東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

山口産ウールを紡いで座布団を試作(9/14)

2022年07月22日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 双子に紡いだ毛糸を先日二つに分けました。その両方を使って毛糸布に編むつもりですが、編む前に藍染めしようと思います。一つは薄く、もう片方は濃く染めるつもりです。今回、薄く染めてみました。そのため、畑で栽培している藍を何本か抜いて、その生葉を千切り取りました。その千切った葉を使って染めます。いわゆる藍の生葉染めです。濃くは染めることはできませんが、薄くならばお手軽に染めることができます。
 なお、生葉藍染めは夏か秋にしかできませんが、藍の葉を乾燥した枯葉を使った藍染めは一年中できます。生葉を使った藍染めよりやや手順が多いですが、濃く染めることができます。こんどのコットンクラブで枯葉藍染めをしようと思います。

     畑で栽培している藍の葉をたくさん千切り、ミキサーで粉砕


 さて、千切ったたくさんの葉をミキサーに中に押し込み、水を入れます。そして、電源スイッチを入れて10秒位藍の生葉を粉砕します。粉砕された後、袋状にした薄い布に入れて濾して緑色に染まった水だけを取り出します。そして、その中に毛糸を数分浸します。最初は緑だった水が、だんだん紺色に変色してきます。頃合いをみて毛糸を取り出し、空気に触れさせます。その後、水で流すと染まったことが分かります。浸す~空気にさらす~水洗いを数度繰り返します。

  藍の葉を千切り取る   ミキサーで葉を粉砕   濾した藍汁に毛糸を浸す
  

 最後に水洗いすると、天日で自然乾燥します。濃くはありませんが、薄く染まります。この程度の藍染めでもなかなか良い色です。涼しげな良い色に染まりました。生葉染めは、薬品を使うことなく誰でも簡単に染めることができます。さて、もう片方の毛糸は藍の枯葉を使って濃く染めてみようと思います。手順を間違えず濃く染まるでしょうか。

   緑色からだんだん藍色に変色      涼し気な色に染まった毛糸
 

コメント
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