東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

保護した伝書鳩、元気になり大空に帰る

2020年04月16日 | 生き物



 10日ほど前に保護した伝書鳩、大空に放つ日がやってきました。保護した当初は、胸骨を手で触れるほど体が細く痩せていました。最初に紅花の種子を与え、次に小麦の種子を与えました。さらに、鳩の好物であるトウモロコシの種子も与えました。三つ共、私が収穫したものです。保護してから10日後の今日、丸々とした健康体に回復し元気になりました。いなくなるのは寂しいですが、飼い主の元に返さなければなりません。放つと一気に飛びたち、南の空に去っていきました。

       解き放つと、南の空に向かって飛び去る


 鳩に詳しいY君の話では、保護した鳩は去年生まれたのではとのこと。足環で分かるようです。そして、初めて伝書鳩レースに出場したのではないかとのことでした。長距離のレースの場合、伝書鳩の能力差が顕著に表れるそうです。疲れたりすると、途中で舞い降りて餌を食べた後にレースに戻るようです。
 Y君によると、よその伝書鳩が厩舎入ってきたり、自分の鳩がよその厩舎に入ることが少なくないそうです。例えば、Y君の鳩が新潟県で見つかったことがあったそうです。また、沖縄県の鳩が自分の厩舎に入ったこともあったそうです。伝書鳩は、気楽に空を飛んでいるわけではないのですね。

 好物のトウモロコシ     体調回復を確認    元気になった鳩
  

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