東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

さようなら、私の最後の職場

2012年03月31日 | イベント,行事

 まだまだ先だと思っていた私の退職日となりました。これまで、会社都合による退職などを経験しましたが、今回の退職で私の仕事は最後になりそうです。来月から、両親の介護が生活の中心となります。介護の合間をみて農業するつもりですので、介護があまり負担にならないようであれば農業で生計を立ててみようかと思います。野菜作り、稲作、果樹、竹林、林業と幅広いので大変になりそうですが、無理しない範囲でやってみようと思います。

   今回退職した病院の正面玄関        最後に勤めた病棟(2号館)
 

 退職日の仕事は、認知症患者さんの入浴担当でした。朝の引継ぎが終わると、入浴に必要な用具を持って浴室に行きました。そして、浴槽にお湯をはることから仕事を始めました。洗濯物をいれる袋、使用済みオムツを入れる袋、体をふくバスタオル、着替えのセット、シャワーの水温確認などを次々と終わらせて、患者さんが来るのを待ちました。患者さんが来ると、背中を洗ったり、お湯を流したりなどの支援をしました。11時過ぎに入浴支援作業が終わりました。

     入浴支援作業中の私、次の認知症患者さんを待つ間にちょっと休憩


 入浴が終わると、入浴室を片づけました。そして、次の入浴に備えての用具や衣服をそろえました。自分で衣服をそろえることができない患者さんは、その衣服をそろえてあげました。次回の入浴準備が終わると、職場の仲間達と昼食準備をしました。昼食準備が完了した11時半頃、私は数人と早昼休憩をとりました。

        一緒に入浴支援や昼食準備をした職場の仲間達


 病院の食堂で昼食をとった後、売店でコーヒーを購入して広場で出て休憩をとりました。広場を歩いていると、偶然に半年位前まで勤めていた別病棟の仲間達に出会いました。この病棟は7年位ずっと働いたので教育・指導した人もいます。一緒にツーリングを楽しんだ女の子もいました。近況について和気あいあいに楽しく談笑しました。

     私の両側二人は、私がプリセプター(教育・指導)をした女性


 午後4時頃に各病棟に挨拶周りをしました。挨拶周りをしていると、10年ほど前に退職した大手電機メーカーのことを思い出しました。この時は会社都合の退職でしたが、やはりお世話になった方々に挨拶周りをしました。その会社は30年位勤めたでしょうか、テレビやコンピュータの設計を担当したり、製造現場に行ったり、販売店を回ったりしていました。今回退職する病院の仕事とは異次元の仕事でした。

    時々寄ったデイケア施設        7年間通勤に使った中型バイク
 

 挨拶周りをしていると、思いがけず花束をいただいた職場がありました。ホームヘルパーを患者さんの家に派遣している職場です。病院内の仕事とは別に、ずっとホームヘルプの仕事も兼任していました。ホームヘルプ中に孤独死の発見をするなどいろいろ大変な思いをしましたが、思い起こせば貴重な経験をさせてもらったと思います。
 挨拶周りを終わって病棟職場に戻ると、みなさん全員が待っていてくれました。私がお別れの挨拶をすると、綺麗な花束をいただきました。うれしいことです。帰宅後に、いただいた花束を玄関に飾っていると、帰宅してきた家内が「よかったじゃない!」と言ってくれました。

         いただいた花束二つ、さっそく玄関に飾りました

コメント
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