花好き・旅好き80代の北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だったが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり外国は見合わせている。

「仮性認知症」の存在を知る

2019年03月04日 | 医療・健康・食生活・衣生活
今、図書館から借りた本「認知症にならない!物忘れ外来 徹底ガイド」(日本認知症学会専門医・指導医 奥村 歩著)を読んでいる。
借りた理由は「認知症にならない!」というタイトルがあったからだ
この本で、今までの私の認識には無かった「治療できる認知症」という幾つもの病気の存在を知った。

「脳腫瘍」や「てんかん」などの「頭蓋内異常」、「脂質異常」や「不整脈」から来る「身体疾患」、「ビタミンB12・B1欠乏」や「低ナトリウム」などの「欠乏性疾患」、「甲状腺機能低下症」や「低血糖症」などからの「内分泌性疾患」、色々な「薬物」に依る「薬物性疾患」「アルコール」や「睡眠障害」「頭部外傷」「透析」なども「認知症」の原因の一つになると説明されている。
                                         
私の友人の一人に、幼い頃よりずっと六十年間、肉を一切食べない人がいた。
その人は60代に入ると間も無く「認知症」の初期症状を来たし、64歳で診断を受け、数年前より自立した生活ができなくなって施設に入所している。
その友人の事を考えると、正に豚肉などに多く含まれる「ビタミンB12・B1欠乏」から「認知症」を発症したのではないかと思われるのだ
この医師によると、早期に発見して欠乏症の治療をしていたら、もしかして「真性認知症」を発症せずに済んだかも知れないと思う。とても残念だ。
昨日、その友人と親しかった人に電話をして、このことを話した。

私達はもっとこうした「仮性認知症」の事を知るべきだと思った。そうすると普段から自分の健康生活に気をつける事ができるし、病気になった時に適切な治療を受けるべきだ。
また、身近な人の物忘れが多くなった事に気づいたら、直ぐに病院に連れて行って、その原因を探す事もできるからだ。
同時に、99歳で死ぬまで認知機能があまり低下しなかった伯母は、「基本的に健康だったから、認知症にならなかった」という事も言えるように思うのだ。
                                       
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