東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

藍の花が咲き始める

2017年10月16日 | 花,野草

 今年は藍をたくさん栽培して葉を収穫しました。葉はすぐに乾燥したため、来春にでも藍染め用として発酵できそうです。これまでは、生葉をつかった藍染めしかできませんでしたが、来年からは一年中藍染めができそうです。ただ、今だに発酵の要領が分かりません。一度は成功したのですが、次からはどうも発酵がうまく進まないようなのです。私が考えるには、アルカリ性溶液と発酵のための養分のさじ加減か分からないのです。

     花が咲き始めた藍            この花の中に種が結実
 

 今年は1例だけ発酵が成功したため、来年は何とか常時発酵できるための要領を体得しようと思います。来年は大きめの瓶又は甕を使って試そうと思います。10年位まではただ腐らせればいいのかと思っていました。しかし、実際には溶液がアルカリ性で、かつ還元菌が発酵するための養分が必要のようです。いろいろ失敗しながら試そうと思います。溶媒によって色が微妙に変わるそうです。今さらながら、藍染めは奥が深いことに気が付かされました。

          全体に花が咲き始めた藍、今月には採種

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熟れたゴーヤを収穫して種取り

2017年10月15日 | 野菜:果菜

 春先に日陰用に植えたゴーヤが今、次々に実っています。10個位は実ったでしょうか。そして、黄色になっては落下しています。今回は、そのゴーヤの一つを種取りのため収穫しました。収穫したゴーヤの実は熟すと、下の方が黄色になってめくれるように裂けます。

          日陰用として育てたゴーヤ、次々に実っては落下


 その避けた穴に指を入れて引っ張りました。すると、パックリと二つに割れて真っ赤な種が出てきました。この真っ赤な種を取り出して乾燥することにしました。この乾燥した種を来年蒔こうと思っています。ところで、私は苦いゴーヤがどうしても好きになれません。せめて、ピーマンぐらいの苦さだったら食べられるのですが。

   裂けた実の下部     パックリと実を割る     真っ赤な種
  

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収穫した紅花の乾燥花びらを、染色用に前処理

2017年10月14日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 今では化学染料で簡単に糸や布を赤色に染めることができます。しかし、昔は紅花の乾燥した花びらを赤色の染色に使ってきたとのこと。青色は藍を栽培して染めていますので、今度は赤も自然な染料で染めてみたいと思いました。今年の夏、わずかですが紅花を育てて花びらを収穫しました。その乾燥した花びらを使って赤色の染めを試すことにしました。

           わずかな量ですが、乾燥した紅花の花びら


 紅花を使っての染めについてはまったくの素人です。資料をいろいろ調べてみた結果、花びらには黄色と赤色の染料が混じっているそうです。そのため、赤色を染料として使う場合は最初に黄色を洗い流すそうです。黄色を取り去った後に赤色を染料として使うようです。最初、その黄色を洗い流す工程を試してみました。

  水に入れた直後      水に入れて5分後      水に入れて1時間後
  

 黄色の成分を流し終わると赤色の成分が花びらに残るようです。赤色の成分は水には溶けにくいのでしょう。何度か黄色の成分を水で洗い出しました。そして、試しに白い布を浸してみました。すると、その布がうっすらと赤く染まっていました。今のところ赤と言うよりもピンクに近い色です。藍のブルーばかり見ていたので、そのピンク色がとても綺麗に見えました。

  黄色が抜けて赤色が濃くなる花びら       溶けだした黄色の成分
 

 実際には、アルカリ性や酸性の溶液を使って赤色だけの成分を抽出するようです。そして、糸や布を染めるようです。今年は失敗してもよいので、いろいろ試そうと思います。紅花の染色を試してみて、紅花が古代から珍重された理由が分かったような気がしました。

   薄い赤(ピンク)に染まった布       黄色を洗い流した紅花を乾燥
 

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クルミの収穫と前処置

2017年10月13日 | 樹木,果樹

 久しぶりにクルミの木を見上げると、だいぶ葉が落ちていました。たくさん実っていたクルミが少なくなっていました。落下したようです。残りわずかな樹上のクルミを収穫しました。枝を激しく揺らすと、次々にクルミが落ちてきました。そのクルミを集めました。

