甍の上で

株式会社創瓦 社長 笹原真二のブログです。

女たちの太平洋戦争から・・・70年

2015-08-29 19:05:12 | Weblog
 女たちの太平洋戦争から・・・70年
毎年のことだが8月に入ると、15日の終戦記念日に向けて、各TV局の番組には戦争特集が組まれる。NHKの「女たちの太平洋戦争~従軍看護婦 激戦地の記録」中国大陸、ビルマ戦線、フィリピン戦線、さらには16万人が亡くなったと言われるインパール作戦等に従軍した二十歳前後の看護婦たち(5万人を超えると言われている。日本赤十字からは35785人従軍1120人が亡くなる)の証言「傷あとには、うじがいっぱい。それを取ってあげるんです。翌日にはその人たちが亡くなっているんです。毎日たくさんの人が亡くなって、病棟の横には火葬場があって、死体を一丁上がりなんて・・・涙も出ないんです・・・」「兵隊さんが、私たちを見て日本人だと分かると、お母さんや家族を思い出すのか、抱きついてきてオイオイ泣き出すんです。前線での死と隣り合わせの緊張が解けるのか?兵隊さんが泣くんですよ・・・わたしたちも一緒に泣いて・・・」「国のために志願しました。従軍できることは栄誉なことだと思っていました・・・」そして「戦争とは?」の問いに「馬鹿がする・・・馬鹿がすることですよ」と、悲しみや怒りを通り越したような空虚な言葉が印象的だった。
安部内閣が、提出した「安全保障関連法案」は大きな議論を残しながら衆議院を通過し、今、参議院において議論されている。野党の一部からは「戦争法案」などと厳しく非難されているが、世界情勢は大きく変化している。アメリカの影響力の低下、ある意味、戦前の日本を思わせるような中国の拡張主義。
国会議事堂の周辺では、この法案に反対している学生を中心としたグループが集まり、「戦争反対!」と軽いラップ調のシュプレヒコールを上げながらデモ行進をしている。「戦争反対はみんな同じ気持ちだ」しかし、彼らのニュース映像からは違和感が湧いてくる。「日本の平和は当たり前」タダで今の日本の平和があると勘違いしているような?だから、同じ戦争反対でも、彼らとは同調したくない。
戦後70年の光と影、日本は日米同盟、日米安保条約を基軸に戦後復興を果たし経済大国へと成長した。アメリカの保護下の元?憲法9条?だから戦争に巻き込まれることも無かった?・・・その陰には、朝鮮戦争における特需もあった。ベトナム戦争もあった。結果、東西冷戦という構造も経済成長を果たす大きな要因にもなっていた。そんな影の上に日本の繁栄は築かれていったのではないか?・・・世界情勢の変化、アメリカの影響力の低下、アメリカの自国の利益という御都合主義?がもたらした状況かもしれないが、自分の国は自分たちで守るという当たり前の話をする時期にきているのではないか?それが70年間、出来ない状況にあった事の方がむしろ異常だったのではないか?「備えあれば憂いなし」それでも・・・備えがあっても、馬鹿がすることはやってはならない。      2015年8月28日         笹原 真二
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