聖路加国際病院は「せいるかこくさいびょういん」で「せいろかこくさいびょういん」ではない。
新約聖書の「聖ルカによる福音書」のルカで、英語だとルークLukeになる。ルカはパウロの弟子で、医師だったそうだ。(聖路加国際病院 St. Luke's International Hospital)
「せいるか」は言いにくいのと、「路」の字に引っ張られて「せいろか」と言ってしまう。パソコンの入力でも「せいろか」と打つとちゃんと「聖路加」が出てくる。
歌手の本田路津子(ほんだるつこ)さんは、聖書に出てくる女性名ルツ(聖書では正式には路律)から名づけられたそうだ。路は「ろ」としか読まないはずだが、聖書では「留」など他の字ではなく、路をあてたのはなぜなのだろうか。(本田路津子さんは、もう古い人しかわからないだろう)
聖路加国際病院は昔から病院として一流だったとして、初期研修病院として有名になったのはいつごろからなのだろうか。
当方が初期研修をした昔々は、東京の東京都済生会中央病院が人気の研修病院だった。当院に以前いた腫瘍内科の先生は、済生会中央病院で初期研修を行っていて、やっぱり優秀な先生は初期研修から違うと思ったものだ。(当時はアメリカ帰りの北原光夫先生が人気だった)
福音書でルカが出た時に、聖路加の話を入れるところなどは、さすがに池上彰さんはうまい。