        だいぶ葉が落ちたクルミの木に残ったわずかな実


 実が落ちた場所は雑草が生い茂っていました。そのため、4個のクルミしか見つけることができませんでした。その貴重なクルミ、食べるための前処理をしました。前処理と言っても、実を土に埋めるだけです。冬の間に果肉が腐って、硬い実だけが残ります。2ヶ月後頃にその硬い実を掘り出して食べるのです。

     収穫した4個のクルミ        4個のクルミを土に埋める
 

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天高く背伸びサトウモロコシ、子供時代のわずかなおやつ

2017年10月12日 | 麦,穀類,雑穀

 春に種を蒔いたサトウモロコシが天に向かって背伸びしています。3mはあるでしようか。背伸びして手を伸ばしても手が届きません。先端には立派な穂が付いています。この穂が赤くなり始める頃、茎は最高に甘くなります。私の歯はすっかり衰えてしまいましたので、昔のようにはガシガシと茎を嚙むことはできません。しかし、歯を使って茎の皮を器用にむしれば、今でも芯の甘い汁にありつけます。サトウモロコシは昔、田布施周辺ではサトウキビと呼ばれてきました。それはそれは子供時代のわずかなおやつでした。

         天高く背伸びしたサトウモロコシの穂

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遅れた冬野菜の種まき

2017年10月11日 | 野菜:葉菜

 遅れていた冬野菜の種まきをしました。今がギリギリの蒔き時期ではないかと思います。種をまいたのは、小松菜、葉大根、カブ、京菜、大根、そしてパクチョイです。この中で一番成長が早いのが小松菜です。小松菜だけは、10月いっぱい種を蒔けるので時期をずらして種を蒔きます。

   冬野菜の種袋      小さな小松菜の種     芽生えたタマネギ
  

 先日苗作り用に種を蒔いていたタマネギが発芽していました。11月の植え替え時までには、直径が鉛筆程度に育てばと思います。今年は苗を買わなくてもよさそうです。その他、キャベツ、白菜、ニンニクなども順調に育っています。これから時々追肥しようと思います。野菜ではないのですが、和綿はそろそろおしまいです。緑綿と洋綿は収穫がピークなってきました。ハヤトウリの実がさっぱり成りません。葉は雑木を覆うほどに茂るのですが、そもそも花が咲かないのです。これから花が咲くのでしょうか?

          冬野菜を中心に、種をまいたり苗を植えたりした畑

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やれやれ、猫疲れした1日

2017年10月10日 | 生き物

 上関に住む知り合いから1つのメールが届きました。四階楼に捨て猫があったようで、もらい手がないかとの相談メールでした。捨てられた子猫は以前、母猫と一緒に道の駅あたりで餌をもらっていたとのこと。子猫が大きくなったので、母猫に捨てられたか巣立ちで別れたのではないかと思います。しかしながら、私の家には老猫のリンちゃんがいますので、おいそれと飼うわけにもいません。とりあえず、その子猫(雌らしい)の写真を撮影しに上関町に行きました。

            母猫に捨てられた?元気な子猫


 最初ミルクを飲むような幼猫かと思っていましたが健康で元気な子猫でした。私が手を差し出すと、挨拶がわりに軽く引っ掻いてきました。我家には猫が大嫌いな婆さんがいます。屋内に入れないとの約束でリンちゃんを飼っています。四階楼は貴重な国の重要文化財です。早くこの子猫には去ってもらわなればなりません。明日11日東京に帰り、16日に東京から戻ってきます。その時までに貰い手が決まっていると良いのですが。

  こちらを見つめる      数m離れて横に      くつろいだ仕草
  

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デモ用として使っている卓上織機を修理

2017年10月09日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 イベントなどで、織りのデモに使っている二つ折りにできる卓上織機がだいぶ傷んできました。普通の織機は分解・組み立てがとても困難です。そもそも持ち運びやすいようにはできていません。しかし、この織機は持ち運びやすいように二つ折りにできる便利な織機です。ただし、持ち運びしやすい反面筬などが使いにくい欠点があります。私はデモ用と割り切っています。今年の桜まつりでデモ用に使いました。

