横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

クサフジとカメムシ

2015-09-14 06:24:48 | 近所



座間谷戸山公園の田んぼの傍に紫色の花が咲いていた。
最初ミゾカクシなどを観察していたときには気付かなかったが、
公園をぐるっと回って帰るときに発見した。






オオバクサフジ(マメ科)
オオバクサフジだ。前に丹沢のどこかで見たことがある。
近所でも見かけるナヨクサフジなど外来種ではなく、オオバクサフジやクサフジは在来種だ。
オオバクサフジの小葉は10枚以下でクサフジの小葉に比べると数が少なく幅が広い。






花にカメムシが止まっていた。ヘリカメムシの仲間のようだ。
そばにイネがあるのでいるのかもしれない。






カメムシといえば、池の近くの大きな木に止まっているのもいた。






緑色が鮮やかでないがセアカツノカメムシだろうか。


谷戸山公園も少しずつ秋の気配が進んでいるようだった。


どちらもキキョウ科

2015-09-12 06:26:48 | 近所



座間谷戸山公園の西門から入ったすごのところにイネが栽培されていて、
オモダカ、コナギ、タカサブロウなども見られる中、畦にはミゾカクシが咲いていた。






ミゾカクシ(キキョウ科)
花の形が面白い。別名をアゼムシロという。
溝を隠すほどあるいは畦に筵を敷いたように繁殖すると見られたようだ。






ツルニンジン(キキョウ科)
田んぼの傍に同じキキョウ科のツルニンジンが咲いていた。






3裂した柱頭がなかなか立派だ。雄しべは5本ある。
左側の蕾を見るとキキョウの蕾に似ていると思える。






花の後、花冠が落ち雄しべも萎れて子房が膨れようとしている。

ツルニンジンはジイソブとも呼ばれる。
花が少し小さいヒメツルニンジンはバアソブだそうだ。


蛾蝶雀蜆

2015-09-11 06:37:08 | 近所



家の近くを歩いていたら民家のフェンスにセスジスズメがいた。
けっこうどこにでもいるスズメガのようだ。
というのも幼虫はけっこういろんな植物の葉を食べるらしい。






近所の林縁でちらちら見るのはムラサキシジミ。
飛んでいると翅表の青がきれいだが、止まっているときはたいてい閉じている。






ヤブガラシに今回はヤマトシジミが来ていた。
翅を閉じたのと開いたのがいて面白い。






ヤマトシジミも止まっているときはたいてい翅を閉じている。
今回はしっかりと青い翅表を見せてくれた。
撮ったのは3年ぶりぐらいだ。




玄関先の花

2015-09-10 06:35:28 | 近所



雨続きでしばらく外に出られなかった。
先日から玄関先で鉢植えの斑入りコバノギボウシが咲いている。






コバノギボウシ(キジカクシ科)
県内でもあちこちに自生しているコバノギボウシだが、もちろん我が家のは園芸種だ。






これまでギボウシはユリ科としてきたが、新しい分類法(APG39)ではキジカクシ科である。
アスパラガス、ヒヤシンス、スズランなどが同じ科の仲間だ。






シュウメイギク(キンポウゲ科)
壁際のシュウメイギクが一輪だけ咲き始めた。
台風や大雨が通り過ぎて少しだけ秋の気配がしてきた。



江の島が暑かったころ

2015-09-09 06:28:06 | 近所



まだ暑かった日。穏やかな海でのんびりと浮かんでいる。






ヨットハーバーではウミネコたちが動こうとしない。






浜辺にもウミネコたちが集まって「あの人たち、何しているの?」







あまり大波が来ない中で少しでも乗ろうとする人たち。






波の来ないところの方がのんびりしていいよ。






退屈になったら飛べば良いのだから。



あやうく引っかかりそうに

2015-09-08 06:36:12 | 近所



10日以上前に「XX(息子の名前)だけど。N君から電話が来たら番号を聞いておいて」との電話があった。
「どうしたの?」「Y高校で一緒だった友達だけど連絡がつかなくなった」

何日かして再び「XXだけど。N君から電話あった?」
「ないよ」
「おかしいなあ」
「同じ高校のP君に時々会うから聞いてやろうか?」
「いや、いい。多分知らないと思う」

昨日。「XXだけど。N君から電話あった?」 
「ないよ。どうしたの。住所も分からなくなったの?」
「誰にも言ってなかったんだけど、何年か前にN君が事業を始めるというので金を貸してくれと言ってきた。
ないから貸せないと何度も断った。そのうち銀行が貸してくれるからとしつこく頼まれて保証人になった。
最初は返済していたらしいが、少し前に銀行から通知が来て滞ったので保証人が払ってくれとのこと」
「本人に会えなかったの?」
「横浜に住んでいたが引っ越したので千葉の住所に行ってみたが会えなかった。
弁護士に入ってもらって和解し利息を軽減後○○○万円を支払うことになった。
今日が期限なので定期預金を解約して払い込もうとしたら印鑑を間違えて解約できなかった。
今日中に相手に振り込まないと和解が反故になって返済額が増える・・・」
「こちらの口座から振り込むのでもよいのか?」
「そうしてもらえると助かる」
「しかし一日の振込額は上限があるから全額は返済できないね。和解条件はどうなる?」
「そのあたりは弁護士などに相談してみる」

