花好き・旅好き80代の北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だったが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり外国は見合わせている。

今朝の庭(2)ジャーマンアイリス

2010年06月20日 | ガーデニング・家庭菜園
北海道ではつつじが終わり、今、あちこちでジャーマンアイリスが咲いている。
ジャーマンアイリスの花色は色々あるが、我が家では、友人や隣人から頂いた3種類と私が買ったピンク色の花が咲いている。
それぞれ1本でも目立つ大きい花だが、咲いても僅か1日しか持たずにしぼむ。「花の命は短くて‥」がぴったり来る華やかだが寂しい花である。

   

 
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アメリカ西海岸・国立公園巡りの旅(3)

2010年06月20日 | 海外旅行「北アメリカⅠ」西海岸国立公園

《ヨセミテバレー》
2日目は、早朝6;40にバスでホテルを出発後、昨日とは反対の方角へ進んで行った。
いよいよシエラネバダ山脈の真ん中にある世界遺産「ヨセミテバレー」の核心部に向うのだ。

ガイドの話では、「ヨセミテ」とは、この地域に居た先住民族のインディアンが、野生の「グリスリーベア」を指して「ヨセミーテ」と呼んでいた言葉から来たという。
(しかし、ネットで調べたら、1851年、先住民族アワニチ族を追っていたアメリカ陸軍ジム少佐がこの渓谷を発見したが、ミウォク族の言葉でアワニチ族を指して殺し屋達を意味する『ヨセミーテ』の語を当てたと書かれていた)
東京都の面積の1.5倍もある土地が初めて州立公園に指定されたのは、当時の大統領リンカーンが1864年に署名した事によるという。

バスは途中でゲートに止り、入場料を払った。個人なら1人10ドル、車1台なら20ドルだが、大型バスは1台300ドルなのだそうだ。私たちのバスには三十数人が乗っていたので、10ドルよりは安い計算になる。
公園内は自然保護のために決められた道路以外は入れず、シャトルバスも運行していた。

進むに連れ、独特の景観が見え出した。
先ず林の中を餌を探しながら歩くアメリカンブラックベアーに遭遇した。①(車窓から慌ててカメラで写した)
暫く行くと道端にいた小熊がバスに驚いて傍の木に一気に2m位駆け上った。熊が木に登るのを目撃したのは初めてだった。現在、公園内には400頭位いるそうで、毛の色は、黒、赤茶色、灰色の種類があるらしいが、見たのはいずれも赤茶色の毛色の熊だった。
最近は人間の食物をあさりにホテルやキャンプ場に現れる熊が増えたため、熊が開けられないゴミ箱を設置していた。
また、ミュール鹿にも2度出会った。② 小鹿を連れた雌だった。
大きいマーモットや珍しい鳥も見た。

 ① ②

奥深く進むに連れ、幾つもの大きい滝が流れ落ちる素晴らしい景観が続いた。739mもの高度があるヨセミテ滝は、途中で水が霧となって消えていた。③④
幾つもの滝は、山に積った雪が融けて川となってできるのだが、7月から徐々に水量が減って行き、秋から春には枯渇するそうなので、今回の旅は時期的にも幸運だった訳だ。

 ③ ④

やがて高さ1095mの世界的なロッククライミングの山、「エル・キャプタン」が現れた。⑤ 
この山は世界最大の花崗岩の1枚岩でできている山だ。
挑戦者たちは垂直の岩壁をよじ登り、ロープに掴まって食べたりテラスで眠ったりしながら、数日かけて登頂するのだという。勿論、成功者ばかりとは行かず、失敗して死亡するクライマーも多いらしい。
私は新しく買って持参した双眼鏡で岩肌の人影を探したが、とうとう見つける事ができなかった。

こうした独特の景観は、1000万年前にシエラネバダ山塊が海底から隆起した後、さらに傾斜して作られたと言われるが、100万年前になると分厚い氷河ができ、やがてそれが流れ出し、U字谷を作ったらしい。私には何とも想像することさえ難しい悠久の時の流れがそこにあった。
ヨセミテ渓谷のシンボルという1443mの「ハーフドーム」は、2万年前にこうして氷河が作り出した山だと言う。⑥
あまりの壮大さに、私は息を呑む他なかった。

 ⑤ ⑥

私が今回見た場所は、ヨセミテ国立公園全体の数パーセントに過ぎないのだという。
観光後は、また4時間バスに揺られてサンフランシスコに戻り、郊外のホテルに1泊した。



 





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