花好き・旅好き80代の北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だったが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり外国は見合わせている。

南イタリアの旅(10)

2010年05月31日 | 海外旅行「西ヨーロッパⅡ」北イタリア・南イタリア
《ローマで自由行動②》
その次は「バチカン美術館」だ。
またコロッセオ駅に戻って地下鉄に乗り、途中、テルミニ駅(ローマ中央駅)でA線に乗り換え、オッタビアーノ駅で下車。そこから歩いて10分で「バチカン美術館」入り口に着いた。
私は4年前に来た時は、ここの「シスチーナ礼拝堂」しか見ていないので、今回は是非、他の部屋にも入場して主要な作品を見たいと思っていたのだ。
実はそのことを旅行前にかかって来た添乗員からの電話で言うと、「当日はチケット購入に1~2時間は並ぶので、ネットで予約して行くと良いでしょう。」というアドバイスを受けた。
しかし、プリンターが不調なので、私は結局、予約せずに出かけたのだが、午後1時半近くだったためか、全く並ばずに2階のチケット売り場に行き、15ユーロで券を買って直ぐに入場することができた。(日本で予約すると、予約手数料4ユーロも加算される)

ギリシャ・ローマ時代の石像やエジプトの石棺、ミイラの箱などと、ルネッサンス期に活躍したラファエロなどの画家が残した壁画や絵画、手の込んだ素晴らしいタペストリーや天井の作りなどが、二十数個ある部屋のどれにも溢れていて、パリのルーブル美術館をも凌ぐのではと思える作品も多数展示されていた。①②③
それらは、世界の頂点を目指したローマカトリック教会の威信と富を示していた。歴代のローマ法王は、こんな豪勢なところで暮らしていたのかと私には意外に思えた。

 ① ② 

 ③ 

最後に有名なミケランジェロの天井画と壁画で埋め尽くされている「シスチーナ礼拝堂」に入った。
ここは映画「天使と悪魔」でも見たように、次期法王の選挙をする部屋である。
前回行った時は身動きができない位の人だった。今回はそれより少なかったが、やはり大勢の観光客で溢れていた。
管理をする人が、「シッ!!キープ・サイレント!」と言いつづけていたのが可笑しかった。
私たちは、広大な美術館全体を事前学習で分ったポイントとなる作品を探しながら急ぎ足で回ったが、それでも2時間程かかった。

美術館を出たところで写真④を写してから、外壁に沿ってぐるりと回り、「サン・ピエトロ寺院」の正面広場に行った。
そこにも大勢の人がいたが、並んで手荷物などのセキュリテイ検査を受けてから内部に入った。
ミケランジェロ作「ピエタ像」と「聖ピエトロのブロンズ像」、ベルニーニ作の「ブロンズの天蓋」⑤(映画「天使と悪魔」の最後で、若き司祭カメルレンゴが焼身自殺をする場面に使われたのは、この場所のすぐ後ろの階段下だったと記憶している)の鑑賞を友人に促してから早めに出た。

 ④ ⑤



コメント (4)
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