東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

今年もリネンの花が満開、どのようにして繊維を取るか試行

2019年05月11日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 今年もリネンの紫色の綺麗な花が咲き始めました。去年も花が咲いたのですが、種を取っただけで繊維は取れずじまいでした。麻のように茎をからからに乾かして繊維を取るのかと思っていました。しかし、カラカラに乾かすと茎がカチカチに硬くて繊維どころではありませんでした。茎と一緒に繊維ががバラバラになるのです。そこで、カラムシのように青茎を水に浸して柔らかくして繊維が取れないか試してみようと思います。なお、青い茎は曲がりますが折れません。青いままでも紐にならにできそうです。

            今年も咲いたリネンの青く清楚な花


 ところでリネンの栽培方法ですが、春に種をまくよりも秋に種をまいた方が生育が良いようです。冬の間、背がまったく伸びません。ところが、暖かくなる3月頃から急に背が伸びてきます。気が付いたのですが、リネンはほとんど分げつしないのですね。そのため、株間を気にしないで、どんどん密に種をまいて良さそうです。その方が収量が多そうです。

  たくさん咲いた花   分げつしないリネンの茎    花びらが散り種に
  

 さて、リネンの青い茎を何本か収穫してみました。そして、束ねて水に浸けてみました。浸ける期間がさっぱり分からないため、2週間ほど浸けてみようと思います。2週間ほど浸けていれば、少し腐って?繊維がバラバラになるのではないかと思います。濡れたまま叩いた方がよいのか、乾かして叩いた方がよいのか色々試してみようと思います。叩くのではなく剥ぐのかも知れません。さて、どんな繊維が取れるのでしょうか、それとも今年も失敗するでしょうか。

    収穫した青くまっすぐな茎      水に浸けたリネンの青茎
 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 染料用にインド藍を試しに種まき | トップ | 綿の種まき、藍とサツマイモ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

綿栽培,糸つむぎ,織り,染色」カテゴリの最新記事