なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

珍しく暇な日直

2018年05月12日 | Weblog

 昨夜の当直医は外部の病院の先生(バイト)だった。84歳女性が39℃の高熱で受診して、急性腎盂腎炎の診断で入院していた。5月5日・6日と悪寒戦慄があったというが、発熱はなかった。体調不良(倦怠感・食欲不振)が続いて、家族に受診を勧められていたがしていなかった。尿培養を提出して、セフトリアキソン1gが点滴静注されていた。

 今朝はまだ39℃の発熱があったが、受け答えはしっかりしていた。朝食は全部食べている。左CVA tendernessがあった。抗菌薬は1回入っていたが、血液培養2セットを提出して、セフトリアキソンで継続することにした。午後には解熱してきた。悪寒戦慄が出現して(歯ががちがち鳴ったそうだ)、1週間目で高熱という経過は違和感があるが。

 今日は日直だったが、受診は数名で入院もなく、救急搬入もなかった。外科の方では下肢の糖尿病性壊疽で入院があった。糖尿病は他院通院で、経口血糖降下薬のみだった。とりあえずはインスリンをスケールで経過をみるようで、週明けに内科に血糖コントロールの依頼が来ると思う。

 珍しく暇な日直だったので、増井伸高先生の「心電図ハンター②失神・動悸/不整脈編」を読んでいた。土日で通読できそうだ。非専門医向けではあるが、①同様に循環器科医の本よりもわかりやすい。つくば市でのプライマリケア学会で増井先生のセッションに出たが、本当にいい経験だった。

 心電図ハンター 心電図×非循環器医 2失神・動悸/不整脈編

 昨年に引き続いて、7月にまた医学部2年生が病院実習で来る。昨年は何をしていいかわからず、興味をもってくれるようなプログラムができなかった。外科にお願いした手洗い実習と手術見学、それに病院外での夕食会・昼食会だけは好評だった。

 

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