に盗用、剽窃しただけという”あまりにも不真面目な、くだらない理由”である可能性が濃厚です。


「法華題目抄」 類纂高祖遺文録と霊艮閣蔵版と同じ遺文名。
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◯原文 漢字かな交じり文
◯真筆 水戸 久昌寺 外十二ヶ所

◯各遺文ページ数
記載された表現のままにした為、漢数字と英数字で不統一にした。

霊艮閣蔵版 五百八十三ページ(五八七、五九六)
行道文庫版(昭和五九年)三四二ページ(三五〇)
行道文庫版(昭和七年) ページ
類纂高祖遺文録(大正四年第四版) 283ページ()
昭和定本 1_三九一ページ
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以上
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