花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

「ルーマニア・ブルガリア」旅行(12)

2013年06月09日 | 海外旅行「東ヨーロッパⅡ」ルーマニア、ブルガリア
(6日目の記事が抜けていたので、ここに掲載する)

≪ブルガリア/野外博物館、薔薇博物館、トラキア人の墓≫

6日目はヴェリコ・タルノヴォを出て50km南西の「カブロヴォ」近郊にある「エタル野外博物館」に立ち寄った。
ここは1960年に造られ、職人町を再現した場所だった。「シベク川」の水を利用して水車を回し、穀物を搗いたり、糸をつむいだり、刃物を研いだりする動力に利用していた。木彫り細工、刃物、毛皮、パン、お菓子などを造って売る店があった。

  

さらに50km南に走り、「カザンラク」にある「薔薇の香油博物館」に行った。香油の採取法が展示されていた。
毎年6月の初めに開かれる「薔薇祭り」でその年の「ミス薔薇祭り」が選ばれるそうで、歴代の優勝者の写真も飾られていた。
「カザンラク」とは、薔薇の香油を作る時に使う「銅の釜」の意味。薔薇の谷で一番大きい薔薇栽培の中心地だった。
薔薇は早朝に花びらを摘み、直ぐに処理をするそうだ。
博物館の庭には、沢山の薔薇が咲いていたが、油虫にまみれた薔薇も多かった。

  

 

「香油博物館」を出た後、現地ガイドさんの好意で薔薇農園に立ち寄って、香りの強い「ダマスクス系の薔薇」を摘む体験をした。
農家の経営者が来ていたので、「油虫などの害虫対策はどうしているのか。」と質問したら、「化学薬品は使わず、自然素材の薬を毎日撒いている。」という答えが返って来たので、私は納得した。

 

その後、「カザンラク」で発見された「トラキア人の墓」(レプリカ)が展示されている場所に行った。
ここは1944年に防空壕を掘った時、偶然発見され、今はユネスコの世界遺産に指定されている。
墓に描かれているフレスコ画は、紀元前3~4世紀のもので、戦闘場面、葬送儀式が描かれていた。絵に拠ると、夫が妻の手首をつかんで別れをしている様子が克明に描かれていた。
左の写真は墓の場所。右は別の場所に作られているレプリカ。その内部は撮影禁止だった。
(レプリカの写真は、展示場の入り口にあった「ドーム型の天井に描かれているフレスコ画」。馬の絵も精巧で驚かされる)

 

  
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