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読書日和

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「みどりのマキバオー」皐月賞編

2008-03-21 18:15:11 | マンガ
今回ご紹介するのは「みどりのマキバオー」(著:つの丸)です。
春のクラシックも間近に迫ってきているので、今回は皐月賞編のご紹介をしようと思います。

-----内容-----
北海道のみどり牧場で生まれた、犬のような白毛馬・マキバオーは、牧場の借金のために母馬を連れ去られてしまいます。
母馬との再会は悲しい結果になりますが、チュウ兵衛とも知り合え、マキバオーは競走馬になる決心をします。
1歳になったマキバオーは、怪物ホース、カスケードと会い、その実力におどろきます。
2歳になったマキバオーは競走馬になり、負けなしの3連勝をします。
そして朝日杯フューチュリティステークス、カスケードとの対決でついに負けてしまったマキバオーは、モンゴルへ修行にいくのですが…
(この内容は5巻のあらすじのものです。また朝日杯のレース名と馬齢表記は、最新のものに変更させて頂きました。)

-----感想-----
「白い珍獣」の異名を持つマキバオー。
それもそのはず、マキバオーの姿はどう見てもサラブレッドには見えない、犬のような小さな馬なのです。
そのマキバオーが様々な困難を乗り越え、競走馬となります。
ライバルたちもつわもの揃い。
「黒い帝王カスケード」、「不屈の闘将アマゴワクチン」、「爆弾小僧ニトロニクス」、マキバオーの世代にはライバルがたくさんいます。
そういったライバルたちとときに励ましあい、ときにぶつかりあい、成長していくマキバオー。
そして迎える皐月賞の晴れ舞台。

皐月賞編は単行本の5巻~6巻に収録されています。
マキバオーの話の中でも皐月賞編はかなり好きです。
モンゴルでの修行から帰ってきて、前哨戦のスプリングステークスを勝利したマキバオーは、皐月賞で堂々の一番人気に支持されます。
以下に皐月賞の本場場入場時の様子を、単行本のセリフを引用させて頂いてご紹介します。


皐月賞(GⅠ)中山競馬場 芝・2000m
ダービー・菊花賞に先がけて行われる
「3歳限定3冠レース」の第1弾
その一生に一度の晴れ舞台を踏めるのは18頭


「皐月賞は速い馬が勝つ!
今日の中山競馬場のメインレースは皐月賞GⅠ・2000m!!
3冠・最初の栄誉を手に入れるのは果たしてどの馬でしょうか!?
選ばれた18頭の本場場入場です」

「2枠4番はドバイで心身共に鍛え上げた漆黒の馬体!3戦3勝無敗の王者が帰って来た!! ”黒い殺し屋”いや”黒い帝王”と言ってもいいでしょう!! カスケードだあ!!!」

「6枠11番はこの馬だ!!驚異的な速さで骨折を克服しました!!”3冠相続人”まさに”不屈の闘将”です!!!アマゴワクチン!!」

「もうミーハー人気じゃないぞ!5戦4勝!!堂々の1番人気だあ!! 主役は大トリ8枠18番”東のアイドル・白い珍獣”ミドリマキバオー!!」


そしてレースがスタート。
レースの様子も、単行本のセリフを引用させて頂いて、ハイライト風に書いてみようと思います。


「4コーナー手前約1500mあたりを通過!!残りは500m!四分の一だ!!」

「や…やりやがった…ワクチンの野郎!」

「罠だ…罠は2つあったんだ…」

「行くなー!!マキバオー引けー!!」

「フッさすがカスケード…よく見破った…」

「なるほどな…お前が今回一番恐れたのはこの俺ではなく…先に行ったあいつら…いや! ミドリマキバオーだったって訳か…」

「どうしたマキバオー!?マキバオーまでもが一杯か!?」

「ウ…ウソだろ?オレ達がオーバーペースだなんてそんなはずは…」

「何てこった!!ミスだ!!騎乗ミスだあ!!!」

「くそ…俺としたことが大失敗だ…こんなペースで最後までもつわけがねえ…完全にマークする相手を間違えた!!このレース…勝つのは…あいつ(マキバオー)じゃねえ!!」

「そうだそうだった…オレは約束しちまったんだ…無敗のままで…世界へ行くと!!」

「抜け出したのはカスケード!!やはり強い!!体重減は関係ない!!本物だあ!!!」

「くそ…このままで…このままで終われるか…」

「なんとなんと…マキバオーが伸びている!!!残り50m!!マキバオーが来たーーっ!!!」

「うなる服部のムチ!!押しまくる山本の腕!!一騎討ち!!この2頭の一騎討ちだあ!!!」


というわけで、久しぶりに熱い記事となりましたが(笑)
「みどりのマキバオー」の皐月賞編、何となく雰囲気が伝われば幸いです。
このハイライトから想像がつくと思いますが、マキバオーはアマゴワクチンの罠にはまってしまい、絶体絶命の窮地に立たされてしまいます。
しかしそこからが白い奇跡・マキバオーの真骨頂
一旦はライバルのカスケードに先頭を譲ってしまいますが、驚異の勝負根性で再びカスケードに迫るのです
この後は予期せぬ展開になり、衝撃のラストとなります。
どのレースでも読む者を感動させてくれるマキバオー。
この皐月賞の後は日本ダービーへと進みます。
機会があれば、そちらのご紹介もしようかなと思います

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4 コメント

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な、懐かしいかも♪ (viviandpiano)
2008-03-22 02:32:23
細かい筋は忘れていますけど、
懐かしい場面が蘇ったようで・・・
マキバオー、本当に犬みたいでしたよね(笑)

それから、カスケード(って名前も今思い出しました)は、
イメージ的に「あしたのジョー」の力石徹みたいな感じで。
適役なのに、憎めませんでしたね~(^^)

マキバオーの3冠勝負、面白かったですよね♪
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こんにちは! (めぐる)
2008-03-22 23:46:54
先日はトラックバックをどうも有難うございました(*^^*)
マキバオー熱いですよねええ!!!
皐月賞、ダービーはもちろんのこと、朝日杯、菅助くんの涙のムチや、函館山での特訓(の後の温泉シーン)など、どこをとっても泣けてくる名場面ばっかり。。。そんな中、私が一番好きなのは菊花賞です。秋になったら是非また紹介をお願いします!
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viviandpianoさんへ (読書日和)
2008-03-23 18:48:13
カスケードはたしかに、敵役なのに憎めないところがありましたね。
マキバオーと対照的で常にクールでしたが、たまに熱くなることもあって。。。
幾度もの名勝負を見せてくれました♪
三冠勝負の中ではこの皐月賞と日本ダービーで、マキバオー対カスケードが繰り広げられます。
ダービー編も読み返してみようかなと思います。
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めぐるさんへ (読書日和)
2008-03-23 18:54:51
朝日杯の涙のムチって、マキバオーでなく自分の足をムチで打った場面ですね。
あれは泣けました。
そして函館山での特訓の後の温泉シーン。
あの場面も、めぐるさんのコメントを見て思い出しました。
オブ調教師のエピソードがありましたね。

めぐるさんは菊花賞が一番好きなのですね
復活したアマゴワクチンと、チュウ兵衛の死を乗り越えたマキバオー、そしてそれ以外にも虎視眈々と優勝を狙うライバルたち…白熱した戦いでしたよね。
秋になったら菊花賞編もご紹介しますね
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