          デモ用としてたまにイベントで使う卓上織機


 故障個所は運搬時に織機を止める留め具です。二つ折りにした時に力がかかるようで、いくつかの部品が外れてしまいました。その部品は織機の底に落ちていました。部品一式を取り外して、部品をペンチで硬く留め直しました。溶接したら強度が上がると思います。再度壊れるようであれば、溶接しようと思います。

  壊れた上下の留め具     上の留め具を修理      下の留め具を修理
  

 留め具の修理が終わると、容易に二つ折りにできるかチェックしました。しばらく使っていなかったため、最初はうまく二つ折りにして閉じることができませんでした。特に筬の置き方によって閉まるときと閉まらない時があります。筬を正しい位置に置くと閉じることができました。修理した留め具もパッチンと止めることができました。この折りたたみ式の卓上織機は持ち運びしやすいので、屋外での織りのデモに重宝しています。

    二つ折り途中の卓上織機        閉じてカバン状になった織機
 

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田布施町 鱧まつりで、綿繰り・藍染め・織りなど体験コーナー

2017年10月08日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 2月の牡蠣まつりで、旧麻里府小学校跡体育館で織物などの手作り体験コーナーを設けました。今回の鱧まつりも同じようなコーナーを設けてみました。今年は綿繰りと藍染めを追加しました。ただ、今年は、スポーツ祭りと重なったり雨に降られたりして去年より少ない観客でした。しかしながら、のんびりと楽しく手作り体験をしてもらいました。お昼には美味しい鱧丼をいただきました。

            朝8時すぎに旧麻里府小学校跡地で準備


 今回は、畑で収穫した和綿と緑綿を持ち込みました。その綿には種があります。その綿から種を取り出してから糸を紡ぎ、藍染めして、手作り織機を使って織物を作るまでの一連の体験ができるようにしました。そのため、綿繰り器と藍染め体験できる藍壺を新たに追加しました。
 ところで、わざわざ倉敷からこのコーナーを見学しに来られた方がおられました。倉敷では、綿作りから始めて綿繰り、糸紡ぎ、織りなどを始めるそうです。市で予算化しているようですが、まだ体制が整っていないとのこと。そのパンフレットをいただきました。Gパンで有名なので、綿作りからGパンまで一貫してとの事かも知れません。このコーナーでいろいろ体験していただきました。緑綿の種などをさしあげました。

    綿繰りと藍染め      布を縛って絞り染め     綿繰りと糸紡ぎ
  

 今回は天候不順で何度か雨が降りました。天気予報では晴れだったのですが、念のため雨避け用のタープを用意していました。そのタープが役に立ちました。雨が降ればタープを張り、晴れればタープを外しました。ただ、タープを張る場所が悪かったため、紐を石柱,ポール,フェニックスの茎,溝などに結んで張りました。とは言え、一部の布や綿がわずかに濡れてしまいました。

          雨避けのためのタープを張った、手作り体験コーナー


 綿取り、綿繰り、糸紡ぎ、藍染め、織りなど、多種な体験コーナーでした。織り以外の体験はすべて私1人が担当しました。やはり、私だけでは目が回りました。それぞれにスタッフが付いていれば良かったのかな思いました。午後1時過ぎに体験コーナーを閉じました。片付けが終わると、近くにある喫茶Berry Berryに行き仲間達と楽しく談笑しました。思いがけなく取り立てのイチジクをいただきました。オーナー、ありがとうございました。

      ちえらるこコーナー          喫茶Berry Berryにて談笑
 

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畑脇の土手草を除草

2017年10月07日 | 草刈り,整地

 このところだいぶ涼しくなりました。そのため、農作業がとてもやりやすくなりました。真夏の猛暑でずっと草刈りできなかった畑脇土手の草刈りをしました。土手はサツマイモ畑に面しています。そのため、サツマイモの葉を誤って刈らないように葉を畳むようにして脇に避けました。

  サツマイモの葉が伸びた土手        サツマイモの葉を畳んで草刈り 

 サツマイモ畑脇の土手はにはカンナが植えてあります。カンナは花期が長いため秋になっても咲いています。霜が降って枯れるまで咲きます。土手を除草する時、雑草と一緒にカンナも刈らないように注意しました。しかし、誤って一株のカンナを根本から刈ってしまいました。サツマイモは11月初めに掘ろうと思います。その後、トラクターで耕して11月末には小麦の種まきをしようと思います。