息子に電話してみると「N君なんて知らない。それは詐欺だ。相手にしないで」ときっぱり。
その後すぐに「XXだけど」「どこから電話してるの?」「ガチャン」


今回は流出した高校の名簿を利用したと思われる。
その他さまざまなオレオレ詐欺・振り込め詐欺が横行しているらしい。
「おれおれ」ではなく自分の名前を名乗る。年齢もわかっていて声も似ているといえば似ている。
予兆電話からタイミングを見計らって振り込み状況に持ち込んでいく。
続けてやりとりしていれば、弁護士や相手銀行マンなどが出てきて劇場型になったのかもしれない。


振込前にこちらから確認電話を入れる。携帯番号が変わったというときは古い番号にかけて確認する。
息子は「生涯、保証人になることはない」と言っていた。



参考:下記の警視庁のサイトに、さまざまな手口の解説と「再現音声」が載っている。
あなたは見破れますか?振り込め詐欺のテクニック


植物園にも帰化植物

2015-09-07 06:51:55 | 近所



長久保公園で遠くに江の島を眺めた小高いところで
草むらに細長い葉が広がる中に小さな花が咲いている。
ソナレムグラに似ているが花の色が違うし葉も違う。しかし同じアカネ科のオオフタバムグラだ。






オオフタバムグラ(アカネ科)
オオフタバムグラは北アメリカ原産の帰化植物だそうだ。






ハーブ見本園には多くの種類のハーブがあるが、今の季節はあまり花が咲いていない。
そんな中に赤紫色の花が目立った。ヤナギハナガサだ。






ヤナギハナガサ(クマツヅラ科)
ヤナギハナガサは南アメリカ原産の帰化植物で境川の堤防などでもよく見る。


都市緑化植物園にも帰化植物が入っていた。たぶん他にもいろいろあるのだろう。


引地川

2015-09-06 06:11:54 | 近所



長久保公園の傍を引地川が流れている。
引地川は大和の泉の森を源流として江の島の少し西の方で相模湾にそそぐ。






護岸の下を覗くと段差のある部分が濡れていて、そのあたりが何かもぞもぞしている。






こういう蟹がけっこうたくさん動いているのだった。






橋げたにいるカワセミは遠くを眺めている。
撮っていて気付かなかったが下の方を通り過ぎる鳥がいた。ツバメだろうか。






岸に近いところをアヒルが食べ物を探して泳いでいた。






5mほど離れたところにはガチョウが悠然として・・・アヒルよりだいぶ大きい。




長久保公園

2015-09-05 06:56:29 | 近所



小田急江ノ島線を本鵠沼で降りて10分ほど歩くと
引地川を渡ったところに長久保公園都市緑化植物園がある。
樹木の種類が多く草花も季節ごとにいろいろと見ることができる。

小高いところに上がると江の島(右上方)が見える。






小さな池にはカモやカメがいたり、
木陰の水辺にはシジュウカラ、ムクドリ、ハクセキレイなども来ていた。。






池の上には何種類かのトンボが飛び回って時には小競り合いもしていた。
ふいにギンヤンマのカップルが止まったが、しばらくして飛んで行った。






小さな温室もあって、たまたまクロアゲハが入り込んでいた。






ハーブ見本園には100種類ぐらいのミントやセージなどが植えられているそうだが、
今はコモンカラミント(シソ科)の白い花が咲いていた。






花から花へ飛び回るハチたち。キマダラハナバチの仲間だろうか。



江の島で波と風を使う

2015-09-04 06:53:56 | 近所



昨日は本鵠沼あたりから引地川沿いを歩いて江の島まで行ってみた。
夏休みも終わったがまだまだ人出が多く食べ物どころでは生しらすが売りだった。






片瀬西浜を中心にサーフィンをする人が多かった。
サーフィンは波に乗る。






片瀬東浜でウインドサーフィンをする人はちらほら程度。
ウインドサーフィンは波が来なくても風を使う。






本格的に風を利用する小型ヨットはけっこう多かった。
2月にヨットハーバーを訪れたときに閑散としていたのとは大違いだ。






大学生たちが多いように見受けた。まだ授業が始まっていないのか。


ガガイモ

2015-09-03 06:45:12 | 近所



境川堤防のフェンスにガガイモが絡んでいた。






ガガイモ(ガガイモ科)
薄紫の花がたくさん咲いている。






花冠は5裂し中心部の蕊柱の間から柱頭が伸びている。






蔓性でほかの草などに絡みついて延びる。


我が家のカヤツリグサ

2015-09-02 06:58:30 | 近所



家の玄関あたり。ミソハギをバックにシラサギカヤツリが咲いている。






シラサギカヤツリ(カヤツリグサ科)
昔もあったのだがいつの間にか消えて、株分けしたお隣から再度株分けしていただいた。
シラサギカヤツリは初夏から秋まで長い期間にわたって花を楽しめる。






昨日のタマガヤツリと同じように苞が細長く一部が白いので白鷺に譬えられたのだろう。






鱗片が重なった小穂が集まって花序を作るのはカヤツリグサ科に共通のようだ。


これらも湿地の花

2015-09-01 06:42:35 | 近所



タマガヤツリ(カヤツリグサ科)
大和市の田んぼでタマガヤツリを見た。
長く伸びているのは苞葉なのだそうだ。






小穂がたくさん集まって玉のような花穂を作っている。






泉の森の湿地ではジュズダマが盛んだ。






ジュズダマ(イネ科)
黄色い葯が目立つのは雄小穂だ。






苞葉鞘からひょろひょろと長く延びて白い雌小穂の花が咲くのだが、
もう時期が過ぎて茶色くなっている。






ところでジュズダマの茎に、こんなものが付いていた。
花ではなさそうだが・・・






もしかしたら小さなクモの卵のうだろうか。