東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

猫ちぐら(ほぼろ版)を試作(8/9) 三角錐状の屋根完成

2023年02月27日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 ようやく、猫ちぐら(ほぼろ版)の屋根が完成しました。猫ちぐらを床に置くと、屋根部が目に入ります。そのため、屋根をデザイン良く編み込む必要があります。雑にはできません。そのため、屋根の頂上を綺麗に蜘蛛の巣編みしました。網目模様が浮き出るように藍染めした紐を使いました。そして、どの方向から見ても綺麗なように回転対称に編んでみました。次回、丸い底部と合体させ、屋根スロープの上に猫耳を取り付ければようやく完成となります。

    屋根の頂上は、どこから見下ろしても回転対称な蜘蛛の巣編み


 さて、屋根をなめらかなスロープにするためには工夫が必要です。一つ目の工夫は、側面のわら束四つを一つに縛って窄めます。そして、屋根の頂上に近づくごとに径が小さくなるようにします。二つ目の工夫は、屋根部がぴったり収まるようにわら先を切りそろえます。屋根の頂上が尖りすぎないように調整しながら編み進みます。一方で、屋根の頂上中心が回転対称になるように束ねます。

 屋根頂上周りを束ねる   5cmをキープして収束    頂上周辺を一周
  

 最後に屋根部分を蜘蛛の巣編みして塞ぎました。三束ごとに横糸をぐるりと張ります。一周すると、屋根の頂上に向けてさらに横糸を重ねて張ります。遠くから見ると、蜘蛛の巣状に紐を張ったように見えます。蜘蛛の巣が回転対称形をしているように、猫ちぐらの屋根の頂上も同じように編みました。猫ちぐら(ほぼろ版)完成まであともう少しです。 

   屋根の頂上を囲む輪が完成       蜘蛛の巣編みに取り掛かる
 

コメント
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