            除草後の土手にまばらに咲くカンナ

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白菜の苗を植え付け

2017年10月06日 | 野菜:葉菜

 毎年、白菜は9月に種を蒔いて育ててきました。今年は、いろいろ忙しくて種を蒔く時間がありませんでした。そのため、初めて苗を購入して植え付ける事態となってしまいました。我家では、白菜を使って漬物を作ったり汁物にします。苗からの白菜栽培となってしまいましたが、今年も美味しい白菜漬けと汁物を食べることができそうです。

  耕運機で畑を耕耘      黒マルチを畝に敷く    白菜の苗を植え付け
  

 苗は事前に購入しておきました。三日前に植え付けしようと思っていたのですが、雨のため今回になってしまいました。明日再び雨が降るとの天気予報でした。そのため、大急ぎで苗を植え付けしました。我家は2人なので、たくさんの白菜はいりません。五つほど苗を植え付けました。さて、美味しい白菜が収穫できるでしょうか。

          苗を植え付けした後、寒冷紗を被覆

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周防大島 文殊堂~文殊山~嘉納山~源明山ウォーキングの下見(2/2)

2017年10月05日 | 歴史探訪他ウォーキング

 文殊山頂上で1時間程度休憩したでしょうか。休憩が終わった頃、急に周りが慌ただしくなりました。高校生3人が文殊山に走るようにやってきたのです。それに続いて古老が1人やって来ました。その古老に話を聞くと、埼玉県の高校生が修学旅行で周防大島に来たとのこと。海が無い県のため、周りを海に囲まれている周防大島に漁業体験などをするために来たそうです。その古老は、たまたま高校生3人を受け持ったのだそうです。へえー、今の修学旅行は体験主体になっているのですね。

  文殊山から西の方角を見下ろして     文殊山から北西の方角を見下ろして
 

 のんびりお昼休憩をしたため、すっかり時間が過ぎてしまいました。急いで嘉納山に行きました。途中の林道まで、高校生3人や古老と一緒に歩きました。林道脇に車が駐車してあり、彼らはこの車で下山するようでした。彼らと別れると、嘉納山に向かってもくもくと歩きました。すれ違う人は誰もいませんでした。

    敵を防ぐ防塁跡      峰に突き出た岩     文殊山と嘉納山の中間点
  

 歩いていると、尾根に沿うように石が積んであることに気が付きました。立札を読むと、敵を防ぐための防塁跡のようです。獣避けとは書いてないため、やはり大島口の戦いでの防塁跡でしょうか。ただ防塁にしては低すぎます。銃を構えて低い姿勢を保ちながら敵を待ち伏せる防塁だったのではないかと思われます。戦い後150年の間に崩れて低くなったようです。田布施の専福寺から出陣した第2奇兵隊員は、周防大島を守るためこの防塁周辺を行き来したのでしょう。

             1時間程度尾根道を歩いて嘉納山に到着


 尾根道は歩きやすいのですが、ほとんどが林の中を通っています。そのため展望はありませんでした。途中1ヵ所だけ木製の長椅子が置かれていました、しかし朽ちていました。歩きやすい尾根道を1時間程度どんどん歩くと嘉納山に着きました。文殊山よりは展望はありませんでした。嘉納山山頂で少し休憩しました。予定では嘉納山からさらに源明山に行くことにしていましたが、時間が過ぎていたので文殊山に引き返すことにしました。

 深い杉林の尾根道      林道を文殊堂に向かう    駐車場に到着
  

 文殊山に引き返す途中で、高校生3人と古老と別れた林道に出ました。同じ道を戻らないで、林道を通って文殊堂の駐車場まで戻ることにしました。しかしながら、行けども行けども文殊堂に着きません。1時間位林道を歩いたでしょうか。後でGPSで歩いたルートを確認すると、だいぶ無駄に大回りしていました。文殊山に戻った方が短い時間で戻れたようです。
 下見ウォーキングに参加された方々、お疲れ様でした。10月は紅葉シーズンのため、この文殊堂周辺は混むそうです。そのため、駐車できない事態も考えられます。そのため、今回は変則ですが23日(月)にウォーキングすることにしました。

