甍の上で

株式会社創瓦 社長 笹原真二のブログです。

気が付けば、淡い緑の 霞む山 いつの間にやら 緑が深く

2018-04-27 22:08:38 | Weblog
「アッ、申し訳ありません!」
 4月18日、備中町の現場を終えて夕方6時半過ぎ、事務所に帰る。駐車場にいつも乗っている愛車の軽トラックが無い。
ダンプの荷を下ろして、すべての片付けを終えたのが7時半前、お袋に軽トラックが無いことを尋ねると、「あるはずだ。夕方にはあった。」


社員の妹尾英明に電話する。「確か昼、帰った時には無かったような気がするけど・・・」と。「お袋は、夕方まではあったと言っとるんじゃが・・・もしかして盗まれたのかもしれん・・・」

自宅に電話して家内にも聞いてみるが「軽四がどこにあったか全くわからない・・・」これは30年前と同じだ。車を盗まれたとほぼ確信。従弟の警察官に電話をすると「僕は帰宅したから、連絡して現場に行ってもらう・・・」

しばらくすると、覆面パトが、パトカーが来る。警察の方に「午前10時過ぎ、軽四で帰って来て、ここに駐車して、備中町の現場の準備をして11時半過ぎにダンプで出て行ったから、昼にはここにあったはずです。」「施錠していなかったんですか・・・プリウスとか、そういう車だったら海外に売り飛ばすとか、盗難はあるんですが、軽四の盗難というのは無いから分からない・・・車種は?」「白のダイハツ、ハイゼット、倉敷480か3555 確か3年前に購入しています。」

鑑識の方が来られて、軽四が駐車していたと思われるあたりにマットを敷く「あれで、靴跡が分かるんです」盗難があれば鑑識まで来るんだと改めて感心・・・軽四が無くなれば仕事に支障をきたす。見つからなければ新たに購入しなければならないか?会社の名前を入れておけば目立つから盗難には遭わなかったかな?とにかく大失態だ・・・そんなことを思いながら鑑識の方の作業を見ていた。

盗難届を出すためのヒアリングを受けていた時、警察の方に連絡が入る。「車、見つかりました。」ほっとすると同時に、「どこにあったんですか?」と尋ねる。「そこの先の、名合建設の駐車場に、窓は空いたまま、鍵もついたままで・・・」

「アッ、申し訳ありません・・・」「ごめんなさい!私が、名合建設の社長に用事があって、11時半前に、軽四で行って、帰りは歩いて 帰ったんでした。すっかり忘れていました。申し訳ありません・・・」と何度も平謝りの連続。「そんなに謝らなくても結構ですよ。車が盗難じゃなくて、見つかったから良かったじゃないですか。」と警察の方。穴があったら入りたい気分だった。

 翌日、妹尾英明からは「どこをどうしたら、あんなことになるん?」返す言葉などあるはずは無く「俺が、ボケとるんじゃ・・・」と言うのが精いっぱい。

 何故、あの時、あんなに思い込みが強すぎたのか?あの時、何故、自分の行動をもう一度冷静に確認することが出来なかったのか?それが自分自身への不安となっている。   2018年4月28日         笹原 真二
 
追伸
 19日、名古屋の江場さんに電話。「ハッ、ハッ、ハッ」と大笑い「そんな、バカみたいなことってあるよね。車で行って電車で帰ってきたとか・・・」「江場さん、警察沙汰にはなってないでしょ。僕は10人もの警察の方に大迷惑をかけたんだから・・・」お袋に、「やっぱり、俺は生まれつき頭が悪い。」と言ったら、「そんなに悪くは産んどらん」と言われました。還暦になっての大失態、昨年8月の事故、そして今回の件、本当に自信を無くしていきますよ・・・」

 元劇団ふるさときゃらばん、現LALALA企画の祖父江真奈さんには、話してはいないが、この件を知ったら、「ハッ、ハッ、ハッ」と笑いながら「真ちゃん、やらかしたんだって、大丈夫だよ、それこそ真ちゃんらしいよ。きゃらばんのお芝居のネタになりそうだね。」と一番に電話してきそうだ。

親友の、今井達也が、これを知ったら、「笹原さん、やっちゃたんじゃなあ、でも、あんた、ボケるにゃあ、チョット早すぎるで、これから先が思いやられる、しっかりせられえ。うちで、女房や娘と大笑いしたが・・・」と言ってくるに違いない。

そして、行徳先生が知ったなら、「気が入ってねえからだ!」と一括を喰らうだろう。改めて、還暦になって、もう一度、褌を締め直さなければならない。

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