花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

「ルーマニア・ブルガリア」旅行(14)

2013年06月10日 | 海外旅行「東ヨーロッパⅡ」ルーマニア、ブルガリア
≪ブルガリア/首都「ソフィア」観光≫

「プロブディフ」観光後、150km西北西にある首都「ソフィア」までバスは走った。
「ソフィア」は、ブルガリアの西部、ビトシャ山の麓にある町なので、標高が550mもある人口140万人の高原都市なのだ。私には何となく暑さが和らいだ様に感じられた。

ガイドブックに拠ると紀元前7世紀に「トラキア人」が町を造ったが、紀元後は「ローマ」の支配を受けた。そして1398年~19世紀の500年間は「オスマン朝」が支配した
19世紀末の露土戦争で独立したが、第二次大戦後は政治的に旧ソ連に組み込まれ、社会主義化が推し進められた。旧ソ連の民主化後は、ブルガリアも親西欧路線を推し進めている。

「ソフィア」に着くと直ぐ、バスを「アレクサンドル・ネフスキー寺院」傍の駐車場に止めて中心部の市内観光をした。

この寺院は、1878年、オスマントルコからの独立を果たした露土戦争で、ロシアから支援に来て戦死した20万人のロシア兵を慰霊するために、1882年から40年の歳月をかけて建造した寺院だ。
高さ60mの金色ドームと12のドームがあり、巨大なシャンゼリア、モザイク画で飾られている。
余りに大きいので、かなり離れないと写真に収められなかった。内部の撮影は禁止だった。

この寺院を見た時、突然、昔唄ったロシア民謡『バルカンの星の下に』を思い出した。『黒き瞳いずこ 我が故郷いずこ ここは遠きブルガリア ドナウの彼方…』という歌だ。(調べたら、第二次世界大戦末期の1944年頃、故郷を懐かしんだロシア兵たちに歌われた歌だという)

 

次に「聖ソフィア寺院」「聖ロシア正教会」「旧王室」「大統領官邸」「旧共産党本部」「聖ソフィア像」「バーニャ・バシ・ジャーミャモスク」「聖ゲオルギ教会」と順に見学した。支配者が変わる毎に建てられたそれぞれの時代の文化財が肩を並べていた。
 
①聖ロシア正教会(1913年建立) ②バーニャ・バシ・ジャーミャモスク


③大統領官邸と衛兵交代式


④聖ソフィア像           ⑤聖ゲオルギ教会(4世紀の温泉施設もあった教会)

  

⑥聖ペトカ地下教会(14世紀オスマン朝時代に遠慮がちに半地下で建てられた教会)

  

「アレクサンドル・ネフスキー寺院」傍の緑地に、日本とブルガリアの国交40周年を記念して1999年10月に日本が桜の苗木50本を贈ったという記念碑が立っていた。

 

 



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2 コメント

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Unknown (サマンサどら猫)
2013-06-10 16:18:39
 成る程!その民謡知ってますよ。ブルガリアと言えば、私はヨーグルトのイメージですが、笑い。イスラム教会風あり、東方教会風あり、なかなか面白い風景ですねえ。
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Unknown (ソナタ)
2013-06-10 19:27:20
サマンサどら猫さん、こんにちは♪
やはりこの歌を知っていましたか。昔の歌声喫茶のはしりに歌われたとか…。世代が似ていますからね。
『歴史を知れば、文化が分る』のですよね。
味がある国でした。
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