     今回下見ウォーキングした、文殊堂~文殊山~嘉納山周辺コース

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少年少女発明クラブ 中国ブロック合同研修会

2017年10月04日 | イベント,行事

 中国地方5県の少年少女発明クラブの合同研修会が山口市でありました。合同研修会は担当県が毎年変わり、今年は山口県が幹事でした。事例発表二つのうちの一つとして、私は田布施町少年少女発明クラブの活動内容を発表しました。パワーポイントを使った発表は、定年前に会社や病院で何度か発表して以来です。パワーポイントの操作を思い出しながら発表資料を作りました。

山口市のとある発表会場     配られた各種資料     挨拶や連絡事項
  

 思い起こせば、私が会社に入った頃の発表では紙を使っていました。スライドを使うこともありました。一つの発表が終わるごとに紙をめくっていました。会場の後ろの方の人は、遠くて紙上の字が見えないため双眼鏡を使って見ていたこともありました。そのうち紙ではなくOHPで発表するようになりました。透明なビニールに文字や図形を印刷して投影するのです。これならば後方の人も見えます。その後、パワーポイントなどパソコンソフトを使った発表に代わってきました。この40年間、発表方法がずいぶん進歩してきたものです。OHP装置は歴史遺産として博物館に陳列していいかも知れません。

       田布施町少年少女発明クラブの活動内容を発表 


 次に「特別公演「科学工作の実施について」があり、続いて実技研修がありました。「モーターを使った鉄棒体操選手」を手順にのっとり作りました。いかに安く工作材料を手に入れるかなどの勉強になりました。ところで、少年少女発明クラブのチャレンジ創造コンテストで田布施町が全国大会(11月末)に出場できることになりました。今月6日までに出場登録しなければなりませんが、登録しない理由はありません。私も付き添い指導員の一人として東京に行こうと思います。

    制作途中の鉄棒体操選手          完成した鉄棒体操選手
 

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周防大島 文殊堂~文殊山~嘉納山~源明山ウォーキングの下見(1/2)

2017年10月03日 | 歴史探訪他ウォーキング

 10月の史跡巡り健康ウォーキングは、今年の計画通り周防大島の文珠山・嘉納山・源明山です。そのための下見に行ってきました。車1台がやっと通過できるほどの狭い山道を行きます。行ったのが日曜日でしたので、混んでいるかと思っていましたがなんとかセーフでした。

        大同元年(806年)建立の文殊堂、日本の三大文殊堂の一つ


 文殊堂の駐車場は6台位が限度だと思います。到着するとすでに2台の車が駐車していました。駐車場を降りると、文殊堂まで歩きました。歩くコースは二つあります。昔からある石段の道と車道です。楽な車道を歩いて文殊堂に行きました。文殊堂に着くと、少し休憩してお堂を見学しました。文殊堂は大同元年(806年)建立とのことです。田布施や柳井では8~9世紀に建立された神社が少なくありません。文殊度はそれらの神社と同じかそれよりも古く建てられたことになります。

   長い石段を登る        巨岩を後に        歩きやすい落ち葉道
  

 ところで、7世紀末までは古墳が多く作られていました。ところが、8世紀頃になると古墳作りがビタリと止んで、代わって神社や寺が建立されるようになります。当時の大和朝廷の影響があったのだと思います。文殊堂の周りには巨岩がいくつかあり、その下をくぐることができます。巨岩の近くに岸信介書の石碑「文殊菩薩護持之碑」がありました。こんなところで岸信介書の石碑に巡り合えるとは思ってもみませんでした。

      文殊山頂上に到着             文殊山頂上の石柱
 

 文殊堂の周りをいくつか見学し終わると、さっそく文殊山に登りました。最初に50段位の石段を登り、落ち葉が敷き詰められたような山道をどんどん登りました。道は意外に広く人と容易にすれ違うことができる道幅です。その道をどんどん登っていると、頂上に着きました。

