なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

総合診療スキルアップセミナー

2016年11月27日 | Weblog

 今日は初めて総合診療スキルアップセミナーに参加した。参加費48600円也。山中克郎先生のケースカンファランス、安藤哲郎先生の神経疾患の講義、吉永健太郎先生の血液疾患の講義。午前9時開催で、朝早い新幹線で間に合うが、さすがに眠い。

 山中先生の症例は、1例目が脊椎関節炎(反応性関節炎または乾癬性関節炎)で、足趾~足底の疹・足関節炎・アキレス腱付着部炎を呈していた(皮疹は乾癬と確定できないそうだ)。2例目が前皮神経絞扼症候群anterior cutaneous nerve entrapment syndrome(ACNES)。左下腹部がpinpointの疼痛(右下腹部・右上腹部の順で多いそうだ)を呈していた。神経が腹直筋内で絞扼されて生じる。治療は1-2%キシロカイン5-10ml局注が著効する(なぜか効果が持続)。診察手技の実演もあった。モデルになった初期研修医の先生が裸になって、マジックで何本も色とりどりの線を描かれていた。

 午後は講演で、そんなに参考になるというほどではなかった。ケースカンファランスだけの方がいいんじゃないだろうか。今月は学会出席もなく、当直のない休日だったが、毎月の出席は難しい。年配の開業医の先生も何人かいて、熱心なものだと思った。

 

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