花好き・旅好き80代の北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だったが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり外国は見合わせている。

長い間の腹痛の顛末記

2008年09月26日 | 医療・健康・食生活・衣生活
今月初めから鼠頸部に痛みを感じていたが、初めは庭仕事の筋肉痛だと思っていた。ところが日を追うごとに次第に痛みが強くなって行った。
3~4日後、今度は知らない間に、脇腹に赤い小さな痒みのある点が4~5個できた。薄着で庭仕事をした時に、服の上から虫に刺されたのかなと、軽く考えていた。

1週間位たった頃、今度は下腹部の内側からズキンズキンと突き刺されるような強い痛みがし出し、夜も眠られなくなった。
これは何か内臓の病気かもしれないと凄く不安になって、普段かかりつけの総合病院に行った。
医師は腹部全体を触って、「特に異常は無い。超音波を掛ければ詳しく分かるが、予約は1週間後になる。」という。
仕方が無いので超音波の予約を入れて帰宅した。
しかし、午後からますます体がしびれるような痛みに変わり、その夜は鎮痛剤を飲んで何とか睡眠を取った。

もう我慢の限界だった。朝、早起きして、定期的にがん検診を受けている札幌の病院に行った。
消化器内科を受診した。その科は初めてなので、腹部X線、尿、血液の検査を受け、結果がでた後、医師の診察を受けた。勿論触診もされたが、「どこも異常はありません。後は婦人科を受診してください。」と言って、鎮痛剤を処方してくれた。

鎮痛剤を飲んだら、痛みは少し弱まるように感じたが、夜になるとやっぱり眠られない位になった。
土日と我慢し、月曜になったので、超音波を予約していた病院に、予約日はまだだけれど、飛び入りで診察をお願いした。
飛び入りは1番最後になると言われた。待っている間もチリチリと痛む。やっと超音波を受け、さらに1時間半待って医師に会えた。
「超音波で腎臓、子宮を見たけれど、どこにも特に異常はありません。」と言う。
仕方がないのでそこでも鎮痛剤を処方して貰った。
痛む場所に湿布を貼っても良いか聞くと、「いいよ。」と言われたので、帰宅後、家にあった湿布を貼り、鎮痛剤を飲んだ。

その一方で、数日前から、左脇腹の虫刺されのような箇所の個数が増え、痒みがして、掻いているうちに黒ずんできた。しかし、痛みの場所は脇腹ではなく、左下腹部なのだから、虫刺されと痛みは別だと思っていた。
それにしても下腹部は腫れた感じだし、下着が触れてもじりじりと痛く、寝ても寝返りができないくらい痛いので、精神的にすっかり落ち込んでしまっていた。

その2日後の夜、NHKの番組「試して合点」で「帯状疱疹」について説明していた。
それを見た途端、「私のことだ!」と閃いた。

翌日、早速、番組で言っていた皮膚科専門病院を受診した。
医師は脇と腹部を見るなり、直ぐに「これは帯状疱疹です。」と診断した。嬉しかった。3週間もの間、痛みに耐えながら病院を巡り歩いたのだから。
その後医師から、「帯状疱疹は、水疱瘡と同じ菌が免疫力が落ちた時に暴れてなること、年をとって来ると治癒まで長引くこと、体を冷やさないように」等という話があった。湿布はだめだったのだ。
鎮痛剤の力を借りながら、治るのを待つという。そして腹部を温める電気を掛けてくれた。

昨夜は家にあった貼るカイロをパジャマの上から貼って寝た。初めてぐっすり眠れた。
それにしても今の医師は、専門以外は分からないのだと、改めて知った。また、癌の転移や内臓の病気でなくて本当に良かった。
今日も鎮痛剤を飲んではいるが、まだ痛みがある。しかし原因が分かったので、心はすっきりしている。後は早く治るのを待つだけだ。

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