          文殊山頂上にシートを広げてお昼休憩


 頂上には立派な展望台があります。その展望台に上ると、360度の絶景を楽しむことができます。北西方面を見下ろすと、遠くから手前にかけて、田布施、柳井、琴石山、大畠、銭壺山、大島大橋などが眼下に見えました。今回はやや曇り空でしたが、快晴の天気であればもっと絶景が広がっているはずです。360度の絶景を楽しんだ後、文殊山の頂上にシートを広げて昼食休憩をとりました。

      今回下見ウォーキングした、文殊堂~文殊山~嘉納山周辺コース
みち

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田布施町 竹部~御蔵戸ウォーキング(3/3)

2017年10月02日 | 歴史探訪他ウォーキング

 大田資直の石碑を過ぎると、しばらく竹林の中を歩きました。しばらく歩くと、道が開けて舗装道路に出ました。その道路を北に向かうと、後井古墳入口に着きました。私は何度もこの古墳に行きましたが、まだ行ったことがない方のためにこの後井古墳に行きました。後井古墳について説明した後、懐中電気を点けて石室内に入りました。山口県一の広さを誇る石室です。

  後井古墳に向かう     後井古墳石室入口     石室内を見学
  

 後井古墳を出ると、田布施苑近くの道路を通って御蔵戸に向かいました。御蔵戸に入って最初に見学したのは地蔵様です。近所の人がお世話しているのでしょう綺麗に掃除してありました。続いて、御蔵戸古墳に向かいました。この古墳は数年前は竹藪に覆われて行くことが困難でしたが、今は草が刈ってあり、数年前よりは行きやすくなりました。この古墳に行く途中、土手を歩いていると地中に巣を作るハチが何匹か出てました。そのため、全員が御蔵戸古墳に行くことはできませんでした。

  御蔵戸のお地蔵様      御蔵戸古墳       石室内から外を見て
  

 周りが竹藪で覆われた御蔵戸古墳の石室内に入ってみました。石室内はだいぶ土で埋まっていました。そのため、石室の奥を見ることができませんでした。御蔵戸古墳を見終わって、改めて周りの田んぼを見るとだいぶ稲が実っていました。一部の田んぼは稲刈りが始まっていました。刈り取った稲は、竹の棒にはさ掛けされて天日干しの最中でした。

            御蔵戸古墳前に広がる田んぼは稲刈り中


 次に御蔵戸稲荷社に行きました。御蔵戸古墳を出て、50m位の場所にある山道を登りました。これまた、竹に占領された山でした。山道をしばらく登ると御蔵戸稲荷社に着きました。ここで少し休憩しました。稲荷社の中を見渡すと、大きな提灯が置いてありました。かつてはこの提灯を灯すほどのお祭りが行われていたに違いありません。今は、朽ちて崩れ落ちるのを待つだけのお社です。

 御蔵戸稲荷社に向かう   朽ちるのを待つ稲荷社    恩師邸でM先生に会う
  

 崩れ落ちそうな御蔵戸稲荷社に別れを告げて、小学生時代に担任だった恩師邸に向かって山道を降りました。呼び鈴を鳴らすと、恩師の松根先生が出てこられました。そして、先生と楽しく談笑しました。今回のウォーキング参加者の中に、恩師に教わった方が5~6人いました。そのほとんどを先生は覚えていました。私は相当ないたずらっ子だったのでしょう、よく覚えているとのことでした。私が3年生の頃でした。女の子をいじめていたのを恩師に見つかり、羽交い絞めにされて校長室まで連れていかれたことがありました。また、よく教室を脱出していました。当時の私は、体が弱かったこともあり何か言い知れぬストレスをかかえていたのでしょう。私のように、手がかかった生徒ほどよく覚えているとのことでした。

          ウォーキングを終え、スイートメモリーで休憩


 恩師に別れを告げると、スタート地点の田布施町交流館に向かいました。疲れた何人かは、あいさつ橋の袂にある喫茶スイートメモリーに入って休憩しました。今回のウォーキングに参加された方々、お疲れ様でした。
 来月は周防大島の文珠山・嘉納山・源明山を歩きます。最初に歩く文珠山は紅葉と360°の絶景を楽しむことができます。紅葉シーズン中は山道が車で混むとのことで、変則ですが23日(月)を予定しています。

        今回歩いた竹部~御蔵戸のウォーキングコース

 

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