東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

柳井市上馬皿周辺の史跡巡りウォーキング下見(1/3)

2022年07月07日 | 歴史探訪他ウォーキング

 7月の史跡巡りウォーキング予定の柳井市上馬皿周辺を下見してきました。集合したのは柳井市上馬皿の石井ダム湖畔の駐車場です。平日のため駐車している車は我々だけでした。出発すると最初に石井ダムパークを歩きました。近年管理していないようで、草は生え水車などが朽ち果てていました。新しく何かを建築するのはたやすいのですが、何十年も維持することは並大抵の事ではありません。石井ダムパークを過ぎると、川下に向かって歩き出雲社の祠を見学しました。昔の古道沿いに安置されていました。続いて柳北小学校跡地に向かいました。校庭跡の広場が往時を忍ばせます。

      美人地蔵尊を過ぎてからのバス往還道脇の庭先の花を観賞


 柳北小学校は今下馬皿にありますが、柳北小,黒杭小,畑小が合併した時に今の場所に移動したそうです。昔の子供達は、川や山を越えて小学校に通っていたのでしょう。続いて、かつての柳北小跡地近くの上馬皿バス停に向かいました。バス停前には、小さなお店がありました。たまたま伊陸に向かうバスが走っていました。時間表を見ると1時間に1本程度のバスが走っているようでした。柳井~上関間と同じ程度の本数でした。まだまだバスを利用する方がいるのですね。

   石井ダムの堰堤    古道脇の出雲社の祠     柳北小学校跡地
  

 バス停のすぐ近くに本尊十一面観世音菩薩の祠がありました。そして、近くの坂道上に美人地蔵尊が安置されていました。由来によると、その昔とても美人な妻がいたのですが、運を悪く落馬して亡くなったそうです。その美人妻を弔ってこの地蔵さんが安置されたそうです。傍にその由来が書かれていました。農民ならば馬の手綱を引くことはあっても乗ることはありません。馬に乗るくらいなので、武士の妻だったのでしょう。

  バス停横の本尊十一面観世音菩薩      美人妻を弔う美人地蔵尊
 

  この美人地蔵尊はバス停前のお店のお婆さんが管理をしているようです。ただ、急坂なのでいつかはこのお地蔵様を世話できなくなるでしょう。次にお世話をする方がいるのでしょうか。地域が寂れてくるごとにお地蔵様もお世話をする人がいなくなります。そして、月日が経ちお地蔵様は打ち捨てられていきます。地域を見守ってきたお地蔵様が打ち捨てられるのは寂しいかぎりです。

      柳井市上馬皿周辺史跡巡りウォーキング下見コース

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