花好き・旅好き80代の北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だったが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり外国は見合わせている。

「ルーマニア・ブルガリア」旅行(15)

2013年06月10日 | 海外旅行「東ヨーロッパⅡ」ルーマニア、ブルガリア
≪ブルガリア/ボヤナ教会・リラの僧院≫

旅も8日目となり、ブルガリアのハイライト、「リラの僧院」に行く日だった。
初めに、ソフィアのホテルを出て南西8kmの町「ボヤナ」にある世界遺産「ボヤナ教会」を訪れた。
この教会は標高2000m級の山が連なるビトシャ山の麓にあり、11世紀に建築されてから2度増築したというが、本当に小さな教会だった。
しかし、中のフレスコ画が価値があり、世界遺産になっているのだ。(内部の写真撮影は禁じられていた)
写真の左側が最古の建物で、中のフレスコ画も素晴らしかった。

  

それから110km南にある「リラの僧院」に行く途中で、「コウノトリ」が巣を作る村を通った。また昼食は、渓谷の傍に建つレストランで「マス料理」のランチを食べた。美味しかった。

  

「僧院」は「リラ山脈」の奥深く、曲がりくねった山道を登った先にあった。「リラ」とはトラキア語で「水の豊かな地」という意味だそうだ。
着いた時は雨が降り出していて、まだ午後を過ぎたばかりなのに薄暗かった。

  

ここは元々10世紀に『イヴァン・リルスキ』という僧侶が隠遁の地に選び、小さな寺院を建てたのが始まりという。14世紀に王に庇護されて今の様な形になり、「ブルガリア正教」の総本山となった。
500年間のオスマン朝の支配の時代には、税金を納めることでこの僧院の存在が黙認されたらしい。

周囲を取り囲む僧坊の中心に「聖母誕生教会」が建てられていて、三方のアーケードの壁と天井にぎっしりと描かれたフレスコ画ははっきりとした色彩の絵で圧倒された。
教会内部の撮影は禁止されていたが、幅10mもあるという木製の「イコノタス」(その奥は天国に通じると考えられている仕切り)には、非常に精巧な彫刻がされていて、それに金箔が張ってあり、輝いていた。

 

  

360もあった僧房は、1833年大火で「フレリョの塔」以外は消失してしまった。その後復旧再建され、1983年世界文化遺産に登録された。

 
 
僧房の一部が公開されていた。写真は上級僧侶の部屋であろう。また、裏側に回るとライラック(リラ)の花が植えてあり、花は終りかけていた。



「僧院」には「歴史博物館」が併設されていて、貴重な文物が展示されていた。そこも撮影は禁止されていた。
 
その夜、オプショナルに行かなかったので、友人と夕食をホテル傍のスーパーマーケットに買いに行った。ダンボールショップの様な形式の大型店で、何でも大量の品物がパックに詰められていて驚いた。すし屋があったので、注文して巻いてもらいホテルで食べた。まあまあ美味しかった。

 


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