花好き・旅好き80代の北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だったが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり外国は見合わせている。

「おひとりさまの老後」を読み終えて

2019年03月27日 | 読書
(前回の記事に続いて)
たまたま他人の「孤独死」をニュースなどで知るが、現代は一人暮らしの高齢者が増えているので、本当は結構沢山あるのだろうなと思っていた。
その内何時からか、自分も「孤独死」するかも知れないと思い出していたが、その先は考えてはいなかった。

この本で上野千鶴子氏は、 「孤独死」は怖くない。「孤独死」してもなるべく早く発見されるように、対策して置く方が現実的だと書いている。本当にそうだ。

先ず、時々様子を見に来てくれる人を作って置いたり、近隣の人に異変に気づいてもらえるようにして置く事。
次に、家に入れる様に、予め鍵を渡しておく人を決めて置いて、鍵の管理をお願いする事。
絶対、自分以外の人に見られたくないものを、処分しておく事。
遺産、不動産の処分について、遺言を書いておく事。
後始末を託する人を決めたら、葬儀の形式やお骨の処理方法などを依頼して置く事。
世話になる人にその費用や謝礼を用意して置く事だという。


「死」は突然やって来るので、「孤独死」を避けようとしても難しいかも知れない。
それなら、上記の事を準備しておけば良いのだ。これなら、そんなに難しいことでは無い様に私は思う。
考えたら、伯母は大体の準備をしていた。だから私は迷わずに病院から自宅に遺体を引き取り、心を込めた簡単な「家族葬」を実施できたし、その後の年金や預貯金の処理がスムーズにできたのだと思う。
この本を入れて書架に置いてくれた市の図書館にも感謝したい。

                                    

コメント
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