瀬谷市民の森や周辺ではチョウばかりでなく蛾の仲間もいろいろ見かける。
日本ではチョウが250種類ぐらい、対して蛾は4~5000種類ぐらいはいるそうだ。
しかし蛾の仲間は昼の間ひらひらと飛ぶのが少ないので気付かないことが多い。
このシロオビノメイガは数が多く花の蜜を吸うこともあるので、よく見かける。
ツトガ科ノメイガ亜科の蛾で、漢字で書くと「白帯の・・」でなくて白帯野螟蛾。
シロオビノメイガよりだいぶ大きいギンツバメもときどき見かける。
ツバメガ科ギンツバメガ亜科のやや大きい蛾で、夜行性だけど葉の上にいても目立つ。
林の中など落ち葉の上にいると見つかりにくいオスグロトモエ。
巴のような眼のような紋は何かに擬態しているつもりなのだろう。
ヤガ科トモエガ亜科の大きい夜行性の蛾でクヌギなどの樹液を吸うらしい。
この蛾は全くの初対面だ。ネットの検索ではなかなか出てこなかった。
図書館で蛾類図鑑の中からナカグロクチバという名前を見つけた。
ナカグロクチバ(中黒朽葉)はヤガ科シタバガ亜科の蛾で、もともと南の方の蛾らしい。
一枚撮ったらすぐに畑のそばの草むらに入ってしまった。
食草はイヌタデ、コミカンソウ、ミソハギ、サルスベリなどだという。
黒、白、ベージュの帯が印象的だが、翅の端が妙にクルンと巻き上がったような模様もユニークだ。